——————————————————————–
介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
——————————————————————–
本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
また、もし宜しければ、是非、メルマガの読者様をご紹介下さい!
真面目で一生懸命な医療・介護事業者様や、介護に携わる
方々との輪を拡げていくことが出来ればとても嬉しく思います。
読者登録は、こちらのURLから可能です。
↓
http://cb-tag.net/melma_regist.php
——————————————————————–
おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
2009年の1月。
今から5年以上前の、
本当に寒い、ある冬の日の夕方のこと
です。
私は自宅最寄りのJR三鷹駅前で、
若い女性たちが署名活動をする姿に
遭遇しました。
「お願いします」
と声をかけられたので、
「何の署名ですか?」
と尋ねると……。
「私たち、介護の仕事をしています」
ビックリしました。
私の立場からすれば、話を聞かない
わけにはいきません。
「介護の現場には十分なお金がまわって
きません。
そのため、いつまでたっても自分たちの
お給料も上がらないんです!」
何とかしたいので署名を集めて、
名簿を提出して国を動かしたいと
言うのです。
「お願いします!協力してください!」
ぐいっと名簿を差し出されました。
しかし、私はどうしてもサインをする
ことが出来ませんでした。
何故か?
申し訳ないと思いながらも、
「恥ずかしさ」
が先に立ったからです。
署名運動をする彼女たちが恥ずかしい
のではありません。
自分自身に対してです。
もし、この女性がわが社の社員だったら?
と思うと、経営者の立場として、
とても恥ずかしい気分になったのです。
当然ですが、彼女たちは何も悪くありません。
嘘偽りのない、心からの訴えなのだと
思います。
結婚をし、出産や老後などを考えれば、
今の所得では経済的に生活が不安という
理由で辞めざるを得ない社員がいる、
という実態も確かに存在しています。
その意味では、
様々な観点から行政にもっと働きかけなけ
ればいけない部分も確かにあるでしょう。
でも、それと同時に、
私たち介護事業経営者は、
果たしてどれだけのことができている
のだろう?
全力で、もう何も打つ手がないぐらい
までに力を出し切っているだろうか?
と考えた時、
私は大きな疑問と共に、自らに対して
「恥ずかしさ」
を覚えたのです。
どのように付加価値を高め、今以上に
ご利用者を増やし、
収益を上げ、
社員の給与を含めた処遇を改善して
いけるか?
それらを考え、行動しなければならない
一番の急先鋒は国ではなく、
私たち経営者であるはずです。
「署名をお願いします!」
また彼女が私に名簿を差し出します。
「ごめんなさい。急いでますので……」
悪いな、と思い口に出てしまいましたが、
急がねばならない用事など何もありません。
立ち止まって話を聞いているにも関わらず
「急いでます」
は何か変だよなぁ、
と自分自身に突っ込みながらも(笑)、
でも、どうしてもサインはできなかった
のです。
私たち経営者にとって介護社員は、
言うなれば、
“家族”
のような存在でしょう。
ここで出会った光景は、その家族が、
「家が貧しいのです。どうか助けてください!」
と泣いているようなものでした。
私は介護事業経営者であると同時に、
介護事業経営者をサポートするコンサル
タントでもあります。
彼女たちの問題を解決するためには、
署名ではなく、
もっと他の方法があるはずです。
講演活動で全国をまわりながら強く
感じるのですが、
介護事業経営者は本当によく頑張って
おられます。
にも関わらず、業績に苦しみ、人財に
苦しみ、
ため息をついている方が大変多いのも
事実です。
少しでも、そんな方々の役に立てない
だろうか?
私という人間が、介護業界全体の
“活性化”
“元気化”
に貢献できないだろうか?
そんな想いで、今の仕事に就かせて
いただいています。
突然、何を言い出すのかと思われた方も
いらっしゃるかと思います、
大変申し訳ございません(笑)。
法改正の情報に戦々恐々とされる方が
多い中、
同時に、
自社のデイサービスの今と未来を
見つめる中、
何故か、あらためてこの時の想いが蘇り、
ふと、お伝えしたくなった次第です。
経営者、経営幹部の皆様。
我々が頑張らないと、
何も変わりません。
我々が素直になり、成長しないと、
何も変わらないどころか、
組織は後退するだけです。
是非、ひっくり返るぐらい前を
向いて、
互いに切磋琢磨し合いながら、
共に頑張ってまいりましょう!
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は午前中はデスクワーク。
午後から東京で打ち合わせが続きます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
暑くなったり寒くなったり、何だか変な
天気ですが(笑)、
身体にはくれぐれもお気を付け下さいね。
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!
↓
http://www.cb-tag.co.jp/blog-harada/
——————————————————————–
原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
好評発売中!ご照会はこちらから
↓
http://www.cb-tag.co.jp/aboutus/books.php
——————————————————————–
CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3
ザ・グランドビューオオサカ1602
メール:info@cb-tag.net
URL:http://www.cb-tag.co.jp/
TEL :06-6306-6567
FAX:06-6306-6568
~Visionary CareCompany~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
——————————————————————–
※このメールに書かれた内容の無断転載、無断複製については、原則OKと
します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
——————————————————————–