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介護経営エナジャイザー 原田匡が日々感じたこと・考えていること、介護
経営に役立つ情報等をお届けします!
(※)エナジャイザー:エネルギー(energy)や活力を提供する人
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本メールは名刺交換、セミナー、問合せ等を通じて原田匡と接点があった
介護事業者及びその関連の方々に送信させていただいております。
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おはようございます、CB-TAG
(シー・ビータッグ)の原田匡です。
“介護プロフェッショナルのキャリア
段位制度”
について、
私たちCB-TAGでは、
1年以上前から、様々な切り口で、
セミナー等で出会った介護事業者の
皆様に情報を発信してまいりました。
今年から全国解禁となり、
一気に注目が高まってきている感の
ある同制度ですが、
最近、同じような質問やご意見を数多く
いただきます。
それは、
“あんまり意味がないのでは?”
“この評価項目が出来るようになった
からと言って、
ケアのレベルは上がらないのでは?”
という内容のものです。
確かに、
“出来たか”
“出来ていないか”
という、いわゆる
“○か×か”
だけでケアレベルを計れるか、
と言われると、疑問が残ります。
本来、ケアのレベルが高いかどうか、
というのは、
“ケアがしっかり実行できるか”
と共に、一人ひとりをしっかり見つめて
行う
“ケアマネジメント”
がしっかり行われているか、
即ち、観察や傾聴を通じて
情報を収集し、
分析し、
解釈・判断し、
計画し、
実行し、
モニタリングを行い、
という一連の流れが継続的に
行えているか、
ということがとても重要ですよね。
そう考えると、
今回のキャリア段位制度は、上記の
一連のプロセスの
“ごく一部”
しか反映されておらず、
故に、
“意味があるのか?”
“ケアレベルが上がらないのでは?”
という感覚をお持ちの方が多いようです。
この点については、私も全く、
“その通り”
だと思います。
ただ、他方では、
だからと言ってこの制度を
“活用する意味がない”
と判断してしまうのもどうかな、
とも思います。
今回の話に限らず、
日々のセミナー活動の中でも感じる
ことですが、
私たち介護事業者は、
“制度ビジネス”
として介護事業に取り組んでいる特性上、
制度そのものを
“絶対視”
する中で、
“盲目的に活用”
しようとしたり、
もしくは、真逆な反応として
“批判的姿勢”
“拒否反応”
を示したり、
という方も相当数いらっしゃるように
思います。
きっと、
過去の様々な経験がそうさせる
のでしょうね。
そんな方と話をする時、
私は、
“盲目的に”
ではなく、
“戦略的に”
制度を活用できるかどうかを検討
してみたら如何でしょう?
“批判的姿勢”
“拒否反応”
を感じることはどうしようもないかも
しれないけれど、
次なる思考ステップとしては、
“とはいえ、この動きは自社の経営に
プラスに活用できないだろうか?”
と考えてみては如何でしょう、
という話をよくさせていただきます。
言わずもがなかもしれませんが、
私たちの事業主体はあくまで
“私たち”
であり、
“国”
ではありません。
“国の動きに翻弄されている”
という言葉を聞くこともたまに
あります。
感情的には理解出来なくはない
ですが、
でも、だからと言って、
そのままでは事業も不安定になる
ばかりです。
私たち経営者やリーダーは、
“会社を守るのは私たちなんだ”
という姿勢・原点のもと、
制度は勿論、
自らの周囲で起こる、あらゆる
物事に対し、
迅速に情報収集を行いつつ、
それらに対して
“主体性”
を発揮することが必要なのでは
ないでしょうか。
そして、その観点に立ってみた場合、
今回のキャリア段位制度はどうでしょう?
これらを
“戦略的に活用”
する、という選択肢はないでしょうか?
例えば、これをベースにしつつ、
不足している部分を自社で新たに付加・
補足する形で活用する、
なんてことは考えられないでしょうか?
私は、活用する、しないはあくまで個々の
事業者の判断で構わないと思いますが、
そのような
“思考のプロセス”
こそが大事だと思います。
そんな視点、そんな視座で制度や物事を
捉えなおしてみると、
ひょっとすると、
新たな気付き・新たなチャンスが生まれる
かもしれません。
“そんなの当たり前だよ”
と思われている方にはあまり意味がない話で
恐縮ですが、
もし、そうでない感覚をお持ちの方が
いらっしゃるならば、
是非、一度、ゆっくり考えてみてもいいかも
しれませんね。
以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、東京にて終日打合せ&デスクワーク
です。
皆様は、今日一日、どのように過ごされるので
しょうか?
では、今日も一日、互いに頑張ってまいり
ましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。
追伸:
本当は、
「正しい姿・あるべき姿を常に見つめていれば、
制度は後からついてくる」
ものなのかもしれませんね。
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