おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ の鈴木です。
今週もよろしくお願い致します。
今週は、静岡の社会福祉法人若手幹部との交流会に
参加させていただき、
次世代を担う方々と有意義な意見交換をさせて
いただきました。
社会福祉法人を取り巻く環境は大きく変わろうと
していますが、
そのなかでも新しい発想で挑戦している人は
たくさんいます。
今週も素晴らしい出会いに感謝しています。
では、メルマガの中身に入らせていただきます。
今日の視点──────────────────────────────
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■■働き手を支える介護ロボットへの期待。
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●オリックス・リビングは2月25日、千葉県流山市に有料老人ホーム「グッドタイムリビング流山弐番館-おおたかの森-」を開設すると発表しました。この施設の最大の特徴は、メーカーとの共同開発によるロボット介護機器やICT機器が導入されていることです。
●オリックス・リビング社によれば、この施設は離床など入居者の動作をセンサーで自動検知し、転倒などの事故に対応する「見守りセンサー」や、ベッドからトイレへの移動がスムーズに行える「壁収納型リフト」などを設置し、介護度が高くなっても暮らし続けられる住環境を目指した、とのことです。
●介護ロボットに関しては、「介護離職ゼロ」の緊急対策として、27年度補正予算でその導入を後押しする助成金が計上されたこともあり、ここへきて活用される施設も多いのではないでしょうか。(ただ、残念なことは、多くの自治体でその申請期間が短かったことは否めず、本来はもっと導入できる施設もあったのではないかと感じています。)人手不足が課題となるなか、賛否はあるにせよ介護ロボットに対して一定の期待は存在し、先の助成金の効果もあり現実的にどんどん身近になってきていることを実感します。
●介護ロボットは、もちろんすべての課題をそこに押し付けるのは無理があるにせよ、現場の課題解決に貢献する存在であるとことは間違いないでしょう。この動向をより確かにするためにも、同時に活用する側も課題を明確にしておきたいものです。例えば、介護事業者の経営視点で考えてみたとき、介護ロボット導入に際して介護事業者とメーカーがリスクに対してどう責任を分担しておくのかという確認も重要でしょう。法人のなかで、それをしっかり管理する体制構築はすべきでしょうし、またそれに携わる人材の育成も大切だと認識しています。
●これまでまだ遠くのものだと捉えがちであった介護ロボット。開発メーカーさん達の努力もあり一気に広がる気配が漂う中、今度は事業者側の姿勢も問われることとなるのでしょう。
オリックス・リビング株式会社プレスリリース
http://www.orixliving.jp/company/pdf/pressinfo_160225.pdf
厚生労働省平成27年度補正予算の概要
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/15hosei/dl/15hosei.pdf
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000108000.pdf
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
又、ご意見等もお聞かせ下さい。
今朝はお付き合いいただき、ありがとうございました。