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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
昨日、ある調べ物をするために、
昔の資料をパラパラとめくっていたら、
徳島の有名な会社、
“株式会社小林ゴールドエッグ”
の資料が出てきました。
テレビなどで幾度となく取り上げられて
いますので、
ご存知の方も中にはいらっしゃるかも
しれません。
一体、何故この会社が全国規模で有名に
なったのか?
今日は、皆様に、同社の画期的な事例を
ご紹介したいと思います。
↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
“あり得ない”
家業を経営していた父親が突然他界
したため、
急きょ、29歳で実家を継がざるを得なく
なった小林真作氏(現・株式会社小林
ゴールドエッグ社長)は、
実家の事業内容を詳しく知った時、
そう叫んだと言います。
実家は卵を販売していましたが、
自社で養鶏場を構えず、
地域の複数の小規模養鶏農家さんから
たまごを仕入れるスタイルをとっていました。
そのため、当然ながら、取り扱う商品の
品質はバラバラ。
大手食品製造メーカーでシステマチックに
大量生産・大量販売を行っていた小林氏から
すれば、
前述のように叫びたくなる気持ちも確かに
分かる気がします(笑)。
「たまごの品質にバラツキがある上に、
安定供給もできない!
これは我が社にとって致命傷であり、最大の
弱点だ!」
大企業出身のプライドも手伝ってか、
入社当初は、そんな自分の会社に自信が
持てず、
ずいぶん悩まれたそうです。
でも、かと言って、逃げ出すことも当然
できません。
“自社の現状を嘆いてばかりいても仕方がない。
この状況を何とか打破し、売上を上げる方法は
ないだろうか。。。。。。。。”
そんなある日の事。
とある勉強会の講師の一言が、
彼のその後の運命を大きく変えることになります。
その言葉とは、
“自社の強みを発見する”
“弱みは、異なる視点から見れば、強みに
変わることもある”。
正直、よく聞くフレーズですが、
彼のハートは、この言葉を聞き逃しませんでした。
“待てよ。今の自分は、80種類を超えるたまごの
レパートリーを弱みと捉えていた。
しかし、この言葉の通りに考えてみればどうなる
だろう?
大量生産・大量販売、という固定概念を外して
みれば、
他にはない、この種類の多さがひょっとすると
強みに生まれ変わる可能性もあるんじゃないだ
ろうか、、、、”
そんな時。
ある閃きと共に、彼に頭に電流が走ったかのような
衝撃が訪れます。
“そうか、この種類の豊富さを逆手にとって、
各々のたまごの味に基づいた、
美味しいたまごの食べ方の提案と共にたまごを
販売する方法はどうだろう?
そうなると、この豊富な種類は、我が社に
とって最大の強みになるかもしれない。
軸足を我々メーカー側ではなく、
エンドユーザー側に置いて考えればいいんだ。”
いわゆる、
“たまごのソムリエ”
の誕生です。
この発想の転換が、
今の株式会社小林ゴールドエッグの
多種多様な商材、
例えば、
“たまごかけご飯専用たまご”
“とろーりオムレツ専用たまご”
“ゆでたまご専用たまご”
“温泉卵専用たまご”
“目玉焼き専用たまご”
等々の数々のヒット商品を生み出したと
言います。
そして、ここから、同社の躍進が始まった
のです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・・・・・如何でしょう?
大変興味深い話だと思いませんか?
自社(or自分)の弱みだと考えていた
ものが、
固定概念を排除し、
異なる角度や価値観から見つめ直して
みると、
実は、強みに生まれ変わる場合もある。
そこには、とんでもないブレイクスルー
が潜んでいるかもしれません。
今後、様々な環境変化に対峙する我々に
とって、
頭の片隅に置いておいた方がいい事例の
1つだと思います。
その意味では、私たち経営者やリーダーは、
常に自らの頭を
“柔軟に”
保つよう、日々意識しておく必要があるの
かもしれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は朝一の飛行機で移動し、福井へ。
午後から福井市内でセミナーです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?
では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
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原田匡の2冊目の著書、
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