“地域密着型総合ケアセンターきたおおじ”

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先週末の土曜日、とある場において、

平成24年8月に京都市内に開設された

“地域密着型総合ケアセンターきたおおじ”
(以下、“きたおおじ”と略称します)

の代表を務めていらっしゃる、

山田尋志先生のお話をうかがう機会が
ありました。

ご存知の方もいらっしゃるかと存じますが、

“きたおおじ”は、

“社会福祉法人による共同事業”

というテーマにおいて、現在、

日本中が注目する取り組みを行っています。

“きたおおじ”は、

地域密着型特養(29名)、短期入所(10名)、
小規模多機能(25名)、サービス付高齢者向け
住宅(6戸)、

及び地域交流サロンが併設された

“地域介護運営機能”

及び、社福の公益事業として、

共通フォーマットでの人財育成やサービス
品質の一定化、

施設新設のための不動産開発、

及び開設支援業務等を行う

“人財・開発研究センター(=開発機能)”

という、2つの機能を保有しています。

そんな中、多くの人が注目している

“共同事業の取り組み”

というのは、後者の

“開発機能”

な訳ですが、

現時点の具体的な取り組みとしては、

共同事業の志に賛同し、

活動を共にしようと考えた、

6つの社会福祉法人(現在)の

“サービス品質”

を高位で一定化させる仕組みの構築を
目的に、

2名の常勤スーパーバイザーを雇用し、

各社の人財育成、並びにサービスの質の
高位化&平準化を行っている、

ということと、

“グループ化”

を実現させる上で最大のKFS(成功要因)と
なるであろう、

“理念の共同化”

“組織風土の共同化”

に向けた取り組みを始めている、

ということのようです。
(もの凄いざっくりとした説明ですね、
すみません(苦笑))

これらの共同事業の狙いは、

一法人単独ではなかなか保有出来ない、

自社の経営品質を高めるための

“人財育成機能”

“スーパーバイジング機能”

等を、

幾つかの法人が集まって共同で保有する
ことで、

地域全体の福祉の底上げを図っていく、

という側面と、

大手資本に比べると、

それほど潤沢ではないであろう
リソースを

“共同化(or応分負担)”

することで、

各々の法人における

“利益力”

を高めていく、という2つの側面が
あります。

まだ、走り始めて間もないこのプロジェクト、

少し引いた視点で客観的に見つめてみると、

今後、課題として顕在化しそうなポイントが
幾つも浮かび上がってくるであろうことは、

事実として否めないかもしれません。

でも、恐らく、山田先生を始めとする主体者
の方々は、

そんなこと、百も承知でこの活動をスタートさせて
いるのでしょう。
(事実、そのようにおっしゃっていました)

どんな施策も、スタート当初から

“完全無欠”

ということはあるはずもなく、

正に

“走りながら考える”

ものが殆どであるように思います。

そんな中、私は、この山田先生の

“情熱”

“実行力”

が何より素晴らしいな、と感じました。

お話をうかがう中、山田先生は、繰り返し、
次のような言葉を述べていらっしゃいました。

“ケアの質、福祉サービスの質は、ひとり一人の
専門職を通じてのみ実現するもので、その細部に
理念が宿る。

その意味において、

地域で信頼される専門職を社会的に育成すること、

これは社会福祉法人としての大きな使命だと考えて
おり、

この共同化の取り組みは、その使命を全うする一つの
アプローチでもあると考えている。”

大変感銘を受けると共に、

僭越ながら、私自身も大いに共感することろです。

その意味では、課題は見えつつも、

とにもかくにも走り出したこの

“情熱”

“行動力”

に敬意を表したいと思います。

さて、ひるがえって、自らを見つめ直した場合、

この取り組み事例、

私たちの今後の経営に活かせる視点は
何かありませんでしょうか?

今後の自らの戦略を考える上で、

ひょっとすると、人によっては、

頭の片隅(場合によっては真ん中?)に置いて
おいた方がいい情報かもしれませんね。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は東京都内で終日打ち合わせ&デスクワーク。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も1日、互いに頑張って
まいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。

※ちなみに、この共同事業を行っている6法人の
グループ名称が先週の金曜日に決まったとの
ことです。
(ほやほやの情報です^^)

グループ名は、

“「リガーレ(心の架け橋)」グループ”。

今後、グループパンフレットの作成や
Webシステム等を試行させ、

グループでの求人活動も始めるそうです。

今後の動きにも要注目ですね!
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