おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の原田匡です。
昨日、弊社が企画・制作・販売している科学的介護経営
CD/DVDの目玉コンテンツの一つ、
“先進事例インタビュー”
の新たなインタビュー先として、地域包括ケアシステムの
“生みの親”“元祖”として有名な
“(社福)長岡福祉協会”
様にご協力いただけることが決定しました。
法人名も有名ですが、どちらかと言えば
“高齢者総合ケアセンターこぶし園”
と施設名を申し上げた方がピンとくる方も
いらっしゃるかと思います。
“生まれ育った町で暮らしていただきたい”
そんな想いのもと、人里離れた場所にあった
特養(100床)のご利用者に対し、
“地域に戻り、生活していただく”
ことを決断し、実践された同法人の取り組みは、
(勿論、戻り先は全て同法人が全て、責任を持って
準備されています)
営利・非営利という法人種別に関係なく、例えば、
“事業展開の在り方・進め方”
という一つの切り口をとっても、
大変参考にしていただけるかと思います。
是非、次なる事業展開を模索されている
経営者の皆様は、
自社のSHINKA(進化・深化・真価)につながる
情報・ヒントとして、
ご活用いただければ嬉しく思います。
※科学的介護経営CD/DVDの詳細はこちら
↓
http://carebp.com/landing/kaigo-series/
では、今日もメルマガの中身に入らせていただきます。
今日のSHINKAのテーマは、上記コメントとも関係
しますが、
「戦略的事業展開」についてです。
今日の視点──────────────────────────────
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■■製造業的観点から自社の事業展開を考える。
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●先日、とある経営者様A氏から、「次の事業展開を考えたいのだが、様々なアイデアは浮かぶものの、どれを選択する事が最適なのかが判断できない」という話をうかがいました。
●「高齢者」「障がい」「保育」等々、分野一つをとってもそうですし、また、各々の分野の中、例えば「高齢者」分野一つをとっても、「(看護)小規模多機能」「グループホーム」「定期巡回」「サ高住」「有料老人ホーム」「デイ」「訪問」等々、様々な選択肢が考えらるでしょう。果たして、どのような基準のもとで判断・選択する事が最適なのか。法人の未来を左右する意思決定ともなれば、色々と逡巡されるのも当然かと思います。
●A氏と同様の悩みを持たれている方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、私は、そんな皆様に対し、「製造業的な発想をしてみては如何でしょう?」とご提案する事があります。具体的には、製造業で活用されている手法「QFD(品質機能展開)」の活用です。
●QFDとは、先ず、導き出したい結論を明確にする。そして、その結論を導くために不可欠な「要素」を洗い出し、その上で、その要素ごとに優先順位を決定し、それらを総合的に分析しながら、最終的な最適解を導き出す、という、経営手法の一つです(シンプルにご理解いただくため、エッセンスのみお伝えしておりますことご容赦下さい)。
●「要素」の切り方は、法人によって何を優先するのかによって、大きく変わってきます。例えば、「利益率」を重視する事業者もあれば、「投資回収期間(ROI)」「自社ビジョンとの整合性」等々を重視する事業者もあるでしょう。QFDではこれらの要素を特定し、各々の切り口から優先順位を定め、最終的な答を導き出していきます(個別クライアントの皆様との関係もありますので、あまり詳細な要素事例の紹介は控えさせていただきますね^^)。
●数十人、数百人を超す所帯ともなれば、意思決定の在り方・見せ方一つで組織の納得感・躍動感が大きく変わってきます。「KKD(勘・経験・度胸)」に基づく判断を否定するつもりは決してありませんが、組織経営的な観点からすれば、やはり、一定の客観性・科学性を担保することも必要となるでしょう。
●「どの方向でどんな事業展開を行うのか」により、これからの成長度合は或る程度定義されてくる、と行っても過言ではありません(特にこれからの時代はそうでしょう)。自社にとって最適な事業展開・次の一手とは何か?是非、他業界で研ぎ澄まされたノウハウを活用しながら、検討してみてもいいかもしれませんね。
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以上、何かのお役に立てれば幸いです。
今日は朝から北九市内で打合せ3件。
終了後、東京へ戻ります。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされるのでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。