[ケアビジネスSHINKA論 Vol.743]

経産省が介護ロボットの安全性確保で普及を目指す。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の鈴木です。

昨年、そして先月、熊本でセミナーをさせて
いただき、

多くのすばらしい事業者様と交流をさせて
いただきました。

あらためて亡くなられた方のご冥福をお祈り
するとともに、

被災された方に心からお見舞いを申し上げます。

セミナーには、球磨地域をはじめ県内各地から
参加いただきましたが、

このたび熊本市より災害ボランティアの募集が
出ていますので、

そのHPの添付をいたします。

平成28年熊本地震災害に伴うボランティアの募集について(熊本県HPより)
http://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15404.html?type=top

避難所等における障がい者・高齢者支援ボランティアの募集について(熊本市HPより)
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=12527

では、メルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■経産省が介護ロボットの安全性確保で普及を目指す
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●経済産業省は4月20日、高齢者の介護など生活支援に用いるロボットの安全性確保のため日本工業規格(JIS)を定めたと発表しました。生活支援ロボットに対して需要の高まりがあるなかで、安全に使うために必要な性能を明確にすることで、世界市場の適正な拡大も期待できるとしています。

●制定にポイントとして、①生活支援ロボットには、人とロボットとの緊密な相互作用・共同作業などに加え、人とロボットとの身体的接触も求められるため、ロボット及び対象となる危険源・危険状態等の範囲を規定。②電源停止状態で転倒しない静的安定な移動機構をもつ自律移動を行うロボットで、搬送、掃除、案内などの作業を意図し、かつ、作業用のマニピュレータをもたないロボットの安全要求事項の制定、と発表されています。

●こうした流れにより、ますます介護ロボットが身近になってくることでしょう。人の問題は、もちろんそれですべてが解決できるというほど単純ではないにせよ、選択肢が広がるという意味でも期待したいところです。

●ただし、これは制作者側の話です。一方で使う側としてもますますその対応が問われてくるとも言えます。例えば、操作にしてもその技術に個人差が生まれることもあるでしょう。もっとも、制作側も誰もが扱える商品を開発してくるでしょうが、それでも安定的に使うためには一定の操作訓練は必要かと思われます。この場合、とにかく事故を起こさずに安定的に操作する力が評価されるかと思います。また、使う側としては、リスク管理も問われてくるでしょう。制度として例えば保険等でどこまでリスクをカバーできるのかについても知識を深めておきたいところです。

経済産業省HP
http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160420002/20160420002.html

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

又、ご意見等もお聞かせ下さい。
今朝はお付き合いいただき、ありがとうございました。