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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先日、私が通っている大学院の授業において、
“地域包括支援センターに属する社会福祉士
としては、
今後、どのような地域支援を志す必要がある
のか?”
というテーマでディスカッションを行う機会が
ありました。
皆さんであれば、この問いに対し、
どのような答を準備されますでしょうか?
ちなみに私は、当初、次のような趣旨の意見を
述べました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
地域包括支援ケアの成功要因は、
“様々な専門職、様々な関係者の視点を包含し、
より創造的な解決策を導き出す力”
ではないだろうか。
様々な専門性、
例えば医療分野と介護分野等はそもそもの
視点の違いから、
時には見解の相違や軋轢が生まれ、
一枚岩の連携体として機能することが難しい
場合も起こるかもしれない。
そんな時、
“人間の行動と社会システムに関する理論を
利用して、
人びとがその環境と相互に影響し合う接点に
介入する”
という
“ソーシャルワーク”
という分野について専門性を有する社会福祉士の
存在こそが重要になるのではないだろうか。
利用者に向けて発揮してきた相談援助やソーシャル
ワークの専門性を、
関係者間、専門職間においても発揮する。
多職種連携を単なる
“点の集合体”
とするのではなく、
“チーム”
として機能させる。
そのような志が重要なのではないだろうか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・・どうでしょう?
なんか、ちょっと優等生的な、
如何にももっともらしい、
でも、若干薄っぺらさを感じる(笑)答だと
思いませんか?
ちなみに、その授業を担当いただいたK先生からは、
大変深く、
私にとって大きな学びにつながるようなコメントを
いただきました。
↓(以下、先生のお話を簡単にまとめたものです)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日のソーシャルワーク、及びコミュニティソーシャル
ワークは、
個別支援の視点から地域支援の視点までを統合すると
いうことを目指している。
具体的には、
今日、地域においては、〇〇というような事例が増えて
きている現状にある、
ということを認識したならば、
地域の中に同様の状況にある人がどれくらいいるのか
把握することを考える。
おおよそそういう人たちは、自分から支援の手を求める
ことはないので、
そういう状況にある人たちをキャッチするための
民生委員や住民、支援関係者などの協力体制づくり等を
考える。
また、周囲がキャッチし気づくための啓発や、今後の予防的な
対応を考える。
このようなスタンスこそが、
今後、地域包括ケアを推進する中で、
“ソーシャルワークの専門家”
として社会福祉士に求められる姿ではないだろうか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・・如何でしょうか?
顕在化した一つ一つの事象に対応するだけでなく、
そこで得た体験や視点を
“点から線”
“線から面”
に拡げ、
社会の仕組みに昇華させていく。
これこそが、今後、地域包括ケアを有意義な仕組みと
して機能させていくために不可欠な視点なんだ、
ということですよね。
正直、当時の私の中には、そのような視点がほとんど
なく、
“如何に1つ1つの個別ケースにチームとして
対応するか”
しかありませんでした。
この役割定義の違いを認識出来ただけでも、
私自身にとっては十分大きな気付きにつながった
のですが、
もう一つ、このやりとりを通じ、私の中では、
“内容は違えど、これって、通常の組織でも頻繁に
起こっていることなのかもしれないなぁ”
という思いが頭をよぎっていました。
どの部分で、私がそのように感じたのか?
簡単に言ってしまえば、
“自社(組織)の使命をどこに置くのか?”
による視点の違い、
というように説明できるかもしれません。
例えば、この事例で言えば、
自社組織の使命を、
“地域に住むご利用者を守る”
ことと捉え、
その観点から求められる役割・機能は何か?
と発想展開したのが私の考えで、
K先生の見解は、
“個々のご利用者は勿論、地域社会全体を守る”
という使命に基づいた発想展開だった、
と解釈する事もできるでしょう。
さて、その視点を理解した上で、
是非、自組織を思い出してみて下さい。、
如何でしょう?
皆さんの会社の中では、
このような
“視点の違いから発生するストレス”
は起こっていませんでしょうか?
もしくは、
介護保険、という社会システム自体が
大きく変革しようとしているこの時期、
あらためて見直す必要はありませんで
しょうか?
最近、メルマガを通じ、
この手のメッセージをやたらと多く発信している
気もしなくはないですが(笑)、
それだけ大事な事でもあり、
組織としての大きなブレイクスルーを巻き起こす
きっかけになる可能性も十分にあると思います。
自社組織の現状、もしくは未来はどうなのか?
少し時間を取って、考えてみてもいいかも
しれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は名古屋でセミナー。
終了後、懇意にさせていただいている、
某医療法人の理事長と会食です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?
では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
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「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
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