おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
最近何故か、ユーチューブにて
“マネーの虎”
にはまってしまっています。
(息抜きの時間に毎日1話見ています)
移動の飛行機で偶然にも吉田栄作さんを
見かけ、
「吉田栄作さんと言えばマネーの虎(?)だよなぁ」
とふと思い立ち、何となく見始めたのですが、
あらためてみるとこの番組、
なかなか面白いですね。
(前からのファンの方には今更で申し訳ございません)
“虎”
と呼ばれていた経営者の方が織りなす様々な角度から
の突っ込み、
「う~ん、それはどうかな?」
と思う時もあれば、
「なるほど、その通り!」
と思う時もあり、
或る意味、思考のトレーニングになるかもしれ
ません。
積極的におススメする訳ではありませんが、
この話を聞かれてご興味をお持ちになられた方は、
あらためて一度、見てみても面白いかもしれませんね^^
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■“意思決定”の方法、使いこなしてますか?~ある介護経営者との議論から~
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●先週、経営判断を行う際の姿勢について、北陸地区の介護経営者と意見交換させていただいた際の話を共有させていただきましたが、実はその折にもう一つ、ある言葉から端を発した議論があり、その中で、「なるほど、確かにそうですね。今後、より意識します。」という、とても正直な反応をいただきました。本日はその時の内容を是非、皆様にもご紹介させていただきます。近鉄電車7代目社長にして、同グループの中興の祖と言わている故・佐伯勇氏が経営判断について語った言葉、“独裁すれども独断せず”から発した議論についてです(偶然にも先週末、私が愛読している情報源の一つ、ダイアモンド・オンラインにて小宮一慶先生も本テーマについて採り上げていました(私とは異なる切り口の内容でしたが)。年次は全く違えど小宮先生は大学の大先輩。勝手乍ら縁を感じてしまった次第です。ちなみに、こちらはこちらでとても参考になると思いますので、ご興味をお持ちの方は是非、合わせてお目通ししてみてはいかがでしょうか→http://diamond.jp/articles/-/108635)。
●“独裁すれども独断せず”とは、経営者の最も重要な業務である“判断”“意思決定”に対する戒めを端的に表現した有名な言葉。佐伯氏は、周囲の意見にしっかり耳を傾け、各々の意見を確認・理解したうえで、最終的に経営者自らの責任で判断・意思決定を行うスタイルを是とし、それを“独裁”と表現しました。一方、周囲の意見に耳を傾けることなく、自らの考えのみで判断・意思決定を行う事を“独断”と表現し、このスタイルを否定しています。この言葉を前提に、前述の北陸地区の経営者は、「私は“独裁”のスタンスで判断・意思決定を行うようにしています」とおっしゃっていました。皆さんはどう思われますでしょうか?
●勿論、私自身、彼の言葉を否定するつもりは毛頭ありませんし、ポリシーとして十分理解出来るものだと思っています。しかし私は敢えて、相手が優秀な経営者だからこそ、次のような突っ込みを行いました。「社長、社長のポリシーはよく分かりましたし、私は何の異論もありません。ただ、一点だけ確認させてください。“意思決定”の方法は場面・場面によって変わるものであり、“これが絶対”というものが存在する訳ではないですよね」
●「?」その時の相手の心情を察するに、正にそのような状態だったのではないでしょうか。私自身、今、こうして文字にしてみると、何だか屁理屈っぽく聞こえるかもなぁ、とも感じつつ、でも、やはり、実はとても大事な事だ、ともあらためて思います。例えば、一刻を争う危機的状況に直面した場合。この場合は、“独裁”ではなく“独断”が恐らく最適な意思決定方法となるかもしれません。それ以外にも、通常は“独裁”スタイルであったとしても、意思決定すべきテーマやその場の空気感、或いは後々の意思決定内容が組織に与える影響度合を考えた場合には、“独裁”ではなく“多数決”、或いは“コンセンサス”、或いは“満場一致”が最適な場合もあるでしょう。大切なのは、意思決定方法の基本形を持ちつつも、“状況・状況によって変える”柔軟さを持つ事だ、と私自身は思います(その上で、どんな意思決定方法であろうとも、最終責任は全て経営者にある事をこの場で敢えて再確認させていただきます^^)。
●皆さんは自らの基本スタイルを持ちつつ、上記種類の“意思決定方法”を使いこなしているでしょうか?一度、あらためて、今までの自分の意思決定を振り返ってみても面白い(?)かもしれませんね^^
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、午前中は北海道内の某市にて打合せ。
午後は定期的にお邪魔している、某社会福祉法人
様とのプロジェクトミーティングです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。