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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先日、都心で、ある介護事業経営者
(A氏)と打合せをするために、
“サンマルクカフェ”
という喫茶店に入りました。
ゆったりとしたソファ椅子に、
美味しい焼きたてパン。
さすが、サンマルクがつくるだけの
ことはある、
と話をしていた時に、
A氏は何気なく、次のような発言を
されました。
“きっと、スターバックスとかタリーズ
を意識してつくったお店なんでしょうね”
前々々職(要するに3つ前です^^)で
深く関わっていた外食関連の話題だった
からでしょうか、
その言葉に敏感に反応した私は、
“いや、違いますよ”
と即答してしまいました(笑)。
驚いた顔をされたA氏は、不思議そうな
顔で苦笑しつつ、
私を見ながら更に言葉を続けます。
“違うって、、、(笑)原田さん、
何でそんなこと知ってるんですか?”
あまりの即答だったからでしょう、
驚かれたのも無理はありませんが(笑)、
確かに私は知っています。
今から10年以上前、
外食事業のFC展開に関わっていた私は、
サンマルクという会社に興味を持ち、
この会社の事業戦略について色々と勉強
した事があります。
同社は既にあちこちで広がり、
一定の規模に達した感のある外食ビジネス
市場に焦点を絞り、
その市場に向けて
“差別化”
された業態を投入することで、
新しい満足をクリエイトする、
という明快な戦略を採っています。
例えば、メイン業態のサンマルク。
この業態は、ファミリーレストランが
乱立し、
ほぼファミレスマーケットが飽和した、
という状況の中、
“ワンクラス上の食事・空間を提供する”
という価値創造を目指し、
大成功を収めました。
既にお分かりの方も多いと思いますが、
この戦略のポイントは、
新たな市場(顧客)をゼロから創造する、
という大胆、かつ高リスクな発想ではなく、
既に成熟した市場(=顧客がいる)に対し、
今までにない切り口、今までにない価値の
モデルを投入することで
既存顧客の支持を取り込む、という、
“手堅い”
“低リスク”
の発想に基づいている、
ということです。
では、その観点に基づいた場合、
サンマルクカフェはどの市場、
どのお店の差別化業態として
つくられたか?
答は、
低価格カフェ市場のトップランナー、
“ドトール”
だそうです。
スターバックスのような、
既にプレミアム感が漂う業態に対抗
して、
“新たな価値創造”
を目論むよりも、
ドトールのような低価格モデルを
意識しつつ、
“新たな価値創造”
を考案した方が、
サンマルクという会社の性格からすると
やりやすかったのでしょう。
さて、翻って、この話、
何も外食産業に限ってあてはまるもの
ではありません。
我々介護業界にも十分あてはまる話では
ないか、
と私は思っています。
事実、私はよく、異業種からの介護業界参入
セミナーでこんな話をします。
“全く新たなモデルの構築を検討するのも
面白いかもしれませんが、
新規参入、業界未経験、ということを念頭に
置くと、
既に市場で一定の評価を得ているモデルを
ベースに、
そこに自社らしい価値、自社らしいエッセンス
を加えることで差別化を検討する、
というアイデアも悪くない、
いや、むしろ、そちらの方が手堅いし適切
かもしれませんよ”
今後、保険内外を含め、
サービスのバリエーションが拡がる可能性が
益々高まる中、
私たち介護経営者としては、
こんな発想を頭の片隅に置いておいても悪くは
ないかもしれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は午前中から都内で打ち合わせ&デスク
ワーク。
夜は、8年ぶりに、前職でお世話になった
会社の社長と食事です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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