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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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こんにちは、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
さて、少し情景を頭の中に浮かべながら
考えてみていただきたいと思います。
皆さんは今、電車の中にいて、
皆さんの乗っている車輛で、子供が
走り回って大騒ぎしています。
始めは
「子供はかわいいわね」
と思い、その光景を微笑ましく、
目を細めながら見つめていますが、
度を超す子供の振る舞いと騒がしさに、
段々と苛立ちが生まれてきています。
一方、その子供たちの親と言えば、
父親が目をつぶり、腕を組みながら、
ジーッとして動かない状態。
母親の姿は見えません。
さて、皆さんは、この非常識とも
想える父親に対し、何と声をかけるで
しょうか?
過去、様々な会社の社員研修を担当した
時に、参加者に対して私がよく投げかけた
質問の1つです。
過去の経験からすると、
「あなたの子供が周囲の迷惑になっていますよ。
父親として、黙らずに子供に注意すべきでは
ないですか?」
という趣旨の言葉をこの父親に投げかける、
という方が大半です。
極めて常識的で、大変納得感のある答だと
思います。
しかし、そのような言葉を投げかけた後、
この父親が、次のような発言をしたとしたら、
皆さんはどんな気持ちになるでしょうか?
「あぁ、ご迷惑をおかけしていて大変申し訳
ございません。子供の振る舞いに全く気が付いて
いませんでした。今、直ぐに注意して静かにさせます。
実は、数か月間、入院していたこの子達の母親が
今朝、突然病状が悪化し、亡くなったとの一報が
先ほど病院から入りました。
今、病院に向かっている途中なのですが、この子供
達は、数か月ぶりに母親に会えると思い、嬉しくて
大はしゃぎしてしまっていたようです。
私はと言えば、あまりの突然の出来事に、夫として、
もしくは父親として、この事態にどのように臨めば
いいのか分からず、頭の中が混乱してしまっていました。
私はこの先、この幼い子供たちを抱えて、どうしていけば
いいのでしょうか。。。。。。。(再度頭を抱えてしまう)」
電車の中で騒がしくしている状態をストップして
もらいたい、という想いは変わらないものの、
恐らく、この父親と子供達が置かれている環境に対し、
先ほどとは全く見方が変わってくるのではないで
しょうか?
上記の事例はあまりにも極端かもしれませんが、
結局、その人が抱えている現実・本当の状態は、
その本人にしか分からないのかもしれません。
コミュニケーションの原点は、相手の事を理解する
ことから始まることは言うまでもありません。
しかし、相手を理解しようと努める前に、自らの
思い込みによる一方的な感情ばかりをぶつけてしまい、
結果、ギクシャクした関係が生まれてしまう、という
なんてことは、日々の仕事の中でもよく起こる話です。
そんな時は頭をクールダウンしながら、
「何故、相手はこんな状態に陥っているのか」
「相手に何が起こっているのか」
を先ず見つめ、確認することが重要では
ないかと思います。
そこからコミュニケーションを組み立てて
いけば、
また新たな人間関係が生まれるかもしれません。
是非一度、それらの視点に基づいて、
自身の周囲を見渡してみては如何でしょうか?
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
本日から2日間、社会保険労務士の先生を
対象にした集中研修が始まります。
介護業界について学ぶことで、今以上に
介護事業者の役にたちたい、
という志を持たれている先生方に対し、
コンプライアンス等々を含めた
“適正運営のあり方”
についてしっかりと学んでいただく予定です。
講義の中では、実際に計画書を作成してみよう、
という演習があったりなど、
極めて実践的な内容に仕上がっています。
そのような熱い想いを持たれた社会保険労務士の
先生の期待に応えるべく、我々も頑張ってまいります。
皆さんも是非、充実した1日をお過ごし下さい。
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)
◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
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TEL :06-6306-6567
FAX:06-6306-6568
~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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