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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
今日は、昨日の続きの文章を皆様に
シェアさせていただきたいと思います。
入社早々、1か月も経たない中で、
“自分に合わないので辞めたい”
と言ってきた若者に対し、
かつて同じような感覚を持っていた採用
担当者は、
どのようにして
“働いて幸せ”
の気持を伝えたのでしょうか?
それではどうぞ、お読みください。
↓
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慰留は諦めた。
しかし、わずか10日とはいえ、
同じ会社で勤めた仲間である。
不幸にはなってほしくない。
Kさんには迷惑だったかもしれないが、
私なりの
“働いて幸せ”
という状態を実現するための考え方を
伝えることにした。
「Kさん。君はゲームが好きだったね。」
「え?あ、まぁ、好きですね。」
「対戦ゲームは好きかい?ガンダムエクストリーム
バーサスとかさ。」
「好きですよ。けっこうやってます。」
「そうか。アレはおもしろいよな。僕も好きでね。
いい年してゲーマーなんて恥ずかしいけど。」
なんの話なのかといぶかしげなKさんだったが、
私はかまわずゲームの話を続けた。
対戦ゲームのおもしろさについてお互いに
しばらく語り合ったあと、
本題に入った。
「ところでKさん、ガンダムEXVSを初めて
プレイする人が、
対戦プレイで君に勝てるかな?」
「いやぁ、それはムリでしょう。僕、けっこう
強いですよ。」
「そうか。じゃあ、初心者だとあっという間に
君に負かされてしまうだろうね。」
「そうでしょうね。」
「じゃあ、質問。
手も足も出せずにキミに負けた初心者くんが
『ガンダムエクストリームバーサスなんて
つまらない!クソゲーだ!』
と言ったとしたら、Kさんはどう思う?」
「それはおかしいでしょ。
ゲームがつまらないんじゃなくて、自分が
ヘタなだけじゃないですか。」
「そうだよな。楽しさを理解するには練習と
経験が必要だよな。
ちょっとやってみただけで
『つまらない』
とか
『自分には向いていない』っていうのは、
早すぎるよな。」
Kさんの表情が変わってきた。
伝わっただろうか?
楽しく、幸せになるには努力や我慢も
必要なのだということが。
実感できただろうか?
物事の本質を理解するには、長い時間が
必要なのだということが。
気のせいかもしれないが、
Kさんの雰囲気が変わった気がした。
オドオドしたところが消え、
目から意志が感じられるようになった。
「Kさん。社会人の時間は長い。
22歳で入社して、定年は60歳。
約40年もの年月だ。
つまり社会人にとって入社後の10年は、
大学で言えば1年生に相当する。
たとえば大学の野球部に入部したとして、
1年生のうちは球拾いやグラウンド整備、
筋トレなど地味なことばかりだろう。
楽しいどころか、むしろツラいだろうね。
でも、彼らは野球部を辞めない。
なぜだろう?」
「・・・野球が好きだから、ですか?」
「そうだろうね。野球が好きで、うまくなりたい!
という情熱がある部員は、
そのつらさの向こうに自分の成長があることを
イメージする。
だから乗り越えられる。
逆に、なんとなく野球部に入った人はとても
耐えられない。
『野球つまんね。サッカー部に行こ』
と思ってしまう。」
「・・・」
「そうやってサッカー部に移った一年生を待って
いるのは、
やっぱり筋トレや100メートルダッシュなどの
地味な練習だ。
サッカーに対する情熱がない人は
『サッカーもつまんね』
と思って転部する。
その後は似たり寄ったりだ。
テニス部では素振りに嫌気がさし、
バスケ部ではハードさに耐えかね、
吹奏楽部では音を出すのに一苦労、
マンガ研究会に入ってもいきなり絵が
描けるようになるわけじゃないし、
演劇部では発声練習ばかり・・・
すべて同じだ。
最初からいきなり上手にできたり、
楽しいなんてことは滅多にない。
本当の楽しさにたどり着くには、
努力と情熱が必要だ。
短期間で転職を繰り返す人は、
これと同じ。
楽しさにたどり着く前に職を変えて
しまうから、
幸せになれない。」
「・・・僕が、そうなると?」
「それはわからない。ただ、公務員を目指す
理由がさっきの答えのレベルだとすると、
幸せにたどり着く可能性は低いぞ。
大切な人生だ。自分がどんな職につくべきかを、
もっと真剣に考えたほうがいいと思うよ。」
「・・・わかりました。ありがとうございます。」
Kさんが、どんな気持ちで私の話を聞いたのかは
わからない。
「こいつウゼぇ。」
と思っていたかもしれない。
しかし、相談を終え退職届を提出して去って
いく時の彼は、
それまでと違って後ろ向きな逃避ではない、
前を向いて一歩踏み出そうとする者の顔を
していた。
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昨日のメルマガにも記載した通り、
この文章は、ある就職支援サイトに掲載
されていたものです。
ちなみにこの会社、社名は、誰もが知っている
“株式会社ヨドバシカメラ”。
そこの採用チームのメンバーであり、
この文章の本人であろうと思われる、
山下敬史氏は、結びに、次のようなコメントを
乗せていました。
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就職活動サイトに掲載するエピソードとしては、
シビアすぎる内容だと思います。
当社を志望する人が減ってしまうかもしれません。
それでも、就職活動中の学生の皆さんに伝えるべき
内容だと考えました。
皆さんにとって「職に就く」ということを考える上
での参考になれば、幸いです。
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如何でしょう?
社員は社員として、
リーダーはリーダーとして、
経営者は経営者として、
各々の立場で
“気付き”
を得ることが出来る文章、コメントだったのでは
ないでしょうか?
(少なくとも私は感じるところが多々ありました)
今日の私からのコメントはこれ以上、控えさせて
いただきますので(笑)、
是非、各々の立場、各々の環境の中で活かして
みていただければと思います。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は約1年ぶりに、秋田県秋田市でセミナー。
その後、明日のセミナー開催地、仙台へ向かいます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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