おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
“サ高住の事業者は部屋の広さや家賃など物件としての
情報だけではなく、もっと積極的に介護サービスの内容
を公開することが必要”
国土交通省があらためて言及しましたね。
具体的には今年度中に職員体制など約60項目の開示を
求め、
内容が適切かを第三者が評価する仕組みも導入する
とのこと。
サ高住を経営されている、或いは今後、経営を始めたい
とお考えの皆様は、
心に留めておいた方がいい情報かも知れませんね。
では、本日のメルマガに入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■とある介護経営者が語った、経営判断を行う際の姿勢。
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●先日、北陸地区の介護経営者(A社長)と意見交換をさせていただいた折、なるほど、ちょっと極端かもしれないけれど、とても重要な発想だなぁ、と感じ入った事がありました。今日は、その時にうかがった視点を皆様にもご紹介させていただきます。事業経営者として持つべき姿勢についてです。
●A社長は5年前に異業種から介護業界に参入され、現在は事業規模を拡大しつつ、展開している5つのサービス全てにおいて高稼働率を維持し、かつ、人財育成にも熱心で、離職率も低く、外から見ると“着実”と言う言葉がピッタリとあてはまるような経営を実践されています。そのA社長と今後の業界の変化、特にロボットやICTの活用について、「現場では賛否両論出ているようですが、A社長はどうお考えですか?」とご質問させていただいたところ、次のような“骨太”なご意見をいただきました。
●「原田さん、私は今後の事業のあり方や具体策について考える時、いつも、“もし、介護報酬がゼロになったとしたら、どういう経営判断をするか?”という発想から始めるようにしています。勿論、そんなふうになることはないでしょうが、敢えて、それぐらい厳しく見なければならない、と自分を戒めているんです」A社長の話は続きます。
●「失礼ながら、世の介護事業者の多くは、常に“現状”を是として、今、保護されているところから物事を発想しようとするきらいがあるように思えてならない。次期改定に向けた議論についても様々な意見が出ているようですが、私が知らないだけかもしれませんが、報酬削減に反対する人からの意見の中で、「じゃぁ、その案を採らない代わりにどうするか」という“対案”めいた建設的意見を見た記憶が殆んどありません。まぁ、それはそれとして、誤解を恐れずに言うと、そのように、制度に“依存した”状態を基点としてモノを考える癖が身についてしまうと、そこから生まれる経営判断も自然と何かや誰かに“依存した”“甘えた”ものになってしまう可能性が高く、“砂上の楼閣”のような判断になってしまうと私は思うんです。それでは顧客や社員を守れない。経営者としての責務が全うできない、と私は思います。ところで、話を元に戻して、先ほどのご質問の件ですが、その観点から考えた場合、ロボットやICTについては他産業の発展過程と同様、私はポジティブにとらえています。勿論、ご利用者に不安や迷惑をかけない環境を並行してつくる事は言うまでもありませんが」・・・
●このA社長の発想、皆様は如何思われますでしょうか?少々極端な意見かもしれないことは承知の上で、是非、一度、言葉の奥底に潜む“エッセンス”の部分を見つめ、自らに照らし合わせて振り返ってみても悪くないかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、大阪から名古屋へ移動。
午前中の名古屋での打合せを終え、午後は
“東海ケアビジネス研究会”
の第1回目を行います。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。