[ケアビジネスSHINKA論 Vol.709]

プレゼンテーション力を磨く。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ の原田です。

神奈川県川崎市に、

“米寿”

の介護スタッフがいらっしゃるそうですね。

http://www.asahi.com/articles/ASJ363HJWJ36UBQU00D.html

記事や写真を拝見して、何だか心が温かく
なりました。

“高齢者が高齢者を支援する”

様々な意味で、全国に拡がって欲しいものです。

では、本日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日の視点──────────────────────────────
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■■プレゼンテーション力を磨く。
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●先日、とある介護事業経営者とお話していた際に、とても興味深い、次の言葉をうかがいました。
「原田さん、我が社は、車業界でいうところの“スバル”のようなポジションを狙っているんですよ」

●「スバル」と言えば、皆様ご存知の通り、「富士重工業」の自動車ブランドです。以前、日経関連の記事で、同社代表の吉永泰之氏は、自社の経営を「規模を追わない経営」という言葉と共に、次のような解説をされていました。
「100万台で十分。分かってくれるお客様に魅力的な商品を提供する」「規模という価値観を捨てた途端、価格競争から離れられ、価値訴求する世界が開けた」(いずれも2014年4月の日経MJ吉永氏インタビューより)。
ちなみに、2014年の全世界の販売台数約8800万台に対し、2015年3月期の同社の販売台数は91.1万台(スバル車有価証券報告書調べ)。世界におけるシェアは「1%」程度、という状況で、その後、2015年3月期は増収増益、更に2016年3月期も増収増益はほぼ確実、という見込がたっています。

●事業規模で言うとトヨタの10分の1にも満たない同社ですが、ただ、「安心」というキーワードでは、圧倒的ナンバー1だと言っても過言ではないかもしれません。発祥が飛行機メーカー、という歴史を持つスバルは安全基準が異様に高く、その結果、生まれたのが、クルマの安全性能を評価するJNCAPの新たな試験「予防安全性能アセスメント」で最高ランクを獲得した同社の運転支援システム「アイサイト」です(「ぶつからない車」のCMで有名ですよね)。

●「規模も大事だけど、何より商品(=介護サービス)品質が大事」「品質が評判を呼び、“あそこにお世話になりたい”“あそこでサービスを受けたい”と顧客が列をなす、そんな強い会社になりたい」前述の経営者が私に伝えたかったことは以上なのですが、私は何より「人の関心・興味を惹くプレゼンテーション」「イメージが浮かび上がって来るプレゼンテーション」という点で、この経営者の類まれな比喩能力にホトホト感心してしまいました。(ちなみに上記数値は彼が私に語ってくれたものを私なりに編集・確認したものです)

●介護経営者の皆様には、「人財確保」「ご利用者確保」という両面含め、今後、自らの戦略や想い、独自価値を分かりやすく組織の内外に発信していく姿勢が益々、求められてくるでしょう。どうすれば対象者の関心を惹き、皆様が求める成果の創出に結びつくのか?この部分を聞く側の「感性」「論理」両側面からしっかり「科学」していく必要があろうかと思います。

●その視点で見た場合、皆様が作成されているパンフレットやHPは「十分機能している」と言えるでしょうか?或いは、皆様の理念・想いは、必要な方々にしっかりと届いているでしょうか?もし「ドキッ」とされる方がいらっしゃるなら、一体何が不足しているのか、時間を取って振り返り、分析してみてもいいかもしれませんね。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、都心にて打合せ後、

明日の打合せ場所である福井へ向かいます。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。