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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
昨日、デイサービスについての情報
共有を行わせていただいたところ、
読者の皆様から多くの反響をいただき
ました。
そこでいただいたご意見、ご感想を
踏まえ、
本日と明日に分けて、
もう少しだけ、デイサービスについて、
現時点で理解しておいた方が良いと
思われる情報について、
皆様にお伝えさせていただきたいと
思います。
他サービスに関わっている方々も、
“うちはデイじゃないから、、、”
という感覚ではなく、
“今後の介護(特に在宅)サービスに
どのような視点が求められているか”
という姿勢で2日間、
お付き合い下さい^^
というのも、
この情報を抜粋している根拠資料の名称に
ついては明日、
皆様にご報告させていただきますが、
(下記を読んだ段階でピンと来る方も中には
いらっしゃるかもしれませんが)
そこにはデイ以外のサービスも含め、
国としての今後の検討課題等についても
様々な示唆が含まれており、
今回のメルマガは、その文脈の中から、
デイサービスの部分だけを切り取ったに
過ぎないからです。
その意味からも、
この内容は、デイ以外の方にとっても、
非常に多くのヒントが含まれているかと
思います。
それでは、2015年法改正の根拠(背景)と
なっているであろう、
今、出回っている情報の意味・意図への理解
が更に促進されるであろう、
某資料からの抜粋についてご確認下さい。
今日と明日の情報は、大別すると、
【その1】通所介護に関する問題の所在
【その2】報酬額算定の要件
【その3】機能別にみた通所介護のあり方
【その4】サービスの提供に見合った報酬
【その5】通所介護の今後の工夫
に分かれますが、
今日は、【その1】【その2】【その3】に
ついてお伝えさせていただきます。
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【その1】通所介護に関する問題の所在
(1)
通所介護は、要介護者の居場所を提供し、
社会への参加を促進しつつ、
生活機能を維持するための様々な機能訓練
が行われると同時に、
家族の介護負担に対するレスパイトサービス
として重要な役割を担っている。
実際、通所介護の給付費は年間1.3兆円に
達しており、
全サービスの15.7%を占めている
「人気サービス」
に成長している。
(2)
また、小規模の事業所は介護報酬単価が高く、
実際に参入事業所数も、小規模事業所の
増加が顕著な状況にあることから、
事業者にとっても、資本回収が比較的容易な
事業として魅力的なサービスになっている
ものと考えられる。
(3)
小規模な通所介護サービス事業所が増加し、
通所介護の給付費が増えている現状を踏まえ、
運営実態を明らかにすることが必要ではない
だろうか。
その上で、通所介護の給付全体の効率化を
図るような方策について検討が必要ではない
だろうか。
【その2】報酬額算定の要件
(1)
通所介護の一日あたりの介護報酬には、
移送サービス分を含んでおり、
また介護老人福祉施設では、
居住費が別途請求されているとはいえ、
一日あたりの介護報酬は、通所介護の方が
介護老人福祉施設と比べ高額となっている。
介護保険料の引き上げが続く中、
主に日中のレスパイト機能を提供する通所
介護に対して施設より高額の費用を投じる
ことの是非について、
改めて検討する必要があるのではないだろうか。
(2)
また、通所介護は、介護従事者からみても
労働時間が日中帯に固定されており、
夜勤がないなど、施設や訪問系のサービスに
比べ働きやすい環境にあるのではないだろうか。
小規模の事業所などでは介護報酬も高く、
職員を雇用する余裕もあるため、
介護人材が通所系に集中するといったことが
起きているのではないだろうか。
【その3】機能別にみた通所介護のあり方
(1)
通所介護については、その機能に着眼し、
預かり機能(レスパイト)に特化したサービス、
機能訓練を中心とした自立支援の要素の強い
サービス、
専門性を持って認知症ケアに特化したサービス、
ナーシング機能を持つサービス、
等に分類・整理することができるのではない
だろうか。
(2)
また機能訓練を中心とした通所介護については、
事前に十分なアセスメントを行った上で、
具体的な到達目標(歩行能力の改善など)を明示し、
継続的なアセスメントを行いながら、
成果が得られた後は、提供するサービスを変更して
いくべきではないだろうか。
(3)
すでに要介護者に占める認知症者の割合が6割を
超えており、
各介護サービス事業所においても、認知症対応は
標準的な介護となってきており、
認知症対応型通所介護と通所介護の機能を明確に
区分している現状をどう考えるか。
(4)
通所介護の機能訓練については、生活期リハビリ
テーションを実施している通所リハビリテーション
の果たす役割との異同を考慮しつつ、
自立支援に資するものかどうかという観点から
整理を行う必要があるのではないだろうか。
たとえば、現状が維持できる、あるいは重度化を
より遅らせることができるといったサービスに
期待される機能という視点から介護保険給付の
あり方を検討すべきではないだろうか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・・
如何でしょうか?
今日は敢えて、何もコメントをせずに
終わりたいと思います(笑)。
言外の意図を含め、
互いに頭をフル回転させて読み取って
いきましょう!
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は朝から都心及び神奈川県で
打ち合わせです。
皆さんは、今日はどんな1日を
過ごされるのでしょうか?
では、今日も1日、互いに頑張って
まいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
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