地域包括ケアに対する雑感。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

地域包括ケアの本格推進が徐々に近づく
につれ、

“ボランティア”

“高齢者の社会参加”

という言葉が今まで以上に聞かれるように
なってきましたね。

既に行動力のある自治体や情報感度が高い
自治体では、

“高齢者が社会的役割をもつことにより、
生きがいや介護予防にもつながる”

という大命題のもと、

“如何にしてボランティアを養成するか”

“如何にして元気高齢者の社会参加が促進
される仕組みをつくるか”

というテーマを掲げ、

様々な試行錯誤が既に展開されているよう
です。

私自身、上記テーマは、

地域包括ケアの実現にはなくてはならない
切り口だと思っていますし、

その意味では是非、

様々な自治体、様々な団体が

“トライアンドエラー”

を繰り返すことで英知を結集し、

日本のあちこちでそのような活動が

“当たり前のもの”

として浸透すればいいなぁ、

と、期待を持って注視しています。

ただ、その一方で、

“ボランティア”

“無償(or低コスト)の労働力”

“責任の伴わない労働”

というように勘違いしている方々が多い
ようにも感じる日本社会において、

果たしてこれらの動きを

“核”

として地域包括ケアの街づくりが展開できる
のか?

と考えると、

正直、多数の

“?”

と不安が頭をよぎるのも事実です。
※現時点での私見ですので、もし、私の
見識不足であればどなたかご指摘下さい^^

私は、個人的には、このような

“ボランティア”

“高齢者の社会参加”

の動きと共に、やはり、

我々のような民間営利企業も、

この変革期を

“ビジネスチャンス”

と捉え、

自社のビジネスプロセスの一貫として、

地域包括ケアに貢献できるスキームを
もっと柔軟に考えてみる必要もあるの
ではないか、

と思っています。

例えば、既に展開されている動きとして、

地域のコンビニエンスストアや地域密着の
スーパー。

自ら直営で移動販売車を走らせたり、

宅配業者との連携体制を構築しつつ、

団地や公園等で定時巡回販売、

もしくは高齢者宅へ直接届けるサービスを
始めている会社も既に出てきています。

中にはその際の様子を地域の社会福祉協議会
に報告する仕組みをつくることで、

厚生労働省の安心生活創造事業の助成事業と
して認定されている事例もあるようです。

もしくは、残念ながら発起した会社は別部門の
事業の失敗で倒産してしまったようですが(汗)、

“富山の置き薬”

のビジネスモデルにヒントを得た某食品メーカー
が高齢者向けにレトルト食品を開発、

契約した家庭に高齢者向けの適量サイズの
レトルト食品を約50品目、

箱型のケース(おかず箱)にいれて配置。

事業者が週1回程度、各家庭を訪問し、

集金と食品の補充を行いながら、

ひとり暮らしの高齢者の様子見なども含めた
安否確認を実施する、

なんていう取り組みもありました。

このような先行事例をヒントにしつつ、

“さて、自社として何か出来る事は
ないだろうか?”

と頭をひねってみると、、

自社の理念の、

現状とは異なる具現化の切り口としての
新たなサービスアイデアが浮かんできたり、

もしくは既存事業のサービス提供プロセスを
革新させるプランが浮かんできたり等、

今以上の成長・ブレイクスルーにつながる発想が
出てくるかもしれません。

また、その部分、その部門だけ捉えると事業的には
赤字になるものの、

その活動が行っているが故に企業としての

“幅”

“総合力”

“信頼感”

が高まり、結果的に利益獲得に貢献する、

というモデルも構築できるかもしれません。

一般の企業で言うところの

“損して得取れ”

“販売促進”

“レバレッジ(=てこの原理)”

的な感覚・発想ですね。

いずれにせよ、地域包括ケアの展開は正に

“これから”

であり、

だからこそ、新しい発想のもと、

自由に様々な絵を描けるチャンスがあるのでは
ないか、

と個人的には感じています。

営利だとか非営利だとかに関係なく、

民間企業だ、公的団体だ、

等の枠組みにとらわれることなく、

自由な発想で、かつ、私の場合は

“ビジネス”

としてのこだわりを持ちつつ、

“豊かな超高齢社会づくり”

に参画していきたいものです。

そう考えると、何だか未来が楽しくなって
きませんか(笑)?

どうせ来る未来ならオドオドせずに、

様々な発想、柔軟なアイデアで、

自社の未来を切り拓いていきたい
ものですね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は午後から東京都内でセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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