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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
様々なメディアで取り上げられて
いますので、
何ら新鮮味がない話ではあるかと
思いますが(笑)、
やはり、どうしても触れずにはいられ
ません。
浅田真央選手のフリースタイル
プログラム(以下FS)、
ホントに素晴らしかったですね。
FSの結果だけで見ると、
金のソトニコワ選手(149.95)、
銀のキム・ヨナ選手(144.19)、
に次いでの3位だったそうです。
勿論、相応の実力の持ち主である
浅田選手としては、
何ら驚きのない、順当な結果だったと
みることも出来るでしょうが、
前日のショートプログラム(以下SP)
での失敗からの復活であることを考えると、
やはり、
“真央ちゃんはホント、凄いなぁ”
と思わざるを得ません。
集大成として臨んだソチ五輪の舞台。
前日のSPでは誰もが耳を疑った
“16位”
という順位。
終了後のインタビューをご覧になられた
中の多くの方が感じたことと思いますが、
あの時の浅田選手の表情からは、完全に
“感情”
が消えていました。
喜怒哀楽のどれにも当てはまらない、
空虚感一杯の雰囲気。
“自分でも終わってみて、まだ何も分からない
です”
この言葉が、この時の浅田選手の全てを物語って
いたのだろうと思います。
そしてその雰囲気は、翌日のFS本番の朝まで
引きずられたままでした。
FS当日の朝。
選手村から歩いて約15分、という、
さほど遠いとは言えない練習リンクに、
浅田選手は練習開始時刻の午前8時より
遅刻して到着したと言います。
確かに、SPが終わったのは、前夜11時半。
選手村に帰ったのは24時半。
その後、スタッフとのミーティングも
行ったため、
就寝時間が遅かったのは事実でしょう。
「その前も寝不足でしたから(同選手)」
と言うように、SP前夜も、あまり眠れな
かったであろうことは想像に難くありません。
気持ちとしては、十分に理解、共感できる
話です。
しかし、3歳から始めたスケート人生の締め
くくりであり、
“自らの集大成”
として位置づけたフィナーレを迎える本番の
朝としては、
彼女の置かれた環境はどうであれ、
あまりにも不相応、
そして、
あまりにも不甲斐ない状況であった、
ということは、事実として言えたのかもしれません。
そして、だからこそ、
浅田選手の性格を知り抜いている佐藤コーチ
は、
優しい言葉ではなく敢えて声を荒げ、
彼女を叱咤激励した、と言います。
“試合はまだ3分の1しか終わっていないんだ!
3分の2が残っているのだから、もうちょっと
気合を入れないとダメだ!”
“半分”ではなく“3分の1”というのは、
SPはおおよそ60点から70点、
フリーは約140点ぐらいということで、
合計点数で順位が決まることを考えると、
まだ3分の1しか終わっていない、
という意味なのでしょう。
その後、佐藤氏は、自らが指導した選手、
1980年レークプラシッド五輪に出場した
松村充選手のエピソードを、
話して聞かせたと言います。
「松村は、SPの後に扁桃腺を腫らして
2日間寝込んだ。
練習もできなければ、食事も摂れなかったが、
“何かあったら、私がリンクまで助けに行く
から”
と言って送り出したFSで、人生ベストの滑りを
実現したんだ。」
その話を聞いた時の浅田選手は、まだ精神的に
立ち直れていなかったのか、
「“ムッ”として聞いていた(佐藤コーチ)」
と言います。
しかし、コーチが最も伝えたかったであろう、
一番大事なエッセンスは浅田選手の心にしっかりと
届いていました。
“自分は何もそういうの(病気など)がないの
だから、できないはずがない”
気持ちが切り替わり始めた彼女は、
陸上トレーニングに行って体を動かし、
赤飯を食べ、昼寝をしたと言います。
そして、そこから試合本番まで約10時間、
「バンクーバーから4年間やってきたことは
なに?一から見直したことを出さないと」
「支えてくれた人に恩返ししたい」
彼女は原点に立ち返り、自分の心との対話を
続けました。
その後、
佐藤コーチの厳しくも温かい激励がきっかけと
なって自らを取り戻し、
気持ちにスイッチが入った彼女は、
夜8時から始まるFS直前の最後の6分間練習で、
「SPとは違う手応えを感じていた(浅田選手)」
と言います。
「昨日(のSP)は、終わった後、言葉にならず、
今まで何をやってきたのだろう、と茫然自失に陥った。
それからしばらくは思い悩み、
すごいプレッシャーを感じたけれど、
最後は覚悟を決めた。
“もう、やるしかない”
自分を信じて、練習してきたことを信じて、
SPのようなことになってもとにかく跳ぶ、
という気持ちを持って滑った(同選手)」
失意のSPからたった22時間後。
同じ銀盤の上で今季13回目の挑戦に挑み、
成功を収めた彼女には、
心からの賞賛、
心からの敬意を表したいと思います。
同時に、私は、この2日間の間に
彼女に起こった出来事から、
沢山の勇気と気付きをもらうことが
できました。
自らを
“強くも”
“弱くも”
出来るのは、自分しかいない。
他者ではなく、
自分自身との戦いに勝つことこそ
が大事。
(=その結果、自分にとって最“幸”
の結果を得ることが出来る)
そして、一生懸命であるが故に袋小路に
陥りやすい自分自身に別の視点を投げかけ、
自らが再び前を向くきっかけを与えてくれる、
心からの応援団であるコーチ(仲間)の存在。
私たち、経営者やリーダーにとって、
いや、全ての人にとって、
本当に深い気付きや学びを、自らの
“生き様”
で提供してくれた浅田選手に、
心から感謝と共に敬意を表したいと
思った、
そんな2日間でした。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は朝一の飛行機で大阪へ移動。
その後、朝からビデオ撮影&社内打ち
合わせを済ませ、
夕方から、明日のセミナー会場である
鹿児島へ前日移動です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
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それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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