“半沢直樹”の記事を読んで気付いたこと。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、何気なくYahoo!のトップページを
見ていた時、

こんな記事のタイトルが目に入りました。

「“ヒットしない”と言われて
視聴率40%―半沢直樹演出者の手腕」
(記事元は、AERA(2014年1月13日号)
のようです)

私事ですが、

このドラマ、興味はありつつも、

結局、見ない内に終わってしまいました。

で、年末にDVDが出た、というので、

正月休みの間に見ようと、

近くのTSUTAYAに行ったのですが、

残念ながら、連日貸出状態。

“噂通り、とんでもない人気ドラマ
なんだな”

と思っていたところにこの記事を目に
し、

読み終わった私は、

“何としてでも借りなければ、、、”

と、更に想いを強くしました(笑)。

しかもこの記事、

私たちが仕事を行う上で、

とても重要な気付きを与えてくれて
いるようにも思いました。

本日のメルマガでは、

そんな意味を込めて、

是非、皆様にも本記事の内容をシェア
させていただきたいと思います。
(一部、記事を抜粋・加筆していますが、
コンセプトは一切触っておりません。)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
売れている俳優を使えばヒットする――。

そんな固定観念がテレビをダメにした。

今どきの常識を打ち破り、人間の

“本音”

に迫ったとき、そのドラマは心を打つ。

視聴率40%超えを果たしたドラマ「半沢直樹」。

今どきのドラマは、

まず俳優のスケジュールを押さえ、

そこからストーリーを決めるのが一般的。

だが、「半沢」は違う。

「中野渡頭取」に北大路欣也、

「大和田常務」には香川照之……。

俳優の人気ありきではなく、あくまでも
原作に忠実に配役していった。

それはドラマ本来のつくり方への

“原点回帰”

でもある。

「ストーリーを重視するというドラマ
づくりの基本に戻りたかった。

見た目を豪華にしたいという制作者側の
都合で、

無理して俳優の顔だけそろえるのは、
もうやめようよと」

銀行を舞台にした堅いストーリーで、

恋愛要素もない。

しかも出演者の年齢層は高い。

ヒットドラマの

“お約束”

的な要素は、ほとんどない。

「女性をターゲットにするのが
ヒットの近道といわれたドラマの世界で、

女性受けしない要素が何拍子もそろって
いた。

ヒット作が次々生まれている時代ならば、

間違いなく通らなかった企画でしょうね」

企画に賛同してくれる人は多かった。

ただし、そのほとんどが

“ヒットはしないでしょうけど”

と付け加えた。

不安がなかったと言えばウソになる。

思い出すのは、

視聴率を取れなかったドラマの
制作現場だ。

毎朝8時45分、

携帯電話に視聴率を知らせるメールが
届く。

ふるわない数字に目をやり、

重い足取りで現場へ行くと、

スタッフから役者まで

“自分のせいだ”

と落ち込んでいる。

あの居たたまれない空気は、

二度と味わいたくない。

それでも、

「自分がおもしろいと思うものを
精いっぱいつくりたい。

神戸牛や大トロを使っては
いない。

でも、最高の卵かけご飯を精いっぱい
つくりますってね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・・・・・

如何でしょう?

この記事を読んで、私は4つのことを
感じました。

1つは、

このドラマは、

“何が売れるか?”

という視点よりも、

“どんなメッセージを伝えたいか”

という、

“ドラマの原点”

に立ち戻り、あるべき姿を追い求めた
作品だったんだ、

ということ。

勿論、前者の

“何が売れるか?”

という視点で仕事に取り組むこと自体も、

決して悪いことではないと思います。
(そこに徹することが出来るのも或る意味、
プロフェッショナルだからこそなのでしょう)

しかし、それだけではどうにも満足できない、

“俺(私)はこう思う”

というメッセージを事業を通じて世の中に
ぶつけてみたい、

と考える方も多いのではないでしょうか。
(特に介護業界は多い気がします)

その意味では、この

“半沢直樹”の成功は、

内容とは違う部分で私たちに

“勇気”

を与えてくれるものなのかもしれないなぁ、

と感じた事。

そして2つ目。

とはいえ、やはり、このドラマが爆発的に
ヒットしたもう一つの要因としては、

タイミング的に

“機が熟していた”

こともあったのかなぁ、ということ。

今回のケースで言えば、ちょうど、

視聴率を上げるためだけに作られた
ドラマが溢れ返っている、

という現状に、倦怠感を感じている
視聴者たちが少なからず存在していた。

そんな中、或る意味、

“骨太”で心に刺さるメッセージを
伴ったドラマを心のどこかで待望していた、

というマーケットの状況があったのかも
しれません。

恐らくいつの時代であったとしても、
この

“半沢直樹”

というドラマは、或る程度の評価、
或る程度の視聴率を獲得できるもの
だったのだと思います。

しかし、

“視聴率40%”

という驚異的な数字を叩きだすことが
出来たのは、正にこの

“旬のタイミング”

に合致したからなのかもしれません。

そして3つ目は、

同業者からの意見は当てにならない
可能性もある、

ということです(笑)。

「企画に賛同してくれる人は多かった。
ただし、そのほとんどが
“ヒットはしないでしょうけど”と
付け加えた。」

恐らくこの発言は、同じ立場の人、同業者
からの意見だったのではないでしょうか。

同業者と意見交換すること自体が無意味だとは
決して思いませんが、

やはり、本当の答は

“顧客の中に在る”

ということをあらためて感じました。

そして最後、4つ目は、

やはり、自分を信じて前に進む

“覚悟”

“情熱”

を持つ事からしか物事は始まらない、

ということ。

「自分がおもしろいと思うものを
精いっぱいつくりたい。
神戸牛や大トロを使っては
いない。
でも、最高の卵かけご飯を精いっぱい
つくりますってね」

このドラマの総合演出を担当した

“福澤克雄氏(なんと福澤諭吉の玄孫)”

を始めとしたスタッフ全員が、

“覚悟”と“情熱”を持って初めの第一歩
を踏み出したからこそ、

この結果に辿り着いたのだと思います。

ひるがえって、

これから私たち介護業界の経営者は、

正に自社の事業を

“革新”

させていかなければなりません。

その意味では、この半沢直樹に関する記事
から読み取れる視点は、

私たちの未来にとって、

大いに参考になるものなのかもしれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、今年から新たに始める朝食ミーティング、

その後、打ち合わせを終え、

介護特化を志す会計士・税理士先生向けの研修を
実施。

夜は、私の大切な仲間である、

某地区の社会保険労務士の先生と、今後の活動の
打合せを兼ねた食事会です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?

では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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原田匡の2冊目の著書、

「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」

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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
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幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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 と一言付け加えていただければ嬉しいです。後は、皆様の良心にお任せ
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