”介護離職”の記事を読んで感じた事。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先週の日経産業新聞に、

“家族の介護、どう向き合うか”

というテーマで、枠は小さいながらも、

とても考えさせられる記事が載って
いましたね。

内容は、次のものでした。

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2万3千人―。

2012年に介護を理由に会社を辞めた
男性の数だ。

助成が8万9千人と圧倒的に多いが、

10年前からの増加率を見ると女性が
わずか1割増なのに対し、

男性が6割増となった。

「仕事と介護との両立を中高年男性が
当事者として考える時代に来ている
(ニッセイ基礎研究所土堤内昭雄主任研究員)」

なぜ、男性の介護負担が増えているのか。

その理由はいくつかありそうだ。

厚生労働省の調査では、

介護をする人が

“子の配偶者”

と回答した人の割合が01年度の22%から
10年度には15%と7ポイント低下した。

「女性の就業率の上昇もあり、仕事を持つ
妻が親の介護まで手が回らなくなっている
のではないか(土堤内氏)」

さらに男性の生涯未婚率の割合
(50歳時点で一度も結婚したことがない
人の割合)

も10年間で7~8ポイント上昇し、

20%に増えた。

親の介護が必要になった時どう向き合う
かが課題だ。

00年に介護保険制度が始まり、

事業者の訪問介護屋デイサービスにより
家族介護の負担は軽減されてきた。

それでも親の介護を気にしなくて済む
わけではない。

企業の取り組みにも期待したい。

土堤内氏は先ず、

「中高年の男性は介護保険サービスを
最大限に有効活用すべきだ」

と指摘、

さらに企業は柔軟に働ける仕組みを整備し、

社員に配慮した制度づくりに積極的に取り組む
べきとする。

介護離職を食い止める知恵が企業に求められる
次代になってきた(後藤健)

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・・・・・・・・・・

以前、建設系の事業を長年営むことで
着実な基盤を築いてきた、

とある郊外都市の地域密着企業の経営者と
お話させていただいた際、

“社員の家族に要介護者が生まれた場合、

福利厚生の一環として、休暇は勿論、

費用面での補助等を仕組み化してはどうか”

ということを提案し、

受け入れていただいたことを、ふと、思い出し
ました。

企業は企業として、

“介護離職”

というテーマは、

今後、ますます重要になってくることは
間違いないでしょう。

しかし、同時に、

“介護のプロ”

である我々にも、もっと出来ることが
あるのではないか、

と思えてなりません。

社会保障財政の未来を考えた場合、

“自立支援”

を標榜する介護保険の範囲において、

“レスパイトケア”

に回せる財源が益々厳しくなる、

ということは、それはそれで理解せざるを
得ない話なのかもしれません。
(無論、異論を唱え続けることは必要なのかも
しれませんが)

しかし、介護事業者なら誰もが分かる通り、

ご家族には間違いなく

“レスパイトケア”

のニーズが存在しています。

以前のメルマガにも書きましたが、

私たちは、

“介護保険事業”

ではなく、

“介護保険”

を活用した、

“介護事業”

であるはずです。

そんな中、

上記の問題に対し、

社会性と経済性の両立も念頭に置きつつ、

どのような工夫を施していくのか。

法改正も含め、今こそ、我々介護事業者と
しての

“軸”

“志”

が試される時かもしれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で大阪へ移動。
(東京発6時15分に乗れば8時には大阪の
オフィスに着きます。すごくないですか?(笑))

その後、社内・外での打ち合わせが続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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