あらためて、、、、“バランス”という言葉。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

昨日、セミナー前に、あるコンサルタント
の方と意見交換する機会があったのですが、

その話から感じた事と、

昨日のメルマガで書かせていただいた
内容が非常に類似していたので、

今日もそのテーマについて触れさせて
いただきます。

約1年ほど前のメルマガでも書かせて
いただいたのですが、

“バランス”

という言葉に対する捉え方について
です。

その方は次のような言葉を使っていました。

“福祉の仕事は社会性と経済性のバランス
が重要なんだ“

この言葉、皆さんは、どう思われますで
しょうか?

サラッと聞けば、

全く持っての正論に聞こえます。

しかし、私は、心の中でちょっとした違和感
を覚えました。
(お話されていたコンサルタントの方がどのよう
な意図で発言されたかは分かりませんが)

どこにひっかかったかと言うと、

前述の通り、

「バランス」

という言葉です。

頻繁に会話の中で使われているこの言葉、

イメージとしては柔軟性があり、誰もが
頷く類のものです。

しかし、ともすれば誤った理解をしてしまい、

自らの安易な「妥協」を肯定することにも
なりかねません。

「理想はこうだけど、今のうちの会社は
こんな状態だから、、、、、」

と言いながら、現実の中で

“バランス”

をとる経営は常に現実に

“妥協”する経営、

即ち、

“言い訳経営”

“その場しのぎ経営”

になってしまう危険性をはらんでいる、

と私は思っています。

換言すると、

経営を100とすると、

その場その場の状況を見て、

50:50、30:70など、

その100の中の、社会性と経済性の
比率を変えていく経営、

とも言えるでしょう。

そして、そのようなスタンスの延長線上に、
理想の経営が存在しないことは、

皆さんにも賛同いただけるのではないかと
思います。

では、私たちが目指すべき経営とはどのような
姿なのでしょうか?

それは、

“100の中で配分しようとする
のではなく、

社会性100・経済性100を全力で
追求・両立する経営“

ではないでしょうか。

この経営は、

短期と長期の視点を織り交ぜながら、
常に両方を大事にして経営判断を
重ねていく、

“理想と現実を一致させることに
全力を傾ける経営”

です。

勿論、現実の経営においては、

時には理想通りの判断を下すことが
出来ない時もあるかもしれません。

例えば、

“社員の給与を地域ナンバー1にしたい”

という理想を描いていたとしても、

現実として利益や内部留保がない会社から
すると、

その段階では、それは単なる絵空事でしか
ありません。

でも、そこからの進み方で今後の成長・発展に
大きな差が出ます。

バランスタイプの経営者は、

「今は現実的には無理だから、、、」

と言って自らの力量不足に溜息をつきながら、

理想と現実のギャップに対して単に

“妥協”

だけを連続させていきます。

他方、両立タイプの経営者は、

「悔しいけれど、今はこれしか出来ない。」

と現実をしっかりと受け止めつつも、

「でも、自分はこのままでは絶対に終わらない。
一生懸命頑張って、1年後には必ず地域ナンバー1
の給与が払える環境をつくりあげるぞ。」

と本気になりながら、

それらを実現する為の戦略・計画を立て、

必死にそれらを実現しようと努力します。

両者の違い、それは即ち、

自ら描いた理想に対する

“本気度”

の違い、

そして、その

“本気度”

の違いが現実となって現れる

“行動量”

の違いだと言えるのではないでしょうか。

私たちの日々の経営は果たしてどちらに
当てはまっているでしょう?

少し立ち止まり、

自分自身を見つめなおしてみてもいいかも
しれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は午前中はオフィスで打ち合わせ&
取材対応。

午後は大阪・梅田で会計士の先生向けに
セミナーを行い、

終了後、家族が待つ東京へ戻ります。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!

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原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

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