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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
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(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
今日は、昨日に引き続き、
ソフトバンク社の話です。
同社の成長の要因を、
“モーレツな働きぶり”
“気合いと根性の賜物”
だと定義づけるのは、
やや、早計感が否めない、
というところまで昨日お伝えしました。
では、他にどのような要因があるのか?
それでは、記事の続きをご覧ください。
(全文だと長いので、趣旨は変えずに、私個人の
主観に基づいて一部抜粋・換骨脱退しています)
↓
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同社の成長を根性論だけでとらえるのは
乱暴である。
徹底的に考え抜いた具体的な数字をよりどころに
しているからこそ、
社員は目的に向かって自信を持って突き進める。
数字の明確な裏付けがなければ、同社は決して
動かない。
そして、一度動き出したら進捗状況をまた数字で
つぶさに確認し、修正を繰り返す。
ごく普通の取り組みに見えるが、そのスピードが
また半端ではない。
まずは数値目標と達成時期を定め、必要な施策を
検討する。
個々の施策の効果を具体的に出し、達成時期から
逆算して線表を引いていく。
あとは、効果の予測と検証を日々繰り返す。
予測が外れたら、たとえ良いほうに外れても
“なぜ違うんだ?”
とその理由を追求する。
一過性の外部要因による偶然の結果であれば、
将来も継続するとは限らないからである。
もし施策自体が予想以上に当たったのであれば
“うれしい誤算”
として社内で共有し、他の施策にどんどん取り
入れていく。
勿論、逆も真なりで、
マイナス材料の数字も歓迎される。
通常の会社であれば、
既に動き出した施策そのものを否定するような
都合の悪いデータを出せば、
上司のカミナリが落ちて終わりだろう。
しかし、ソフトバンクの幹部は
「え、そうなの。それなら変えなきゃ」
と素直に受け入れる。
同時に、数字に対する繊細さは、新商品や新サービスの
投入前に一部地域に限定してテストマーケティングを
展開することにも表れる。
例えばウィルコムの「だれとでも定額」。
月980円の定額料を支払えば、同社の加入者同士
だけでなく、
他社の携帯電話や一般加入電話への国内通話も
話し放題になるサービスである。
ウィルコムは2010年2月に会社更生法の適用を
申請後、
起死回生の策として、
「だれとでも定額」
の検討を開始した。
2010年4月に沖縄県で試験サービスを始めたが、
最初は支援するソフトバンクからダメ出しが入った。
話し放題にすれば他社への接続料が支払い超過となって
赤字になる可能性が高いからだ。
そこで、通話回数や料金の組み合わせを変えたテスト
マーケティングを北海道や広島などで実施。
ARPU(1契約当たりの月間平均収入)と変動利益の
面で問題ないと判断できる組み合わせ(=月980円で
10分以内の通話が500回まで)を導き出した。
実際、ユーザーの通話回数は0~500回の間で山型の
分布になっており、他社への接続料の支払いは問題ないと
いう。
話に夢中になって10分以上通話すれば、超過した分は
通話料収入になる。
この戦略は実に練られており、ユーザー層を劇的に変えた
効果も大きい。
ウィルコムは元々、加入者同士の通話が24時間無料な点を
売りにしてきたこともあり、
中学生や高校生を中心とした若者に人気だった。
特に中高生はコストにセンシティブで話し放題の利点を
フル活用するため、
一時期は自慢の通話品質が劣化するほど混雑していた。
だが、ソフトバンクの支援後はメインターゲットを
30~60歳台にシフトすることで影響の緩和に成功している。
孫社長の数字好きは、新商品発表会や決算説明会での
プレゼンテーションを見てもよく分かる。
とにかく数字を押してアピールする。
そのほうが相手に伝わりやすいからだ。
同社では幹部は勿論、社員に対しても目標を数字で
コミットすることを求める。
そんな中、半年で売り上げを100倍に伸ばすと役員に
宣言し、
実際にほとんど費用をかけずに契約数を40件から
4000件に伸ばし、
数億円の売り上げを達成したツワモノ社員もいるという。
とはいえ、単純に大きな数字をコミットすれば良いわけ
ではない。
社長も幹部も数字の信頼度が肌感で分かる。
ゲタを履かせてもすぐにバレる。根拠となるデータも
必ず求められるので、ごまかしは通用しない。
その代わり、数字による明確な根拠があれば、1000万円
でも1億円でも平気でポンと予算が出る。
普通の会社であれば稟議と決裁に相当な時間を費やす
ところを即決する。
「予算1億円で、3億円のリターンがあるんだな。
よし、すぐにやれ」
といった具合だ。
そんな社風の中、大きな仕事を平気で任されるため、
やりがいを感じる社員は多い。
「ちゃんと成果を出せばしっかり評価される。
やらざるを得ないし、やらないよりはやったほうが
断然楽しい(中堅幹部)」。
ソフトバンクには失敗を恐れず、とにかく実践する文化が
ある。
成功も失敗も含め、これまで様々な角度で取り組んできた
実績が膨大に蓄積されている。
数字重視といっても第三者のデータに頼るわけでなく、
自社で積み上げた実績を最も重視する。
失敗を含め、経験値の豊富さが前提となっている面があるのだ。
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恐らく、ご他聞に漏れず、ソフトバンク社も組織として様々な
問題や課題を抱えていることと思いますし、
ひょっとすると、記事だけでは見えてこない裏腹の現実なども
あるのかもしれません(あくまでも推測ですが)。
しかし、この記事に込められているエッセンスは、
今後、経営環境が激変するであろう私たち介護事業者にとって、
身につけなければならない重要な要素の1つなのかもしれません。
ご利用者やご家族のニーズの多様化も見据えつつ、
これからは、今まで以上に
“スピード経営”
“費用対効果を重視した経営”
がますます求められる時代に突入することは
間違いありません。
そのためにも我々経営者・幹部陣が自らの刃を研ぎ続け、
“地域の人々から深く愛され、必要とされ、関わる全ての
人々を幸せにできる会社”
としてしっかりと存続していけるように努力を継続する
必要があるでしょう。
さぁ、変化はもうすぐ目の前に来ています。
どうせ来るなら、ビクビクせずにドーンと構えて、
楽しんで乗り越えていきたいものですね^^
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は東京都内で終日打ち合わせ&デスクワーク。
夜は久しぶりに大学院にて授業を受講します。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も1日、互いに頑張っまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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原田匡の2冊目の著書、
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~Visionary Care Company~
社会貢献と利益創出の両立に真剣で、成長・進化を目指す介護事業者に、
業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
活性化の中心的存在となる。
それが私たち「シービータッグ」のビジョンです。
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