おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。
最近、サービス介助士の資格を持つ店員を配置
したり、
血圧計を用意したりと
お年寄りが居心地のいい空間づくりに工夫を
凝らすゲームセンターが出てきているようですね。
射幸心を過度に煽り過ぎると問題が出てくるかも
しれませんが、
一定の刺激を提供出来る、という意味では、
悪くない取り組みとも言える気がします。
今後、様々な地域資源が
“×(掛ける)高齢者”
“×(掛ける)ヘルスケア”
のキーワードを取り込み、環境適応を試みて
くるでしょう。
このような取り組み、健全な形であることを
大前提に、
今後も拡がって欲しいものですね。
では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■“社会貢献活動”を行う上で大切な事。
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●先日、北関東地区の社会福祉法人の幹部の方と“社会貢献活動”について意見交換する機会がありました。その中でふと思い出した調査結果があり、その概略とその結果に基づく私の個人的見解をお伝えさせていただいたところ、「今後、実践を行うにあたり、とても重要なポイント・視点だと思います。あらためて再度、よく考えてみます」というとても嬉しい言葉をいただきました。今日は、その時にお伝えした内容を皆様にも共有させていただきたいと思います。社会貢献活動を行う上での注意点についてです。
●グローバルな情報・調査企業として有名なアメリカ・ニールセン。同社は、企業の社会貢献活動と消費者心理・行動との関係性や影響力についても様々な調査を行っていますが、2013年8月に上梓された調査報告書(世界58カ国、29000人の方のオンライン調査結果)では、次のような興味深い調査結果が報告されていました。
「“社会貢献活動を行っている企業の商品・サービスには、競合より高い金額でもお金を払う”と答えた回答者の比率は、2011年の45%よりも増え、50%となった」
「この回答者の割合は、男女ともに、すべての年代での増加傾向がみられた」
※英語が得意な方は是非、こちらの原文をご参照ください。
↓
http://www.nielsen.com/content/dam/corporate/us/en/reports-downloads/2013%20Reports/Nielsen-Global-Report-Consumers-Who-Care-August-2013.pdf
●ちなみに、上記回答の割合が最も多かった国はどこか?調査対象となった中ではインドが堂々第一位(75%)。その後ろにフィリピン(71%)、タイ(69%)と続いています。すごい高い数値だなぁ、などと感心しつつ、では、我が日本は?と確認したところ、なんと、58か国中51位(31%)、という驚愕の結果が。
●この数値をそのまま信用するとすれば、日本人はそもそもそういう傾向が強い国民なのか、それとももともとそういう傾向が強い訳ではないが、何らかの環境要因の結果、このような回答をするような状態に陥ってしまっているのか。。。。あくまで個人的見解・仮説ですが、日本だけでなく、資本主義を採用し、いわゆる“先進国”と呼ばれている国の順位が総じて低い傾向にあることも含んで考えると、私は、「経済活動ばかりが優先される空気感の中、企業が行うCSRや社会貢献に対する“冷めた感”“パフォーマンス感”を感じている方が少なからずいらっしゃる、というサインなのかなぁ」、という感覚を覚えました。
●もし、上記調査結果、並びにその結果に至っている理由として、私の見解仮説に基づくとするならば、今後、“社会貢献活動”の推進がますます求められてくるにあたり、我々介護事業者にはどのような心構えが必要となるでしょう?私は、「今まで以上に社会貢献に対する企業の“本気度”が試される&求められる時代になる」と認識しています。(逆に言うと、テクニカルな認識レベルに基づいた社会貢献活動なら、企業の奥底・本音が見透かされるリスクが高い、という点において、“やらない方がまし”という場合もあるかもしれません)
●「企業の社会貢献活動が、企業収益という点からみて正しいかどうかという議論は、既に終わりました。」私が感銘を受け、何度も読み返している本「世界を変えるビジネス」の一節です。この本では上記文章に続き、こんな言葉が綴られています。「それは、市場が証明しています。市場は、企業が善良な市民かどうかを重視しています。この問題は社会にとって重要なのです。」“市場は、企業が善良な市民かどうかを重視している”とても奥深い言葉だと思いませんか?
●介護事業者の中には、その高い志ゆえ、今後、“社会貢献”というキーワードをもっと自社の中に取り込みたいor社内にインストールしたい、とお考えの方も相当数いらっしゃるかと思います。今後、自社の哲学として、それらの活動をどう位置付け、どう重視していくのか?こんな時代だからこそ今一度、あらためて頭の中を整理してみても悪くないかもしれませんね。
※ちなみに、日本は2013年の調査結果は31%ですが、2011年は25%だったそうです。2年で6ポイントも増加している、という点は、ポジティブな要因として評価できるかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は朝一番に都心で打合せ。
午後は東京・立川でセミナーを行い、
夜の便で明日のセミナー開催地、仙台へ向かいます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。