[ケアビジネスSHINKA論 Vol.682]

他社と連携し、既存ビジネスモデルの基盤強化を図る。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の原田匡です。

昨日、出張のために移動しようとしていたところ、

とある駅で

「原田さんですよね?いつもメルマガありがとう
ございます」

という言葉をかけていただきました。

驚きながらも^^、お話をうかがったところ、

私のセミナーにご参加いただいた後にメルマガ登録し、

以降、数年にわたり、愛読していただいている
そうです。

「行政情報や経営事例等、自身の気付きとして、
或いは、社内朝礼のネタとして使わせてもらって
います」

お読みいただいている皆様にあらためて感謝する
と共に、

心地よいプレッシャーも感じた、そんな1日の
始まりでした^^

では、今日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日のSHINKAのテーマは、

「経営基盤の強化」です。

今日の視点──────────────────────────────
■■
■■他社と連携し、既存ビジネスモデルの基盤強化を図る。
■■
─────────────────────出典元:Yahoo!Japanニュース

●先日、「中小介護事業者が組合を結成 経営基盤強化へ連携」というタイトルのもと、「横浜みなと介護福祉事業協同組合」様の取り組みが紹介された記事を拝見しました。

●組合員になったのは、利用者約50~300人、職員約20~100人の企業、社団法人、NPO法人だそうで、「採用」「研修」「キャリア形成」「待遇」「経営資源」などの面で今後、連携を加速していくそうです。

●「別法人同士のグループ化」については、京都の「地域密着総合ケアセンターきたおおじ」様の事例が有名ですが(弊社商品「科学的介護経営CD/DVD」の中でも昨年、山田代表にインタビューのご協力をいただいています。ご興味のある方はお問合せ下さい)、今回の組合は、異なる法人種別の方が集まるという部分においてきたおおじ様の事例とは異なっており(きたおおじは社会福祉法人様の集まり)、その意味では、業界として先進的な取り組みだと言えるでしょう。

●「同業他社と連携し、既存ビジネスモデルの基盤強化を図る」という取り組みは他業界で培われてきた経営手法の一つですが、当然ながら、簡単なものではありません。この仕組みが維持・継続できるかどうかは、「連携共同体としての理念」「価値基準」を明確にしつつ、「連携するところ・しないところ」「メリット・デメリット」を曖昧にせず明確に区分しながら、各々の独立性・自立性を担保するところに成功要因がある、と私は考えています(過去、FCを含め、様々な事業体の連携を支援してきた経験からそのように感じます。即ち、「論理的」「科学的」運営に徹する、ということですね)。

●介護保険制度が大きく変わる中、今後、経営体力の弱い事業者は、今まで以上の存続リスクに晒されることもあるかと思われます。他方、地域社会の維持には、意思決定も速く、小回りのきく中堅中小企業の存在が不可欠であることも事実。その意味でもこの同組合の動きは業界として有意義であり、私自身、今後の活動に期待したいところです。

────────────────────────────────────────

以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、金沢市内でセミナー。

終了後、東京へ戻ります。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。