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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
先月19日、ビデオゲーム産業の礎を築いた
任天堂の中興の祖、
山内溥前社長が85歳で亡くなりました。
よくセミナーの中でもお話するのですが、
任天堂と言えば、
“新しい電子ゲーム機器をどんどん開発する会社”
というイメージが強いと思いますが、
ここにたどり着くまでの歴史は、
正にジェットコースターの如く、
“天国と地獄”
を行ったり来たりの繰り返しだったそうです。
さて、そんな激動の人生を駆け抜けた山内氏の、
とても深い、座右の銘を今日はご紹介させて
いただきます。
その前に、皆様に、より、その言葉の深さを感じて
いただくために、
任天堂、そして、山内氏の企業家人生の歴史について
少し振り返っておきたいと思います。
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あまり知られてはいないようですが、
実は、任天堂は、1889(明治22年)にカルタ
(花札)を作る会社として創業されました。
(今とのギャップに驚きですよね(笑))
その後、博打の道具としてしか認識されていなかった
商品のイメージを何とか革新したいと考えた山内氏は、
1959年、
ディズニーキャラクターを使用した日本初の
プラスチック製トランプを開発し、
“子供向け・家庭の団欒のための玩具”
という新境地を開発。
これが大ヒットし、企業として大きな成長を
遂げることに成功します。
他方、トランプだけではちっぽけな会社で終わって
しまうと考えた同氏は、多角経営の道を探ることに。
これも今の任天堂からは考えられませんが、当時は、
タクシー会社や食品会社、家庭用小型印刷機の販売、
ベビーカーの製作、はたまたラブホテルの経営などにも
手を出していたそうです(驚)。
しかし、それらの事業は、ノウハウ不足などにより
ことごとく失敗。
この危機を救ったとされるのが、ゲームボーイの
生みの親として有名な横井軍平氏(1965年任天堂入社)
が開発した玩具、
“ウルトラハンド”
でした。
その後、ウルトラハンドに続いて、ラブテスター、光線銃
シリーズなどの玩具が大ヒット。
続いて、光線銃がヒットしたことや、ボウリング
ブームの終焉と施設の飽和化を見越し、
その跡地利用を考えて
“レーザークレー射撃場”
という新たな遊戯施設を作ろうと企てます。
しかし、不運にも、時を同じくして第一次
オイルショックが勃発。
その影響で遊戯施設の建設計画撤回が相次ぎ、
任天堂は再び倒産危機に直面します。
この後、しばらく青色吐息の辛く苦しい時代が
続く中、
80年代に入り、ようやく努力と試行錯誤が実を
結び、
エレクトロニクスを応用した空前のヒット商品、
“ゲーム&ウォッチ”
の世界販売に着手。
この液晶画面を持つ携帯ゲーム機は世界的なブームを
巻き起こし、
全世界で4000万台を超える大ヒットとなります。
その結果、多角経営時代とレーザークレーの負債を
完全返済してもありあまるほどのヒット・売り上げを
記録したそうです。
その後は多角経営志向を取りやめ、
電子ゲームに絞り込み、
1983年、
“ファミリーコンピューター(ファミコン)”
を発売。
“ゲームセンターに行かなくても、各家庭で
健全にゲームが楽しめるためのインフラをつくる”
ことを考えた同氏は、
各家庭でのゲームインフラを整えるため、
他社のゲーム機の半値以下という破格値で
本体(ソフトを差し込む据置型機械)を
販売する、
という大英断を下します。
その後、ゲーム機本体の普及と共に、
“ドンキーコング”
“スーパーマリオブラザーズ”
などの大ヒットゲームソフトが生まれ、
ようやく、我々が知る、今の任天堂へと
舵を切るのです。
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如何でしょう?
我々には想像がつかないほどのアップダウンだと
思いませんか?
任天堂の社名は「運を天に任せる」に由来するそうですが、
山内氏、そして、任天堂の歴史を見る限り、
“運を天に任せたりせず、自らの意志と努力で
未来を切り開く”
という表現のほうが相応しいかもしれません(笑)。
さて、ようやく今日の本題ですが(笑)、
そんな激動の人生を生きた山内氏の
座右の銘とは何か?
それは、
“失意泰然、得意冷然”
だそうです。
運に恵まれない時は、慌てず泰然と構え努力せよ。
恵まれた時は、運に感謝をし、冷然と努力せよ。
数多くのアップダウンを経験した山内氏ならではの
含蓄を感じると同時に、
今後、企業経営を続けていく私たちにとって、
とても学びと勇気を与えてくれる言葉だと思いませんか?
是非、頭の中ではなく、心の中で反芻し、
私たちの日々の活動にスパイスを加えて
みてもいいかもしれませんね。
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
今日の私は、都内でデスクワークと打ち合わせ
です。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるの
でしょうか?
今日からいよいよ10月、今年も残すところ
あと3か月になりました(早い!)
2013年の最終クォーターに差し掛かった今、
年末を笑顔で過ごせるようにするためにも、
今日という日を大切に、互いに頑張って
まいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
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行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
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