[ケアビジネスSHINKA論 Vol.716]

経営者の成長意欲を職員にどう伝播させるか。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

3月14日に開催された

“介護プロフェッショナルキャリア段位制度の在り方に
関する検討会”。

段位が多いと評価する介護現場の負担が重くなることを
踏まえ、

当面、7段階から4段階に減らされるようですね。
(とはいえ、現時点では4段階までしか機能していません
でしたので、現実的な動きとしては何ら変わりないと思い
ますが)

未だ報告書がHP上にアップされていませんので
詳細までは把握できていませんが、

こちらの情報も確認でき次第、皆様に共有させて
いただきます。

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■経営者の成長意欲を職員にどう伝播させるか。
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●先日、事業拡大意欲の強い、アグレッシブな経営者と話をしていた際、次のようなご質問をいただきました。「事業計画を職員に伝えていく中で、彼らにより鮮明なイメージを持ってもらって、ワクワクしてもらいたい。何か効果的な伝達方法ってありますでしょうか?」そこで、他業界の経営計画発表会などで用いられている、とある方法論をご紹介したところ、「これは分かりやすい。早速、次回の経営計画発表会から取り組んでみる」という言葉をいただきました。

●皆さんは、「想定組織図」という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか?自社の未来、例えば1年先・3年先・5年先等をリアルにイメージし、具体的な「組織図」に落とし込む、という手法です。例えば、1年後にはデイサービス、3年後には小規模多機能、5年目にはグループホーム、というような事業拡大イメージを持っているとした場合、それらを具体的に組織図に落とし込むと、将来の自社の規模感(社員数がおよそ何名程度になるか?)や、新たに必要となる機能(部署・役職etc)が鮮明にイメージできるようになります。

●これを作成すると、経営者の頭の中がより鮮明になるという効果は勿論、職員の中には「あそこの部門で仕事をしたい」「あそこのポジションにつきたい」というように、未来に対する希望を具体的に抱く人も出てきます。また、「〇〇君には3年後にこの仕事をやってもらいたいと考えている。期待しているので、是非、能力向上に取り組んでほしい」というように具体的なメッセージをのせて職員とコミュニケーションを取る事で、成長意欲に拍車をかけることも出来るようになります(具体的な待遇イメージなどものってくれば尚良し、です)。

●ビジョンを具体的に示し、組織に希望や躍動感を与えていくのは、経営者の最重要業務の一つ、と言っても過言ではありません。その意味でも、「成長計画を通じて組織をより活性化させたい」とお感じの経営者の皆様は、自身の頭の整理や動機付けも含め、是非、具体的に取り組まれてみては如何でしょう?組織全体に「新たな空気」が生まれる一つの契機になるかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、都心、並びに千葉にて打合せが続きます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。