おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の原田匡です。
寒い日が続きますが、皆様、体調は如何でしょうか?
慣れない大雪が降る中、事業への影響が様々出ている
地域も多いようです。
皆様、くれぐれもご自愛・お気を付け下さいませ。
では、今日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日のSHINKAのテーマは、
「事業展開に不可欠な視点」です。
今日の視点───────────────────────────────────
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■■自社は果たして何業か?
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●少し前ですが、某北日本地区でリハビリデイを中心に展開している経営者(A氏)とお話させていただく機会がありました。
●「中心に」と表現したのは、彼らがデイを経営すると共に、保険外サービスとして「認定外高齢者向け運動指導サービス」「子供向け運動指導サービス」等、様々な保険外サービスを展開しているからです(恐らく今でも新たな事業をどんどん増やしているかと思います)。
●事業展開の結果だけを見ると、「なるほど、こんな展開の方法があるのか。参考になった」と、同社のアイデア・発想の豊かさについ目が行きがちです。勿論、その部分において彼らが秀でていることは間違いのない事実なのですが、様々な話をうかがう中、私はむしろ、このようなアイデア・発想を生み出す彼らの「源泉」にこそ他社との差別化のポイントがあることを実感しました。
●A氏と会話を重ねる中、非常に印象に残ったのは、「地域」という言葉が頻繁に登場してくる事。一般的に介護業界の経営者は、自社の仕事を「介護事業」と定義しているのに対し、A氏は自社の事業を「介護事業」ではなく、「地域を元気にする事業」と定義しており、この定義の相違が、彼らの柔軟なアイデア・発想の源泉となっているのです。
●A氏の言葉をそのままお伝えすると、彼は、自社事業のエリアを3市に限定すると共に、「自社の強み、かつ、社員がやりたいことを活かし、この3地域を元気にする事業」だと定義しています。「展開地域を横に拡げる」のではなく、「地域を限定し、深掘りする」成長戦略を描いているのです。
●自社を「介護事業」と定義することを否定している訳では決してありません。しかし、企業はそもそも「環境適応業」。今後の成長・進化を考えた場合、果たしてその定義が自社にとって適切なのか?について、経営者の皆様は今一度点検し、場合によっては、再定義し直した方が良い場合もあるのではないでしょうか。
●「自社は何業か」と定義することで、今後の展開・拡がりが大きく変わることは勿論、社員の意識やモチベーションにも大きな影響を及ぼしてきます。A氏の事例を参考にした場合、果たして皆様は「何業」になるのでしょうか?今一度、幹部の皆様と共に、考えてみてもいいかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は、都心で打合せ&デスクワークです。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。