[ケアビジネスSHINKA論 Vol.679]

あらゆる活動を数値化出来ないか考える。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の原田匡です。

あっという間に、1月の最終週に突入ですね。

時の流れの速さについ驚いてしまいます。

「時間は資産」

この言葉を胸に、限られた時間の1分1秒を無駄に
しないよう、

意識して進んでいきたいと思います^^

では、今日もメルマガの中身に入らせていただきます。

今日のSHINKAのテーマは、

「生産性を考える視点」です。

今日の視点──────────────────────────────
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■■あらゆる活動を数値化出来ないか考える。
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●昨年末の話ですが、友人経営者数人と話していた折、「効果的な会議をどうやって行うか?」というテーマが話題に上がったことがありました。

●「事前に資料を配布する」「議事録をしっかりまとめる」「決定事項と納期を最後に確認する」等、様々なアイデアが出る中、とある方が異なる切り口から次のように発言されました。
「それも大事だけれど、その前提として、この会議にかかっているコストを予め算出して意識を持たせることが必要ではないか。うちでは毎回その数字を発表してから会議に臨むようにしている」

●例えば月額25万円・賞与2ヶ月の会社のメンバーが10名、計2時間の会議を行った場合。会社側の負担コストも含めて検討すると、25万×1.15(法定福利費概算)×14/12/160h≒2,100円。交通費等詳細に検討すればもっと上昇するでしょうが、先ずは暫定でこの数値を基礎に算出すると、会議にかかる直接人件費だけでも2,100円×10名×2時間=42,000円。他にも会議室の家賃相当分や水光熱費相当分等も諸々入れると、合計で50,000円程度にはなるかもしれません(デイサービスで言えば、5~6名前後の方の1日のご利用金額に相当しますね)。また、ここに、経営者が参加するとなると、この数字は更に跳ね上がります。

●「数字を意識して活動するのとそうでないのとでは、まるで空気が変わってくる」上記発言をされた経営者の言葉です(至極もっともなご意見ですよね)。また、彼は、「会議はあくまで一つの事例に過ぎない」とも発言していました。曰く、「直接的に売上貢献しない企業活動であったとしても、数値に置き換える事が出来ないものはない」と。同感すると共に、思わず背筋が伸びたことを覚えています^^

●日々の経営管理にちょっとした工夫を施すことで、企業の生産性・利益率は大幅に向上します。先ずは分かりやすいところから、上記発言をされた経営者の会社と同じように、1回あたりの会議でかかっているコストを試算・発表し、その上で会議を進めてみる、というところから始めてみては如何でしょう?既におやりになっている企業もあるかもしれませんが、未だの企業は是非、試してみることをおススメします。

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、都心で打合せ&デスクワークです。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。