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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
昨日、浪人時代のことを思い出し、
メルマガに書かせていただいたことに
よって、
私は、或る人の事を思い出し、
あらためて感謝の念を覚える機会に
恵まれました。
その方は、私の中学3年生の時の
担任の先生で、
お名前を仮に、Aとさせていただきます。
(すみません、後々の話の性質上、本名は
敢えて伏せることにしました(笑))
私が大変尊敬する恩師の一人で、
年賀状交換は勿論、
今尚、たまに連絡をとってはお会いし、
一緒に食事に行かせていただくような
間柄を続けさせていただいています。
ちなみにこの先生、
パラリンピック等で有名になった
“ブラインドサッカー”
の全日本チームの初代監督も務められた方で、
テレビでも何度も紹介されています。
(結構凄い先生なんですよ^^)
ともあれ、高校を卒業し、受験した全ての
大学の入試に失敗し、
予備校も決まっていなかった平成元年の
3月中旬頃。
“何の身分保障もない、未来も不安で一杯の、
宙ぶらりん状態の自分“
を初めて経験することになった私は、
予備校が決まるまでの約10日間、
不安でいっぱいの毎日を、
その不安を打ち消すかのように、ただ、勉強
だけをしながら過ごしていました。
しかし、そんなある日の夕方。
我が家の電話が
“リリリーン”
と鳴りました。
電話の相手は、前述のA先生です。
私が受験に失敗したことを聞きつけ、
励ましの電話でもくれたのかな、と思い、
母から代わって電話に出ると、
“オゥ、原田か。お前、受験、全滅したらしいな。
お祝いしたるから、今すぐ西宮北口駅前の
冨士屋(=居酒屋)まで来い”
という誘いの電話(笑)。
なんて不謹慎で嫌味な先生なんだろう、
と思い、
“先生、俺、今、そんな気にならん。
だいたい、全ての大学に落ちた俺に、
“おめでとう”
って、どういうこと?
嫌味にもほどがあるわ。
悪いけど、今日は行きたくない”
と断ると、今度は半ば怒り気味で、
“つべこべ言わんと直ぐ出てこい!”
と一喝され、一方的にガチャンと電話を
切られてしまいました(笑)。
頭の中に「?」が一杯浮かびながらも、
“先生がそこまで言うのなら”
との想いで、私はモヤモヤした気持ちのまま、
先生が待つお店へ。
電話から1時間弱ほどが過ぎた頃でしょうか、
ようやくお店に着くと、
“オォ、原田、こっちや”
と奥の方から声が聞こえます。
見ると、何杯も大ジョッキを飲み終えたで
あろう(笑)先生が、
同僚の先生と共に座っていました。
“先生、ひょっとしたら、酔っ払って
俺を呼び出したのかな?
もしそうなら、思い切り文句だけ言って
速攻で帰ろう”
私は若干苛立ちながら、先生の前の席に
座りました。
すると、今度は先生が、店員さんに
向かって、
“すいません、今日は、こいつが全ての
大学に落ちたお祝いなんですわ。
こいつに、生〇ール一杯!”
と、なんと大人の飲物を注文します。
(ちなみにまだその頃は卒業したとは言え、
身分は高校生のままです。このあたりが、
先生の名前を伏せた理由です^^)
益々理解不能に陥り、混乱していた私の目の
前に、直ぐに〇―ルが運ばれてきます。
すると先生が、自らのジョッキを掲げ、
“原田に乾杯”
と言いながら、私のジョッキに自分のジョッキ
をぶつけてきました。
「お祝いってどういう意味?先生、何でわざわざ
こんな時に、そんな嫌味言うんですか?」
私は乾杯してくる先生に対し、
自分のイライラを解消するがごとく、
食ってかかりました。
が、先生は、
“まぁ、ええがな。後で説明するから今は飲め”
と言って、私にしきりに〇―ルをけしかけてきます。
私は不本意ながらも意味不明の祝杯を受けながら、
“もう、どうでもええわ”
と半ば自暴自棄になり、
その後、〇―ルを何杯もグイグイ飲み干してしまい
ました(汗)。
しばらくして私も酔いが回ってき始めた頃。
私は先生に
「何で、おめでとうって言うんですか?
そろそろ意味を教えてください。」
と質問しました。
すると、その問いかけに対し、先生はようやく自らの
真意を次のように説明して下さいました。
「ええか、お前は今までずっと守られた環境でしか
育ってこなかった。
中学受験が失敗した時も、
甲武中学(私の出身校)、という、
“絶対に入れる学校”
がお前の後ろにあった。
高校受験の時もそうだ。
第1志望校を落ちても、結局、お前は、
有名進学校として有名な第2志望校に合格
することが出来た。
また、もし、その学校が不合格だったとしても、
必ず入れる公立高校があった。
しかし、今のお前は、どこへの進学も
決まっていない、
“確実に入学できる学校”
という安全な後ろ盾の選択肢を全て失った状況だ。
これはお前にとって人生初の経験であり、
それ故、今のお前は不安で一杯だろう。
しかし、この状況を経験したからこそ、
お前は人間として強くなれるし、
人に対して今以上に優しくなれる。
俺は正直、お前が目指すようなレベルの学校の
事はよう分からんし、
何の指導もアドバイスも出来ん。
しかし、優等生だったお前が、
人間としての幅を拡げる機会に初めて向き合える
ことを、元担任として嬉しく思う。
だから嫌味でもなんでもない、心から
“おめでとう”
なんや。分かるか?」
私はこの言葉を聞き、
先生の深い思慮と愛情に触れ、
人目もはばからず、ポロポロ涙を流してしまい
ました。
思えば私には、この先生のように、
人生の岐路に差しかかる度に、
そっと、或いは、後ろから力一杯蹴りを
入れられるように(笑)、
私の背中を押して下さる方に何人も出会って
きました。
本当にありがたいことです。
そして、このような方々と幾人も出会う中、
いつしか私は、
“私もこんな方々みたいに、誰かのタメになる
人間になりたいし、そんな仕事をしたい”
と思うようになりました。
今、私は、デイサービスの経営と共に、
“経営コンサルティング”
という、
“真面目で一生懸命頑張っている経営者や
リーダーの方々を応援する”
仕事に就かせていただいています。
本当にありがたい事です。
これからも、このメルマガは勿論、
セミナーや研修、個別支援等々を通じ、
“皆様のお役に立てる仕事”
という初志を貫徹していきたいと思います。
昨日で発刊200回にまで無事に到達
しましたが、
今日からまた、1回1回の積み上げです。
これからも果てしなく続くであろう仕事
に対し、
自らの仕事の原点をあらためて思い出す
ことが出来た、
私にとって、とても有意義な時間でした。
たまには自分の原点を想い出すことも大事
ですね。
日々、お忙しい皆様かと思いますが、
少し心にゆとりを持って、たまには私のように
“原点回帰”
をしてみるのも、悪くないかもしれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、静岡県三島市にて、
社会福祉法人の皆様に対し、
人財育成のセミナー講師を務めさせて
いただきます。
お忙しい中、集まってきてくださる皆様方の
お役に立てるよう、
気合を入れて臨んでまいります。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?
では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
※
最近、ブログも復活し始めました。
日々の活動等で感じた事などについて、
よりカジュアルに書いていますので、
こちらも是非、ご覧下さい!
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原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
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~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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します。また、その際は、「介護経営エナジャイザーの原田匡によると」
と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
します。
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