“非真面目”を地でいく傑物。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

先日、

“消臭力”

等の商品でお馴染みの、

エステーの経営者、

鈴木 喬 氏の本の中で、面白い、と
感じた

「不真面目ではなく、“非”真面目」

という言葉についてお話をさせて
いただきました。

今日はもう一つ、

“非真面目”

という言葉に関連する話として、

同じく鈴木社長の言葉の中で

“なるほどなぁ”

と感じた言葉、

“イケシャーシャー”

について、皆様にご紹介したいと
思います(笑)。

ここで、

“イケシャーシャー”

を地で行く人物、

と鈴木社長が紹介されていたのが、

幕末~明治初期の傑物

“勝海舟”

でした。

勝海舟は明治維新の直前まで、

幕府の重鎮として幕府に仕え、

活躍していましたが、

維新後、

勝氏の過去の功績が認められ、

新政府から爵位の授与を受けるに
至ります。

当初、勝氏は、新政府から

“子爵ではどうか?”

との打診を受けました。

しかし、その地位の低さに不満だった
のか、

勝氏は、

“今までは人並みなりと思ひしに、

五尺に足りぬ四尺(=子爵)とは”

という、皮肉を込めた冗談でやんわりと
不満を表明します。

勝氏の(不本意、という)意思を感じた
新政府は、

慌てて、今度は子爵の上位である

“伯爵”

を打診しました。

すると、勝氏は、この提案を

“渋々”

受け取った、と言います(笑)。

ちなみに爵位は、

公爵>侯爵>伯爵>子爵>男爵

の順番だそうです。

しかし、この行為が、

後に、

“学問の神様”

と呼ばれた福沢諭吉の批判を受ける
格好の標的になりました。

福沢は、

幕臣としてのプライドが足りない、

風見鶏のような男だ、

と言って、

勝氏を

“節操のない男”

“武士道の風上にもおけない男”

と言って、痛烈に批判しました。

まぁ、明治維新後とは言え、

長年、武士の世の中が続いていた、

当時の日本人のメンタリティから推測すれば、

福沢氏の批判の方に軍配が上がっていたであろう
ことは、想像に難くありません。

しかし、その批判を受けた当の本人、

勝海舟は、悪びれもせず、

涼しい顔をして、次のように答えたのだ
そうです。

“行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、

我に与らず我に関せずと存候”

褒めたり貶(けな)したりするのは他人の
することであり、

自分はあずかり知らぬ話だ、

だから、俺を責められても困るよ、

という意味です。

この、鋭い批判に対する身のかわし方、

何とも図太いと思いませんか(笑)?

鈴木社長は、この勝氏の身のこなしを
以てして、

“イケシャーシャー”

と表現していました。

また、続けて、鈴木社長はこんなことも
言っています。

“生きていれば、失敗もすれば、間違った
こともする。

批判を受けることもある。

間違ったこともすれば頭を下げる。

失敗すれば原因を明らかにする。

だけど、いちいち引きずらない。

自分をいたずらに責めない。

イケシャーシャーと笑う。

心の状態が良ければ、判断を大きく
間違えることはない。

苦境に立たされても活路を見出す事が
できる。

これが、“非”真面目の真骨頂だろう”

経営者は勿論、根っこは真面目でなければ
ならないと思います。

しかし、真面目一辺倒ではなく、

ある時には、

“図太い神経の持ち主”

として、どんな辛い場面でも、

笑い飛ばすぐらいの豪胆さを併せ持つ
ことも必要かもしれません。

理屈ではうまく言えないのですが(苦笑)、

そんなことを是非、皆様にもお伝えしたく
なった、

そんな言葉との出会いでした。

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、今年最後の出張、大阪で打ち合わせです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるの
でしょうか?

では、今日も1日、互いに頑張って
まいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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