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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
先日、昔読んだ本を何気なくパラパラと
めくっていた時に、
折り目がついたままのページが見つかり
ました。
手が引っ掛かり、
何気なくそのページに目を落とし、
なんとなく中身に目を通し始めた私は、
思わず苦笑いをしてしまいました。
というのも、つい先日、
ある介護事業経営者の方とお話をする中で、
意見交換していたことと酷似した内容が
そこに書かれてあったからです。
そのページには、次のような見出しが躍って
いました。
“「根本原因の分析」という罠に陥って
いないか”
ここで、簡単に内容をご紹介したいと
思います。
↓
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例えば、
在庫やミスが増えつづけたときや仕事の
生産性が急に落ちた時、
私たちは先ず、根本分析を探る分析を
行います。
データを遡って調べ、
どこから問題が始まったかを突き止め、
問題を隔離して根本原因を見つけ、
修正します。
確かにこのアプローチによって成果が上がる
こともあるでしょう。
しかし、この方法が効果を上げるのは、
機械や、
人が上からの命令に一方的に従うシステムに
対してだけです。
問題が認識面にあるとか、主観的なもので
あったり、
感情にかかわるものである場合、
根本原因分析のアプローチは逆に状況を悪化
させかねません。
士気が低いときにスタッフ会議を開いて、
なぜ士気が低いのか、
何(誰)が根本原因なのかを話し合うと、
状況を悪化させたり、
非難の応酬を招いてしまうことがあります。
この種の話し合いをすると、
各人は自分を守ろうとして自己弁護的な
理由を持ち出すものです。
それぞれのグループや個人が、
自分が原因でないことを証明するのに
やっきになり、
いくら一人ひとりにもっと責任感を持たせようと
しても受け入れません。
たとえ根本原因が見つかっても、一旦こじれた
感情を解きほぐし、
正常なものにすることは出来ません。
では、根本原因を発見して分析したい衝動を
抑え、
(自らの現状に対する)ストーリーを話したら
どうでしょうか。
あるいは、
“なぜ私はここで働くと決めたのか”
話してほしいと相手に頼んだらどうなるでしょうか。
全員がストーリーを話してくれるとは限りませんが、
何人かが話したストーリーの1つが、
もしかしたら全員が必要としていたカンフル剤に
なるかもしれません。
少なくとも非難の応酬や根本原因の追究よりも、
その方がやる気を起こさせるはずです。
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過去のメルマガの中でも、問題を解決する際の
アプローチには、
“原因思考的アプローチ”
(=現在と過去を比較し、原因を見出すアプローチ)
と
“結果思考的アプローチ”
(=現在と未来を比較し、「求める未来に近づくために
何をしなければならないか?」と未来志向的に考える
アプローチ)
の2種類がある、
という話をしたことがあります。
(セミナーでもよくお話しする内容の1つです)
どちらのアプローチが適切かどうかについては、
上記の本の抜粋内容も含め、正に
“内容によりけり”
だとしか言えません。
しかし、問題解決の手法について、
“原因思考的アプローチ”
しか持っていなかった方からすれば、
この、
“
“結果思考的アプローチ”
というアイデアは、
ひょっとすると、大きな発想の転換につながる
のかもしれません。
(事実、お話していた介護事業経営者の方も、
ハッとした顔をされていました)
全く異なる環境で生まれ育った人たちが集まって
1つの組織を構成していく、
ということを考えれば、
或る意味、問題は起こって当然だとも言えます。
是非、その2つのアプローチを使い分けながら、
組織も、自らをも成長させていきたいものですね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は午前中に南伊豆から都心に移動し、
東京駅近辺で3件の打ち合わせです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?
では、今日も1日、互いに頑張ってまいり
ましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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原田匡の2冊目の著書、
「介護事業所経営の極意と労務管理・労基署対策・助成金活用」
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