努力に逃げない。

——————————————————————–
介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
——————————————————————–
本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。

また、もし宜しければ、是非、メルマガの読者様をご紹介下さい!

真面目で一生懸命な医療・介護事業者様や、介護に携わる
方々との輪を拡げていくことが出来ればとても嬉しく思います。
読者登録は、こちらのURLから可能です。

http://cb-tag.net/melma_regist.php
——————————————————————–
おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。

今日は、週の初めながら、

ちょっと厳しめのお話をさせて
いただきます(笑)。

先日、とある介護経営者と話をして
いた時に、

ふと、ある言葉が私の頭の中に
浮かびました。

それは、以前、私の恩師に言われた
言葉。

“努力に逃げるな”

です。

その経営者は、日々、本当に一生懸命に
仕事に取り組まれていました。

人が足らないから現場に入り、

経理も事務も一人でこなし、

本当に毎日、夜遅くまで仕事を
されていました。

しかし、会社の業績はと言うと、

残念ながら、青息吐息の状態。

自らが現場に入っているから何とか
会社は維持できているものの、

慢性的に赤字状態が続いていました。

“でも、こんなに頑張っているんだし、
いつか必ずいいことがありますよね?“

その方は、疲れた顔ながらも
笑顔を見せながら、

自らを励ますように、

そして、自らの行為を周囲に肯定して
欲しいかのように、

私の目を見ながら同意を求めてきます。

正直、他人行儀な間柄なら、

“そうですね。

こんなに頑張っているのだから、

いつか神様もきっと微笑んでくれる
はずですよね”

と、相手の頑張りをねぎらう言葉を
かけていたかもしれません。

しかし、その方と何度か会ったことが
ある私は、

どうしても、そのような表面的な会話
が出来ないままにいました。

意を決した私は、

相手にとって非常に厳しい言葉に
なる事を承知で、

次のようにお話しました。

“社長、気持ちはよく分かります。

日々、本当に、頑張っていらっしゃい
ますものね。

そこは素直に認めますし、素晴らしいと
思います。

でも、残念ながら、この状態を続けていても、

ダメなものはダメだと私は思いますよ。”

表情が段々こわばるその方を前に、

私は続けました。

“だって社長、社長は今、やらなければ
いけないことをやっていないでしょ?

どんなに頑張っていても、

やらなければならないことを
やらなければ、

苦手な事、嫌な事から逃げて
いては、

残念ながら、

何も事態は変わりません。

むしろ、時間が経過するだけ、

傷はどんどん深まるだけです。

社長、いい加減、

“努力に逃げる”

ことを止めませんか?

社長には、経営者としてやらなければ
ならないことがあるはずです。”

人がいないから、現場に入る。

人がいないから、自ら事務をする。

瞬間的には、そのような対応をしなければ
ならないことがあることもよく分かります。

しかし、それをずっと続けていてはダメ
ですよね。

それは、明らかに、経営者の仕事として
優先順位が高いものではありません。

今、経営者がやらなければならない
ことは、

営業かも知れませんし、

現場の教育かもしれませんし、

はたまた採用なのかもしれません。

組織のトップとして、

ご利用者やご家族を守るために、

職員を守るために、

関わる人々を守るために、

“出来る事をやる”

のではなく、

“経営者としてやるべきことをやる”

ことを意識しなければなりません。

私はそのことに気付いて欲しくて、

その社長を心から応援したくて、

敢えて相手が不快に思うかもしれない
言葉、

“努力に逃げるな”

と使わせていただきました。

時にはそれが、自らの性格にとって、

困難を伴う場合もあるでしょう。

でも、本来、経営者という仕事は、

あくまでも組織上の機能、役割で
あり、

その人の性格がどうこうという問題
ではないはずです。

極論すれば、

その経営者自身の性格がどうとか、

そんなことはあまり関係ありません。

繰り返しになりますが、

“出来る事”

をやるのではなく、

“やるべきこと”

をやらなければならないのです。

さて、皆さんは如何でしょう?

“努力に逃げて”

いませんか?

日々、体を酷使しながら頑張って
いる方には少々厳しい話かもしれませんが、

もし、この文章を読んでいただいて、

心にひっかかることがある場合には、

少し、立ち止まって、自らの

“在り方”

を考えてみてもいいかもしれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日の私は、朝一番、都心で早朝
ミーティング。

その後、打ち合わせ2件とデスクワーク
を経て、

夕方から事業所で打ち合わせです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?

では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。


最近、ブログも更新し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!

http://www.cb-tag.co.jp/blog-harada/
——————————————————————–
原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

好評発売中!ご照会はこちらから

http://www.haradatadashi.com/books/
——————————————————————–
CB-TAG(シー・ビー・タッグ)
(介護経営総合研究所)

◆運営会社:株式会社タッグ
〒532‐0023
大阪市淀川区十三東1-20-3 
ザ・グランドビューオオサカ1602

メール:info@cb-tag.net
URL:http://cb-tag.net/
TEL :06-6306-6567 
FAX:06-6306-6568     
           ~Visionary Care Company~

社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
——————————————————————–
※このメールに書かれた内容の無断転載、無断複製については、原則OKと
 します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
 と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
 します。
——————————————————————–