[ケアビジネスSHINKA論 Vol.786]

「地域包括ケア」「総合事業」という言葉に感じる事。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の
原田です。

早いもので、今週で今年の前半戦(半年)
も終了となりますね。

私自身、この半年間を振り返るに、

計画通り進んだこともあれば、

進んでいないこともあるなぁ、と感じて
います。

そんなことを振り返りつつ、

後半の半年間をより充実した時間にする
ためにも、

自らの動きをどう改善しようか、と考える、

今日この頃です。

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■「地域包括ケア」「総合事業」という言葉に感じる事。
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●日々、全国の様々な事業者の皆様と意見交換を重ねる中、特に最近、同様の趣旨の話をすることが多くなってきたな、と感じる事があります。『地域包括ケアだとか、総合事業とかそんな制度論ばかりに心を奪われるのではなく、「自分達の地域をどうしたいのか」「どのようになれば地域にお住いの方一人ひとりがハッピーになるのか」「その為に、自法人はどのような役割を担うのか」「では、具体的に何をすればいいのか」等をシンプルに考え、その上で行政上の仕組みをうまく被せる&活用していく姿勢や発想を持ちませんか?』という趣旨の話です。

●「地域包括ケア」「総合事業」等が今後、ますます本格推進されてくる中、そうは言っても現時点ではまだフワッとした内容が多く、“様子見”されている事業者様も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんな中、感じる事は、どうも、「地域包括ケア」「総合事業」という言葉に振り回されすぎていませんか?ということです。

●私個人の感覚かもしれませんが、「地域包括ケア」「総合事業」という言葉を使った瞬間に頭の中が制度発想にとらわれてしまい、「自分達の地域をどうしたいのか」「どのようになれば地域にお住いの方一人ひとりがハッピーになるのか」という、事業者として最も大事にすべき“根っこ”の部分が、置き去りになってしまう感覚を覚えます。

●我々介護業界で働く人間は、決して“制度”のためだけに頑張っている訳ではないと思います(勿論、社会保障制度の持続にも事業者として貢献しなければならないことは当然だと思いますが)。まだ混沌とした状態である事が多い今だからこそ、制度に思考依存するのではなく、(繰り返しになりますが)「自分達の地域をどうしたいのか」「どのようになれば地域にお住いの方一人ひとりがハッピーになるのか」をしっかりと自社なりに考え、その思考と現状の行政上の枠組みを被せてみるorぶつけてみる、という検討プロセスを踏んでみる必要があるのかもしれませんね(でないと、最も大事な“顧客”の存在が置き去りになってしまうような気がしてならないものですから、、、、)。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、都心で終日、月に一度の社内全体会議です。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。