組織運営の“極意”(?)

——————————————————————–
介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
——————————————————————–
本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。

また、もし宜しければ、是非、メルマガの読者様をご紹介下さい!

真面目で一生懸命な医療・介護事業者様や、介護に携わる
方々との輪を拡げていくことが出来ればとても嬉しく思います。
読者登録は、こちらのURLから可能です。

http://cb-tag.net/melma_regist.php
——————————————————————–
おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、我ながら、

“凄い発見だ!”

と感じたことがありました(笑)。

異業種から参入した、異なる介護事業
経営者(男性)2人の方と、

“異業種参入(=介護現場の素人)の
経営者として、

どうやって組織を盛り上げていくか?”

というような類の話をしていた時の
ことです。

2人の内の1人、

Aさんは組織づくりに悩みを抱えて
おり、

もう一方のBさんは、

組織づくりが比較的うまく行って
いるように見受けられました。

3人で食事をしながらワイワイ話を
していたのですが、

私はその会話を通じて、

この2人の一体どこが違うのか、

何故Aさんはうまく行かず、

何故Bさんはうまく行くのか、

その違いがハッキリと分かったような
気がしたのです。
(それが、冒頭の“凄い発見”です^^)

では、私はその差をどこで感じたのか?

それは、お二人各々が使われる

“言葉”

の違いに在りました。

組織作りに悩んでいるAさんは、

“如何に職員を“活用”するか?“

という言葉を多用し、

常にその立ち位置からお話をされて
います。

一方でBさんは、

“如何に職員に“助けてもらう”か?”

というニュアンスで常にお話をされて
いるのです。

私はそのニュアンスの違いが気になり、

Bさんに尋ねました。

“Bさん、職員に助けてもらうって、
どういう意味なんです?”

すると、Bさんはごく当たり前に使って
いる表現だからでしょうか、

一瞬

“キョトン”

とした顔をして、その上で、次のように
答えてくださいました。

“だって、俺、現場出来ないですもん。
助けてもらうしかないでしょ”

・・・・・

皆さん、如何思われますか?(笑)

Aさんは、職員をどうやって

“活用”

するかを考えており、

Bさんは、職員にどうやって

“助けてもらうか”

を考えている。

少々飛躍した見方かもしれま
せんが、

“活用”

という言葉は、自らを上の立ち位置に
おいて、

職員を完全に

“下”

に見ている表現、

とも捉えることが出来るかも
しれません。

しかし、

“助けてもらう”

という言葉には、少なくとも職員を

“下”

に見る感覚は皆無のように感じます。

両方の経営者とも、

職員こそが、介護の仕事の

“宝”

“財産”

だよね、

という部分では完全に一致している
のに、

一方は、

“活用”

という言葉を使い、

一方は、

“助けてもらう”

という表現を使っている。

この感覚の違い、大きいと思いませんか?

加えて、決定的だな、と思ったのは、

“だって、俺、現場出来ないですもん。
助けてもらうしかないでしょ”

という言葉に続いた、Bさんの言葉です。

“だから、自分の役割は、

彼らが活き活き仕事が出来る環境を
どうつくるか、

彼らをどうすれば支援出来るか、

だと思っています”

“その意味では、

彼らが出来ないことで、

自分が出来る事があるならば、

それが彼らのサポートになるので
あれば、

例えそれがプライベートのことであったと
しても、

僕は何でも協力します。

だって、彼らが100%力を発揮する環境を
整えるのが僕の仕事ですし、

そもそも、現場について素人の僕には、

それしか出来ないですもん(笑)”

卵が先か、鶏が先か、

そのように感じる方も中には
いらっしゃるかもしれませんが、

Bさんから組織経営の

“極意”

の一部を教わったように感じた、

そんな一瞬でした。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は朝から月末処理とデスクワーク。

夕方から事業所で会議です。

皆さんは、今日はどんな1日を
過ごされるのでしょうか?

早いもので2月も今日で最後ですね。

では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!


最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!

http://www.cb-tag.co.jp/blog-harada/
——————————————————————–
原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

好評発売中!ご照会はこちらから

http://www.haradatadashi.com/books/
——————————————————————–
CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)

◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3 
ザ・グランドビューオオサカ1602

メール:info@cb-tag.net
URL:http://cb-tag.net/
TEL :06-6306-6567 
FAX:06-6306-6568     
           ~Visionary Care Company~

社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
——————————————————————–
※このメールに書かれた内容の無断転載、無断複製については、原則OKと
 します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
 と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
 します。
——————————————————————–