おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
“シルバーウィーク”
なるものが始まっていますが、
皆様は如何お過ごしでしょうか?
(サービス業的要素を併せ持つ介護業界では、
“あまり関係ない”と言う方も多そうですが^^)
私は先週末、息子の運動会対策のため、
かけっこのコツを教えてくれる単発の体育教室
なるものに初めて参加してきました。
子供が頑張る姿を目で追いかけつつ、
一方では
“面白いビジネスだな”
“何か我々の仕事にヒントがないかなぁ”
と勝手に考えている自分がいます。
目に入る全てのものを見ながら、
すぐ仕事に引きつけて考えてしまう癖。
我ながら、因果な習慣が身についたものだなぁ、
と、ちょっと苦笑いです。
(でも、そんな自分が実は何気に好きなのですが^^)
では、本日のメルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■“混合介護”についてご質問をいただきました。
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●先々週のメルマガ、及び、昨週末の鈴木のメルマガでも関連する情報をご提供させていただいた“混合介護”。この内容について、「従来の介護保険サービス+保険外サービス、という仕組と何が違うのですか?」というご質問を複数の方からいただきました。同じ疑問をお持ちの方も中にはいらっしゃるかと思い、今日は、その内容をあらためて共有させていただきます(既にお分かりの方は再確認、という意味でご覧ください)。ちょうど、とあるサイトに分かりやすい説明が載っていましたので、そちらを抜粋して引用させていただきます。(先々週のメルマガと同じ参照元です)
民間の事業者による「混合介護」は現在、保険内のサービスと保険外のサービスを明確に区分して提供する、という前提のもとで容認されている。例えば、緊急時の通報の対応や定期的な配食、個別的な外出の介助、ニーズに応じた時間の延長といったサービスを、給付とは別に用意する形が該当するだろう。月々の限度額を超えてしまった後で、利用者に全額を負担してもらい必要なサービスを追加・継続する場合も、この決まりを逸脱していないとみなされる。
もっとも、保険内・保険外の仕分けがすべてクリアにされているわけではなく、その線引きは曖昧と言っていい。「はっきり分けないといけない」という原則があるだけで、実際にどこまで規制するかという判断は地域によって違う。多くの事業者は市町村の姿勢をうかがいつつ、「グレー」の領域に踏み込み過ぎないよう配慮して動いている。
こうした現状の再考を促しているのが、国の「公正取引委員会」だ。保険内と保険外の一体的な提供を広く認めたうえで、事業者がその価格を自由に決められるようにしてはどうかという。保険外も組み合わせて満足度の高いサービスを行うとして、公定価格(介護報酬)を上回る値段を設定することを可能にする構想だ。
一例をあげる。介護報酬が2000円のサービスに、事業者が独自に3000円をつけたとしよう。自己負担が1割の場合、利用料は200円(2000円の1割)と残りの1000円を合わせた1200円。保険給付は1800円のまま変わらない。「費用の混合」「価格の自由化」などと表現されている。
●前回もお伝えさせていただいた通り、上記スキームについては有識者の間で“賛否両論”に分かれています。確かに、
- 名目GDPの推移が513.0 兆円(2007 年度。リーマンショック直前)→474.4 兆円(201
2 年度)→500.5 兆円(2015 年度)
=2020年600兆円の目標に近付けるためには、インパクトのある業界で活性化策を打つことが必要 - 労働生産性は71,619 ドル(2012 年)→72,994 ドル(2014 年)。G7中で 20 年連続最下位
=労働集約産業分野における生産性向上・イノベーションの促進が不可欠
等々、経済視点に立てば、医療・介護分野においても「市場原理をもっと導入して活性化を図るべき」となることは、(特に介護報酬の漸減傾向が必至である環境下)“自然の流れ”であることは間違いないでしょう。その意味において私も、混合介護促進の是非については、総論としては“賛成”です。
●しかし、一方では、介護保険法第一条に書かれている
加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食
事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これら
の者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、、、
という目的(理念)も、当然ながらとても重要だと私は思っています(国云々ではなく、ご利用者視点で考えてもそう思います)。今まで以上に大きな枠組みの中で介護業界のあり方が議論される昨今、経営者としては、国の議論の“波”だけでなく“潮目”をよみつつ、“経済”視点”と“介護保険の理念”視点を併せ持ち、かつ、何より顧客である「ご利用者」「ご家族」に求められるサービスをどう創りあげていけるか?について、しっかりと思考を動かす必要があろうかと思います。
“企業は(志に立脚した)環境適応業である”
進化志向の経営者の皆様にとっては、或る意味、“大チャンス”なのかもしれませんね^^
参照元URL
↓
http://www.joint-kaigo.com/article/pg259.html
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai1/siryou4.pdf
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、来月から始まるプロジェクトの打合せのため、
朝一番の飛行機で北海道(≠札幌)へ。
その後、夕方の便で明日の打合せ地、
大阪へ入ります。
(台風が心配ですが、、、)
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。