ある建設会社のエピソード。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

さて、唐突ですが、

非常に心温まる、

とある建築会社のエピソード(実話)を
お読みいただきたく思います。

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ある日の朝、

ひとりのご老人が会社を訪れてきた
そうです。

そして、受付の方に

「社長はおいでますか?」

と尋ねました。

いつも外出していることの多い社長でしたが、

たまたまそのときは会社におられ、

玄関に出て行ったそうです。

すると、そのご老人は社長を見るなり、

「あなたが社長ですか?」

と尋ねました。

「はい、そうです」。

と社長が応えると、

そのご老人は

「実は私、これから自分の家を建てたいと
考えているのですが、

社長、是非、あなたの会社で私の家を
建てて頂けませんか?」

いきなり、そう言われた社長は
びっくりです。

「まあ、どうぞ、どうぞ」。

と言って、そのご老人を応接室へ招き
入れました。

そして、ご老人に尋ねました。

「なぜ、ウチの会社で?」

すると、そのご老人が

「私は、ついこの間まで郵便局に勤めて
いました。

しかし、定年退職を迎え、先日退職を
いたしました。

そこで、頂いた退職金で老後、

女房と一緒に暮らす家を新築しようと
考えています。

ついては社長、その家を是非、

お宅の会社で建てて欲しいのです」

社長は未だに、何がなんだかよく
わかりません。

「なぜ、ウチの会社で家を?」

すると、ご老人が続けて話します。

「社長、あなたはご存じないかもしれま
せんが、

実は私はこの地区の配達担当員だったの
です。

毎日、毎日、お宅の会社に郵便物を配達に
来ていました。

私は、その時から将来、自分が郵便局を退職し、

退職金が手に入ったら、

必ずこの会社で家を建てるぞ、

と心に決めていました。

だから是非、私の家をあなたの会社で、

お願いします」

と言うのです。

社長はまだ、その理由がわかりません。

そして、もう一度尋ねます。

「なぜ、ウチの会社なのですか?」 

すると、ご老人がすぐさま応えます。

「社長、本当にたわいもないことなの
ですが、

私が、郵便物を配達に行くと、

たまたま出会った御社の社員が、

いつも私に挨拶してくれるのです。

それも毎日ですよ。

『ご苦労様。いつも、ありがとう
ございます』

って、

何氣ないことですよね。

本当にたわいもないことですよね。

でも、出会う社員のほとんどが、

そのように挨拶してくれる会社なんて、

他には一社もありませんでした。

だから私は、郵便物を配達しながら、

この会社だったら大事な、大事な退職金を
託しても絶対に後悔しないだろうって」

その話を聞いた社長は、

心の中でうれし涙を流したそうです。

ところが、残念なことに、その建設会社は
当時、

住宅があまり得意ではありませんでした。

いわゆる箱モノ(ビル建築)中心だったの
です。

したがって、個人住宅の注文が入ると
多くの場合、

提携している工務店へ委託していたのです
(現在は住宅部門を創設され、住宅にとても
力を入れています。とてもいい仕事をしています)。

つまり、そのご老人は、その会社が、

どんな家を建てているかということを
知らなかったのです。

言ってみれば、

商品に惚れ込んで

『自分の家をこの会社で』

と思ったのではなく、

そこで働く人たちの心配り・氣配りに惚れ込んで

『この会社なら』

と訪れてくれたのです。
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如何でしょうか?

このエピソードは、

“介護事業者の人財育成をサポートしたい”

とお考えの、

我々のパートナーである、

全国の社会保険労務士の有志の
先生方が展開している

“介護人間力研修”

の一コマで語られている内容です。

私自身、

先週23日(金)は京都で、

24日(土)は岡山で、

2日連続で人財育成をテーマにしたセミナーを
開催させていただいたのですが、

その流れのせいでしょうか、

何故か、このエピソードを共有したくなり(笑)、

本日のメルマガで取り上げさせていただきました。

“教えるとは、共に希望を語ること”

前々々職でお世話になった会社の会長から教わった
言葉です。

人に何かを伝えたり、教えたりする立場の人間が
持つべき姿勢として解説してくださったのですが、

最近になって、この言葉の意味・奥の深さが、

やたらと骨身に沁みる今日この頃です(笑)。

また、その意味では、

我々経営者こそ、社内外に関わらず、

“希望を語る”

ことを、最も意識しなければならない存在
なのかもしれません。

果たして我々は出来ていますでしょうか?

少し時間を取り、我が身を振り返ってみても
いいかもしれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、群馬県の高崎市にて、

またもや(笑)人財育成のセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!

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原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

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