[ケアビジネスSHINKA論 Vol.780]

国土交通省が「サ高住」をまちづくりのなかに位置づけ

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の鈴木です。

今週もよろしくお願い致します。

自社のこだわりを「見える化」する。ビジョンムービー
について問合せが増えています。

確かに介護サービスは、

外から見れば基本的に共通の介護報酬が適用されて
いることで、

それぞれの事業者の違いが見づらく、

他事業よりその差別化が必要なのかもしれません。

「ビジョンの見える化」

が効果的だった、とのありがたい声の背景には
そんなことがあるのかな、

と勝手に妄想しています。

では、メルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■国土交通省が「サ高住」をまちづくりのなかに位置づけ
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●国土交通省は、サービス付き高齢者住宅(サ高住)を単なる住まいではなく「地域包括ケア」を担う存在として捉え、まちづくり全体の中で位置付けていく考えであることを明らかにしました。

●同省は、平成26年9月より有識者による検討会「サービス付き高齢者向け住宅の整備等のあり方に関する検討会」(座長:高橋 紘士(一財)高齢者住宅財団理事長(前国際医療福祉大学教授))を開催し、サ高住の適切な立地の誘導やサービスの質の向上など、時代のニーズに即応した施策の徹底した見直しについて計7回にわたり検討を重ね5月23日にそのとりまとめを公表しました。そのなかで、今後のサ高住のあり方として、日常生活圏域を目安に、高齢者の住まいと医療・介護等のサービスが適切に提供される体制を実現するとともに、サ高住をまちづくり全体の中で位置づけていく方針が示されました。

●具体的には、市町村のまちづくり計画に基づいた立地誘導を推進。建物共有部分についてもルール作りを進め、空間の質も高めていく考えです。また、入居者が重度化した場合でも必要なサービスを継続できるよう医療機関、介護サービスとの連携に対する支援重点化や設備の更新、サービス施設の併設なども促進されます。同時に、特定の介護事業所利用の誘導や過剰な介護サービスの提供が行われないよう,有料老人ホーム設置運営指導指針等を踏まえた指導監督を推進。ケアプランの点検も推進されます。

●サ高住に限らず、介護サービスがより地域に密着されたものに位置づけられることは、一方でそれぞれの地域の考え方がより強く事業に影響するということにもなります。今後事業計画を練る際に、市町村のまちづくり計画はより大切な情報となります。いま提供しているサービスは地域のなかでどういう位置付けにあるのか。改めてこうした検証も意味がありそうです。

(参考)
国土交通省HP
http://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000153.html

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

又、ご意見等もお聞かせ下さい。
今朝はお付き合いいただき、ありがとうございました。