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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
今、今年の7月頃に出版されるであろう
“介護人間力”
をテーマとした本の冒頭部分
“はじめに”
を書いています。
これは、私の単独出版ではなく、
弊所 CB-TAG の有志メンバー
の共著で出版する本です。
“介護人間力”
をテーマにした職員向け研修は、
去年1年間の間に、
優に1000名を超すであろう全国の介護
職員に届けられました。
(講師は弊所のパートナーである全国の
社会保険労務士の先生方です)
導入を決定された経営者や幹部の方からは、
“実施して本当に良かった”
“職員に笑顔が増えた”
“職場の空気が明るくなった”
等々、とても嬉しい言葉をいただいています。
“教える”
というよりも、
“感じる”
“語り合う”
“行動する”
ことに主眼が置かれたこの研修、
手前味噌ながら、とにかく素晴らしい
内容なのですが(笑)、
今日は、その片鱗を少しでも皆様に
感じていただきたく、
この研修の中で語られている、
ある実話を皆様に共有させていただきます。
「この話を聞いて、
“私たちの仕事も捨てたもんじゃないわね”、
そう思えるようになりました」
「“私も目の前の利用者様の、たった一人の
存在になれるかもしれない“
そう思いました」
研修参加者からそんな声が幾つも上がった
このエピソード。
ある障がいを持った女の子と養護学校の
先生との関わりに関するお話です。
是非、皆様にも
“感じて”
いただければと思います。
(尚、文章が長いので、本文は今日と明日に
分割してお届けさせていただきます)。
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その女の子は三歳のときに、
とても高い熱を出す病気に罹り、
その後遺症がもとで手や足がほとんど動かなく
なってしまいました。
それ以来、その女の子はリハビリの訓練を
受けるために親元を離れ、
養護施設に預けられ、
その後、養護学校で学んでいたそうです。
やがて、その女の子が成長し、
高校生になったある日。
彼女はとてもうれしそうな顔をしていました。
先生が尋ねます。
「どうしたの?」
「あのね、私のお姉ちゃんが今度、結婚する
ことになったの。
私も結婚式、出るのよ。
結婚式ってどんなかな~。
私、結婚式出るの初めてだから、とっても
楽しみ」
その子はそう答えたそうです。
ところが、それから一週間ぐらいが過ぎた
ときのこと。
その女の子が、机に顔を伏せて泣いている
姿を先生は見かけました。
「どうしたの?」
先生が尋ねたところ、
「お母さんが、あなたには、お姉ちゃんの
結婚式に出ないで欲しいって。
お母さんは、きっと私のことが恥ずかしいのよ。
お姉ちゃんのことだけかわいいのよ。
私なんか生まれてこなければよかった」
その子はそういって、声を挙げて泣き出して
しまいました。
でも、先生は、彼女のお母さんが、
そんな人ではないということを充分理解
しています。
なぜなら、お母さんは学校に来るたびに、
「先生、この子の体がこうなったのは私の
せいなんです。
私がもう少し早く氣づいて、この子を病院に
連れていくことが出来たなら、
この子には、こんな重い障がいが残らなかった
はずなんです。
だから、私は、この子のためなら何だって
出来ます」
と、いつも言っていたからです。
お母さんは、きっとお姉さんやその子が
嫌な思いや惨めな思いをするんじゃないかと
気遣って、
あえて出席するな、
と言ったのでしょう。
でも、その女の子には、お母さんの本当の
想いはわかりませんでした。
そこで先生は、あるひとつの提案をします。
「お姉さんのために浴衣を縫ってあげよう」
その子が住む北陸地区には、昔から、
『和紙の里』
と呼ばれる地区があります。
先生はそこで染めの技術を習って、
さらしという一番安い布を真っ赤な
夕日の色に染め上げて、
その布でお姉さんのための浴衣を
つくろう、
と提案をしたのです。
その女の子は、先生の提案に、
すぐに賛成をしてくれました。
でも、その子の手は思うように
動きません。
先生は内心、最初のひと針だけ、
自分が手を添えて、その子に縫って
もらって、
後は全部、自分が縫おう、
と思っていました。
ところが、その子は、
「自分で縫う」
と言って、
それから裁縫の練習をし始めたそうです。
でも、手が、指が思うように動きません。
針先で指を突いて、見る見るうちに真っ白な
練習用の布が、
真っ赤な血で染まっていきます。
先生はその姿を見て、
「ああ、こんな提案なんかしなければよかった」
と後悔していました。
それでも、その女の子は来る日も、来る日も
お姉ちゃんのために、
お姉ちゃんのためにと、
一生懸命、練習を続けます。
すると、不思議なことが起きました。
動かなかったその子の指が少しずつ、
少しずつ動き始め、
縫うのがどんどん上手になっていった
のです。
見る見るうちに上達し、
とうとう、その子は自分ひとりの手で、
お姉さんのための浴衣を最後まで
縫い上げてしまいました。
先生はその浴衣を、
すぐに宅急便でお姉さんに
贈りました。
その後、二日ほどしてからのこと。
お姉さんから先生のところに、直接、
電話が掛かってきました。
その電話の内容は、お礼の言葉と共に
「是非、妹と一緒に結婚式に出て欲しい」
というもの。
嬉しい反面、先生は、お母さんの氣持ちを
考えると、どうしていいのかわかりません。
そこで、先生は、すぐにお母さんに電話を入れ、
お姉さんからいただいた電話の内容について
相談しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日は、ここまでとさせていただきます。
是非、明日の展開を楽しみにお待ち下さい(笑)。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日も昨日と同様、
終日都内でデスクワーク、及び、事業所関連、
コンサルティング関連の打ち合わせです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
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行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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