おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
厚生労働省は、
介護や障害、子育て、生活困窮といった分野の
垣根を越えた総合的な支援を展開する
“地域共生社会”
について、
その理念を社会福祉法に追記する方向で動いて
いるようですね。
生活の課題をトータルで把握し、
相互に連携しながら解決に向かうよう努めることを、
行政や事業者の責務として明記するとのこと。
“地域共生社会”
については、この動き以外にも、
全国100ヵ所程度で実施するモデル事業の
運営経費として、
昨年末に閣議決定された予算案の中では
20億円が計上されています。
これら一連の動きから見て取ることが
出来る、
“地域共生社会”
の本格推進始まりの兆し。
特に社会福祉法人の方々にとっては、要注目かも
しれませんね。
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■「生産性向上」の議論に思う事。
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●昨年末、九州地区の介護経営者と意見交換を行う中、昨今、特に私たちの業界でも注目を浴びている「生産性向上」という言葉に話が及びました。さすが非常に聡明な経営者、他業種の視点も含め、様々な取り組みや今後の構想等についてもお聞かせいただいた訳ですが、ただ一点、心にひっかかる部分があり、その点についてコメントさせていただいたところ、「その視点、持っているようでいて、実はあまり意識出来ていないのかもしれませんね。。」という、とても謙虚な言葉をいただきました(益々この経営者の凄さ・度量の大きさを感じました^^)。実は、先週末にも同じような話に触れる機会があり、二度続けてこの話が続いた奇縁を感じる中、今日は皆様にもこの時の内容をお伝えさせていただきます。生産性向上に必要な「2つの視点」についてです。
●「生産性向上には重要なキーワードが2つある。“高効率”と“高付加価値”だ」生産性について学んでいた30代半ばの頃、実績豊富な先輩コンサルタントA氏から教わった言葉です。A氏の言葉を続けます。
●「生産性、と言うと、とかく、“高効率”の文脈で語られることが多い。しかし、“高効率”というのは、究極は自社都合、経営都合の話だ。“高効率”で生まれた“余裕”も含め、どれだけ顧客や社会、或いは社員に“高付加価値”な商品・サービス・環境を提供出来るか。この2つが対となって初めて“生産性向上”が実現されることを忘れてはいけない。或いは、“生産性向上”の究極の目的は“高付加価値”にあることを我々は忘れてはならない」・・・・・とても重要な視点だと思いませんか?
●介護経営者にとって今後、大きなテーマとなる“生産性向上”。今後、皆様は自社をどのように“革新”して“生産性向上”を実現していかれますでしょうか?A氏の言う通り、とかく“高効率”の文脈のみで語られがちなこのテーマ、上記視点を念頭に、何を“付加価値”と定義するかも考えながら、あらためて自社の“生産性向上”について考えてみても悪くないかもしれませんね。、
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、博多にて、第2回のケアビジネス
研究会。
新規の参加者も来られる中、、
今日は“企業文化”について参加者と意見交換
を行う予定です。
(議論の叩きとなる資料の準備もバッチリです^^)
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。