孫正義氏の非凡な経営判断から学べること。

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

“今回だけ10万部、納品させて
下さい。

これでダメならば廃刊します”

まだソフトバンク社が駆け出しだった
1980年代初頭の、

孫正義氏の言葉です。

当時、ソフトバンク社は、

今後の需要を見込み、

パソコン関連の雑誌を発刊していました。

しかし、当時はまだパソコン普及自体が
黎明期であり、

当然、それに準じた形の雑誌は全く売れて
おらず、

同社としては、雑誌部門が経営的に大きな
お荷物になっていました。

“確かに将来性はあるかもしれないが、

市場参入が早すぎたのではないか。

このまま続けば、パソコン雑誌部門の赤字が
ソフバンク本体の黒字を蝕み、

社として危険な状態になる”

見切り千両、ではないですが、

冷静かつ現実的な判断のもと、

関連メンバーは、

“雑誌部門から撤退する”

ということが、合理的、かつ、正しい
経営判断ではないか、

と、孫氏に進言していたようです。

しかし、パソコンの将来性を信じて
疑わなかった孫氏は、

“ここで撤退すれば、今までの努力が
無駄になる。

必ずパソコンは世の中を席巻する”

との想いの元、

ガンとして

“撤退”

という提案を受け入れず、

寧ろ、一か八かの大勝負に出ます。

それが冒頭の

“今回だけ10万部、納品させて
下さい。

これでダメならば廃刊します”

という言葉。

なんと、孫氏は、赤字削減のために
雑誌発刊を中止する、という選択とは
全く真逆に、

“テレビCMに1億円を投じ、

一気に10万部増刷することで、事業を
成長軌道に乗せる”

という戦略を打ち出したのです。

この言葉を聞いた当時のソフトバンクの
幹部も、

出版取次店も、

全員、孫氏の意見に猛反対。

しかし、孫氏は、

“自分が全ての責任を取る”

と言い放ち、

実際に1億円分のテレビCMと、

10万部の増刷発行を強行します。

そして、その結果は、

“大当たり”。

テレビCMが功を奏し、

今までほとんど売れていなかった
パソコン雑誌を一気に10万部売り切り、

その後、出版事業は安定軌道に乗っていった、

というのです。

孫氏はどんなに周囲から批判されても、

自らの頭で考え抜き、

自らの信念と直感の中で、

“ここが勝負どころだ”

というタイミングで投資をかけ、

結果として勝利を収めたのだと
思います。

かなりドラスティックな法改正
情報が流れる中、

介護事業者の中には、

気持ちそのものが消極的になっている
方も多いようです。

しかし、本当に、もうどうしようもない
のか?

活路はないのか?

もっと違う切り口で、

自らの今までの発想を変えることで、

事業を、ご利用者を、ご家族を、職員を
守ることは出来ないのか?

ひょっとすると、この孫氏の取った行動が、
皆様の参考になるのではないか?

いや、行動そのものではなく、

“危機を打破するために、積極的に外に
打って出る”

ということに代表されるような、

孫氏の気構えや心意気そのものが参考に
なるのではないか?

そんな思いから、この話を共有させていただき
ました。

昔、10億の借金を背負い、

苦しみながらも事業を建て直し、

今や上場企業の経営者になっている方に
言われた言葉を思い出します。

“ええか、事業は、気持ちで負けたら絶対に
あかん。

気持ちで負ければ、全てがダメになる。

それが商売やで。”

勿論、冷静・現実的な目線で状況を分析し、

リアリスティックに物事を判断することは
とても重要ですが、

それと共に、事業を推進する上では、

“気力”

も決して忘れてはいけない、

ということなのでしょうね。

さぁ、今日も1日、

気持ちを強く持ち、

明るい魂で前進してまいりましょう!

以上、何かのお役に立てれば
幸いです。

今日の私は、都内で終日打ち合わせです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるの
でしょうか?

では、今日も1日、互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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