70歳までは“現役”?

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

4月21日に開催された

“経済財政諮問会議(議長・安倍首相)”

の有識者会議

“「選択する未来」委員会”

の第6回会合において、

我々が認識しておいたほうがよい
トピックスが議論されていたようですね。

“70歳までを働く人と位置付ける”

という内容です。

これは即ち、年金の受給開始年齢が

“70歳”

に引き上げられる、

という話とほぼ同義だ、

ということで、

読売新聞を始めとする様々なメディアが
記事として取り上げています。

また、ニュースサイトの一つである

“BLOGOS”

では、この件に関して、次のような
内容が記載されていました(一部抜粋)。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
“このまま何もしないと、

2060年には1.2人で1人の高齢者を
支えるという、

現役世代の負担が非常に重くなる、

ということになる”

内閣府幹部の羽深成樹氏は、議事録でこう
危機感を募らせている。

2014年の段階では、1人の高齢者を現役世代
2.6人で支えているが、

46年後には負担が倍以上になってしまう。

7564万人いる

“現役世代(20~64歳)”

も、2060年には4105万人まで減り、

高齢者(65歳以上)は2948万人から
3464万人に増える。

これでは現在の社会保障のモデルでは
到底立ち行かなくなる。

そこで、70歳になるまでは

“現役世代”

として働いてもらうことで、

70歳以上の高齢者を支えてもらおう
というのだ。

これを前提に試算すると、

合計特殊出生率(1人の女性が一生に
産む子供の平均数)が現在のまま
(1.35~1.40程度)でも

“1.6人に1人”

で高齢者を支えることが可能になる。

加えて、

もしも合計特殊出生率が、2030年
までに内閣府

“少子化危機突破タスクフォース”

が目標とする

“2.07”

にまで回復すれば、

“1.9人に1人”

にまで軽減する。

とはいえ、負担は決して軽いものではない。

(中略)

もしもこのような取り組みを避ければ、

国の財政や社会保障システムは、より悪化
することは目に見えている。

特に、団塊世代の高齢化によって、医療・介護
分野の支出は急速に伸びることが予想される。

内閣府の推計によると、

2012年度の社会保障給付費は109.5兆円。

これが2025年度になると、148.9兆円にまで
膨らむ。

中でも医療・介護分野の支出は

“43.5兆円”

から

“73.8兆円”

と、約1.7倍に伸びてしまう。

もちろん、社会保障の給付カットに強硬に
反対する人もいる。

しかしその場合には、

何らかの形で税収アップを図る必要がある。

早稲田大学教授の原田泰氏の推計によると、

2060年度には社会保障給付費が対GDP比で
53.5%にまで達し、

これを消費増税で賄おうとすると、

税率は62.8%にまで膨れ上がるという。

要するに、現在の社会保障を維持するために
必要なお金を増税のみで賄うのは、

事実上不可能であり、

給付カットと増税の両方が必要になる、

ということだ。

海外では、同じ状況が起こっている
先進国もある。

5月2日にはオーストラリアが、

財政悪化を理由に年金支給開始年齢を

“65歳から70歳に引き上げる”

としている。

実施は2035年の予定だ。

果たして、日本もそれまで待てるのだろうか。

※記事の全文はこちら

http://blogos.com/article/85988/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本会議の委員を務められている三村明夫会長
(日本商工会議所会頭)らが中心となり、

5月半ばには

“2020年及び半世紀後を展望した日本経済
への提言“

というアウトプットが本会議に提出され、

その後、この提言は、

6月に政府がまとめる

“経済財政改革の基本方針(骨太の方針)”

に反映されることになります。

そうなると、冒頭で話した通り、

“年金70歳開始説”

が益々現実味を帯びてくる、

と考えるのが妥当でしょう。

安定政権の様相を呈している
安倍政権ですが、

この時期に一気に様々な変化を
推進していこう、

と、今まで以上に早いスピードで
様々な施策が投下されているな、

という印象を個人的には持っています。

我々も情報感度を高め、

しっかりとキャッチアップしながら、

環境変化に適応していかなければ
なりませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は千葉県でセミナーです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


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