お客様がいることは“当たり前”?

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(シー・ビータッグ)の原田匡です。

一昨日、大阪から東京へ戻る新幹線の中で、

何気なく昔の資料を見返していた時、

正に、今、このタイミングにおいて、

我々が心に据えておかなければならない
言葉だと思われる資料が、

ふと、私の目に留まりました。

それにしても、膨大な資料の中で、

必要なタイミングで、必要な資料が目に入って
くるなんて、

これも、人間の脳機能の為せる業なのでしょうか(笑)。

その資料には、イトーヨーカ堂の創業者、

伊藤雅俊氏の次の言葉が書かれていました。

“商売とは厳しいもので、

1つでもまずいもの、キズがあったら、

お客様は決して来て下さらない。

商品は売れなくて当たり前、

お客様は来てくださらなくて当たり前―。

先ずここから出発しなくてはならない。”

・・・・・・・・

如何でしょう?

この言葉、少し時間をとって、心に落とし込んで
考えてみると、

全身に衝撃が走りませんか(笑)?

私たちは、ビジネスを始めようとする時、

口では言わないまでも、内心では、

“お客様はきっと来てくれるだろう”

ということを前提に考えるのが普通です。

中には

“そうじゃない”

と言い切れる方もいらっしゃるかもしれませんが、

胸に手を当てて考えてみると、

少なくとも私には思い当たる節があります(苦笑)。

だから、

期待に反してお客様が来てくださらなかったり
すると、途端にオロオロしてしまう。

そして、

“どうすれば手っ取り早くお客を集められるか”

ばかりに意識が向くようになり、

付け焼刃のような施策や

小手先のハウツー・テクニックばかりに
終始してしまい、

結果、事業として中々軌道に乗らず、

空回りを続け、どんどん

“負のスパイラル”

に陥ってしまう。

また、更に始末の悪い場合には、

その原因を他に求め、

“分かってくれないお客が悪いんだ”

などと言う言葉も出てきてしまうほどです(苦笑)。

しかし、伊藤氏のように、

“そもそもお客様は来てくださらない”

という前提に立てば、

“どうすれば来てくださるか”

と考える中、知恵を絞り、

更にお客様を喜ばせ、満足していただく
べく、

四六時中、工夫を重ねようとします。

今日も京都の老舗、ブライトンホテルや

近鉄グループのホテルなどで

“誤表記(偽装?)”

について情報開示していましたが、

恐らくこの方々達は、

“お客様が集まってくれる”

ことに対して

“当然”

と捉えてしまっており、

本気の

“感謝の気持ち”

を持たず、

その、お客様が来てくださる状況に
胡坐をかいてしまっていたのではないかな、

と思います。

さて、ひるがえって考えた場合、

私たちはどうでしょう?

今のご利用者が自社を選んでくださっている
ことに、

心から感謝できていますでしょうか?

来てくださることが

“当然”

になり、

そこに胡坐をかいている、

なんてことはないでしょうか?

最後に、伊藤氏は前述の言葉と共に、

次の言葉も残されています。

「商売は運・根・鈍でやらないと絶対に
成り立たない。

“運”は環境に対する適応、

“根”はお客様から信頼され続けるために
根気よく努力し続けること、

そして“鈍”はあまり利口過ぎてはいけない
ということだ。

イトーヨーカ堂は一時、多くの企業が多角経営を
目指した時も、

店一筋で通してきた。

だから、今があるのだと思う。」

いつも思うのですが、

一代で大事業をつくりあげた方の言葉って、

とてもシンプルですよね。

そして、そのシンプルな言葉や原点を
愚直に、誠実に、

どこまで守りきれるか。

正に、

“凡事徹底力”

こそが事業の成否を分ける差なのだ、

とあらためて感じたひと時でした。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日の私は、終日デスクワーク&都心で
打ち合わせです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるの
でしょうか?

今日からいよいよ11月、

気分よく年を終えることが出来るよう、

今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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