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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
以前、このメルマガでも取り上げさせて
いただいた、
皆様も良くご存知の
“スターバックスコーヒー”。
前回はこの会社が取り組む、協力会社との
WIN-WINの繁栄づくりの仕組み、
“CAFE PRACTICE”
について採りあげさせていただきましたが、
今回は、全世界のスターバックスの中で
日本でしか行われていない、
独自の人財育成システムの1つ、
“アンバサダーカップ”
についてご紹介をさせていただきます。
先ず、アンバサダーカップに出場するには、
社内の教育制度
“コーヒーマスタープログラム”
に基づいて得ることが出来る
“ブラックエプロン”
(=コーヒー豆の産地や風味に関して豊富な
知識を持つ“コーヒープロフェッショナル”の
称号。この資格保持者は、実際に店舗で黒いエプロン
を身につけています。是非、探してみて下さい^^)
という社内資格を取得する必要があります。
ブラックエプロンは社員、アルバイト、本社スタッフ
などの区別に関係なく取得することができますが、
それでもアルバイトと従業員を合わせた全2.2万人の
スタッフのうち、
その取得者は何と7%弱の1,500人。
この資格だけでも十分プロフェッショナルなのに、
この、アンバサダーカップの本大会に出場できる
のは、
そのブラックエプロンの中でも、各営業エリアから
選抜されたわずか13人のみ。
いわゆる、日本中のスタバ社員の
“頂点”
“トップバリスタ”
が集結し、その中でナンバー1を目指して
競い合う一大イベントなのです。
ちなみに、今年開かれた
“アンバサダーカップ2013”
の優勝者は、
驚くなかれ、
東京・港区内の店舗で働く契約社員(汗)。
昨年開かれた
“アンバサダーカップ2012”
の優勝者は、長野県在住で子供もいる
主婦だったそうです。
さて、
このような社内システム事態も極めて特徴的で、
非常に参考になる仕組みであることは間違い
ありませんが、
中でも私が凄いなぁ、と思うのは、
このアンバサダーカップのコンセプト。
店舗で顧客にコーヒーを提供する、
という立場のバリスタに必須とされる
“コーヒーの入れ方”
や、
“ラテ・アート”
(カフェラテなどの表面にミルクなどを使って
模様を描くこと)
を競うのではなく、
コーヒー豆の知識や販売方法を競い合う、
という、
本カップの選考基準の裏側に潜む
“信念”
です。
スタバにおけるコーヒー豆の売上高は、
実は、全連結売上高のわずか4%弱に過ぎません。
売り上げを牽引しているのは、皆様も容易に
想像できるであろうコーヒー、
そして、果汁をミックスした氷菓飲料である
フラペチーノ類です。
その観点からすると、
もし、業績向上だけに徹底的にこだわるので
あれば、
日本のトップに君臨するアンバサダーカップに
おいての最上位テーマは、
“コーヒーやフラペチーノを如何に上手に販売
するか”
になるのが自然でしょう。
では何故、わざわざ業績にとっては回り道になる
かもしれない、
“コーヒー豆”
にフォーカスするのか?
その理由は、スターバックス社曰く、
“コーヒー豆への情熱こそがスターバックスの
原点と結びついているから“
だそうです。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
1971年に創業したアメリカのスターバックス・
コーポレーションは、
元々はコーヒー豆の販売が専門で、
現在のようなカフェ業態は展開していませんでした。
“パートナー(従業員やアルバイト)に創業者と同様、
スタバブランドの原点であるコーヒーへの熱意を持って
ほしい”
そんな想いで、このアンバサダーカップは続けられて
いるのです。
ちなみに、アンバサダーカップの産みの親で、
商品戦略等のコーヒー関連を統括する、
マーケティング・カテゴリー本部・
コーヒーリーダーシップチームマネージャーの
江嵜讓二氏は、
アンバサダーカップのコンセプトを次のように
見事に表現しています。
“アンバサダーカップはスキルを競う場ではなく、
ハートを競う場だ“
如何でしょう?
自らの商品(サービス)に対するこの姿勢や発想、
私たち介護事業者の経営者やリーダーにとっても
学ぶことが多いと思いませんか?
ケアスキルを高めるのは勿論のこと、
それと共に、
いや、
ひょっとすると、それ以上に大事なものと
して、
私たちの原点(経営理念)を基軸に、
ご利用者・ご家族と向き合う
“ハート”
を磨くこと。
私たちは出来ていますでしょうか?
直ぐに頷ける方はOKだと思いますが、
もし直ぐに頷けないとしたら、
是非、一度、目線を上にあげ、
自らのリーダーシップの在り方について、
少し考えてみることも必要なことなのかも
しれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日も朝から大阪で打合せ&デスクワーク。
夜に東京に戻ります。
皆様は今日、どんな1日を過ごされるので
しょうか?
是非、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いをいただき、ありがとう
ございました
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業界特性を踏まえた有益な経営情報の発信、及びツールの開発・提供を
行う。その結果、「地域で最も愛され、必要とされ、関わる全ての人々を
幸せに出来る会社=「Visionary Care Company」を多数創出し、介護業界
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