[ケアビジネスSHINKA論 Vol.732]

組織の空気を変える一手法。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

先日、電車の中で、

とある中高年者が、途中から乗車してきた高齢者
に対して席を譲ったところ、

少し離れたところに座っていた高校生が、

「気が付かずにすみませんでした。どうぞ」

と、大きな荷物をどかしながら、

その、席を譲られた中高年者に声をかける光景に
出くわしました。

「いえいえ、いいですよ」

と遠慮する中高年者に方に、その高校生は、

「いえ、多分、僕の方が全然元気ですから」

と爽やかな笑顔。

心温まると共に、何気ない行動一つで周囲の心や
雰囲気を変える事が出来るんだなぁ、

と、あらためて感じ、つい、ほのぼのしてしまった
出来事でした^^

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■組織の空気を変えるi一手法。
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●先日、私のセミナーに頻繁にお越しいただいている経営者の方から、とても嬉しいお話をうかがいました。「ずいぶん前の組織活性化セミナーで教えていただいた“Good&New”、ずっと続けています。組織内の空気がずいぶん柔らかくなってきたように感じています」

●“Good&New”はアメリカの学者、ピーター・クライン氏が開発した組織活性化手法の一つで、世界中の多くの企業で採り入れられています。内容は極めてシンプル。毎朝の定例ミーティングの中で、参加者全員が「24時間以内に自身の身に起こった“良かった事・嬉しかった事(=Good)”、“新たな発見(=New)”を皆の前で発表する」。大きなルールは、これだけです。

●「そんなことして何が変わるの?」とお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの手法、心理学で言うところの「リフレーミング(=物事の解釈の仕方を意識的に変えてみる)」思考を楽しみながらトレーニングする、非常に効果的な手法の一つなのです

●普通に過ごしていれば何てことない、ありきたりで平凡な1日。でも、あらためて「何かいいことあったっけ?」「何が新しい発見あったっけ?」と自らに問いかけながら振り返る事により、「あぁ、よく考えれば、あの出来事は、自分にとって“いい事”と言ってもいいかもしれない」「“新たな発見”と呼んでもいいかもしれない」と過去の出来事に対する「解釈」を主体的に変えていく。これって、人間関係において、とても重要な事だと思いませんか?(周囲の人や物事に対し、解釈の仕方を自らでコントロ―ル出来るようになる訳ですものね)

●組織の空気を変えるためには、組織のメンバー各々が「リフレ―ミング・スキル」を身につけることが、とても重要になってきます。「現場をポジティブな空気に変えたい」そんな想いを持たれている経営者・幹部の皆様は、前述の介護経営者同様、一度、詳しくネットや本で調べてみて、自社への導入を検討してみても面白いかもしれませんね^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、午前中は大阪で打合せ。

午後から奈良県の吉野近辺へ向かいます。
(お花見ではなく、仕事です^^)

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。