おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
昨日、道内の法人様と共に、
“経営戦略策定”
に関する第2回プロジェクトミーティングを
行わせていただきました。
本プロジェクトミーティング、
現在の経営陣と共に、
「現場のリーダーにも参加してもらい、知識・
見識を高めてもらいたい」
という
“リーダー教育”
の視点を含め、各サービス毎の現場リーダーにも
参画いただいて進行していますが、
内容を進めていく中で、現場リーダーの方から
“キラリ”
と光るシャープな意見が出てくることもしばしば。
その意味でも、この法人様と共に描く
“未来”
がとても楽しみな今日この頃です。
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■“コンセンサス”とは何か
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●昨日、意思決定の方法論について配信させていただきましたが、その中で使っていた用語“コンセンサス”について、「具体的にはどういうものなのでしょうか?」というご質問をいただきました(説明不足で申し訳ございません)。もしや、同じように感じられている方もいらっしゃるのでは?と思い、本日のメルマガにてあらためてお伝えさせていただきます。“コンセンサスとは何か”についてです。
●ごく一般的に“同意”という意味で使われがちな言葉“コンセンサス”。実はこの概念、もっと奥が深いものです。“コンセンサス”について例えば説明する際、私はいつも次のように説明しています。「“皆は私の意見を理解した”“私は皆の意見を理解した”“この決定は私の当初の意見と100%一致しないかもしれないが、私はこれを100%支持する”この状態を形成するのが“コンセンサス”です」・・・・・・・
●言葉だけでは今一つ理解しづらいかもしれませんので、“これぞコンセンサス”という真骨頂(?)を実感いただくために、ここでは、以前のメルマガでもお伝えさせていただいたことがある、私のコンサルティング会社時代の同僚女性から聞いた実例をあらためて共有させていただきます(ありがたいことに、その実例をお伝えさせていただいて以降、メルマガ読者様の数もずいぶんと増えましたので、この話に初めて触れる方もかなりいらっしゃるかと思います。逆に、2回目だ、とお感じの方は是非、“再確認”という意味でお読みいただければ幸いです)
●これは実際の彼女自身の体験談なのだそうですが、父親の誕生祝いのケーキを買う為に、彼女と彼女の母親とでケーキを買いに行った時の事。彼女は甘ったるい味がそれほど得意ではなく、自分の好みで「チーズケーキを買おうよ。お父さんも好きだし」と、ショーケースの前で母親に提案しました。ところが母親は首を横に振り、「私はいちごのデコレーションケーキがいいと思う。お父さんも喜ぶわよ、きっと」との意見。生クリームがたっぷりのったデコレーションケーキ。彼女が賛成するはずもありません。「絶対いや」となり、ショーケーキを前にして母親と彼女は意見が対立してしまいました。
●その後、母親と激論(笑)を交わす中、彼女は母親が発した言葉「私はいちごが食べたいのよ」の言葉が心に引っ掛かります。「ちょっと待って。お母さんはいちごが食べたいからこのケーキが食べたいって言ってるの?」「そうよ。今の時期のいちごってとっても美味しいし、それに、とても美味しそうだし。。。」それを聞いた彼女は母親に対し、次のような提案を行います。「ということは、お母さんは美味しいいちごが食べられさえすればいいのよね、別にデコレーションケーキでなくても。私はね、甘ったるいケーキは嫌だと思ったの。じゃぁさ、二人の意見を足して、これにしない?これだったら二人とも満足できるよね」そういって彼女がショーケースに並ぶケーキの中で指さしたのは、何と、全く異なる第三案の“いちごのタルト”。これなら甘ったるい味もせず、いちごものっている、、、双方納得・満足し、めでたし、めでたし、となったそうです。。。。。
●さて、ここでもう一度、上記の“コンセンサス”に対する私の説明をあらためて確認させていただきたいと思います。「“皆は私の意見を理解した”“私は皆の意見を理解した”“この決定は私の当初の意見と100%一致しないかもしれないが、私は これを100%支持する”これが、コンセンサスです」、、、、、如何でしょうか?
●特に部下を持つ皆様にとって、“コンセンサス”を形成するスキルは今後、益々重要になってくるかもしれません。是非、実際の現場において試してみても悪くないかもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中は北海道内にて打合せ。
その後、東京へ移動し、
上野のスタジオにて、
ケアビジネス研究会会員様向けの
“行政・市場ニュース”
“科学的介護経営実践講座”
の録音を行います。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。