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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先日、神戸でセミナーを行ったあと、
久しぶりに、学生時代から通っている
喫茶店に立ち寄りました。
名前は、「茜屋珈琲店」。
ここのコーヒーとケーキは、今も昔も
変わらず“絶品”です(笑)。
私が初めてこの店に立ち寄ったのは
大学時代ですが、
20年以上の月日が経っても、お店の
雰囲気・珈琲の味など、一つ一つの
ものに対するこだわりの深さは今も
何一つ変わりません。
そんな話をしていると、3代目にあたる
マスターが、1冊の古い雑誌を見せて
くれました。
そこには、茜屋珈琲店のこだわりに
ついて取り上げられた記事が載って
いたのですが、
えらく古い雑誌だなぁ、と思い、日付を
見ると、なんと、1970年の3月!!
私が生まれる4か月前の雑誌です(笑)。
その頃から何一つ変わらないこだわりの
中で、今もお店が存続しています。
こういうお店を見ると、
「差別化って本当はこういうことを言う
んだろうな。」
などとつくづく考えてしまいます。
よく、コンサルタントという類の人間達は、
「他社との差別化を図りましょう」
という言葉のもと、様々な新しい切り口を
提案したりしてきます。
確かに、企業として、新しいことにどんどん
取り組むことも大事ですし、
飛び道具的に奇抜なイベントを開催したり
することも、時には必要なのかもしれません。
でも、それって、実は、極めて表面的なレベル、
極めて浅いレベルでしか事業を捉えられていない
場合もあるのかなぁ、
などと感じることがあります。
本当の差別化って、
この茜屋珈琲店のように、
自社のど真ん中の商品、ど真ん中のサービス
、そして、ど真ん中の顧客に対して徹底的に
こだわり抜く、その“深さ”から生まれるもの
だと思うのです。
そして、その“深さ”が、顧客の驚きや共感、
感動につながり、
誰もマネできない“オンリー1”になっていく
のだな、とつくづく思います。
私たち介護の仕事もそうですよね。
自分たちのど真ん中のサービス、ど真ん中の
ご利用者に対し、徹底的にこだわり抜くその
“深さ”が、最終的にその会社の最も大きな
財産となり、結果として“差別化”につながり
ます。
“競合するな”
昔、ある経営者から教わった言葉です。
“競合”という発想は、同じようなサービスを
提供している同業他社を意識することから出てくる
言葉です。
確かに企業は他社との競い合いだ、という側面も
否めなくはないですが、
そこには最も大事な“志”や“顧客”という視点が
抜け落ちている場合もあります。
勿論、事業として、他者との差別化を今すぐ図りたい、
と考える気持もよく理解出来ます。
しかし、本当の差別化って、実は、長い年月の中で
しか築くことが出来ないものなのかもしれません。
当たり前のことに対し、飽きることなく、どれだけ
深掘りし続けることができるか?
そんなことを考えると、
私も含めて世の中の企業の多くは、
まだまだ“浅い”と言わざるを得ないのかも
しれませんね(苦笑)。
うまくは言えないのですが、美味しい珈琲と
ケーキを食べながら、ふと、そんなことが頭を
よぎった一時でした。
皆さんはどう思われますか?
何かのお役に立てれば幸いです。
今日も大阪で、介護特化社労士の先生方への
適正運営・コンプライアンスに関する研修です。
実地指導対策のためのスキルを身につける、
などという“浅い”レベルの話ではなく、
適正運営・コンプライアンスに基づく、介護の
“本質”“深さ”を含めてお伝えできるように
頑張りたいと思います!
では、今日も1日、お互いに頑張りましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3
ザ・グランドビューオオサカ1602
メール:info@cb-tag.net
URL:http://cb-tag.net/
TEL :06-6306-6567
FAX:06-6306-6568
~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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