[ケアビジネスSHINKA論 Vol.660]

三好春樹先生のインタビューを読んで感じた事。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

先日、ネットを斜め読みしていたところ、

“生活リハビリ研究所”

代表 三好春樹様のインタビュー記事が
出ていました。

三好春樹先生、

私に介護の仕事の素晴らしさを教えて
下さった

“大先生”

の一人です。
(面識もないので極めて一方的
ですが^^)

私事で恐縮ですが、

実は、デイサービスを起ち上げた7年前、

介護の仕事を続けていく自信を失い、

“この仕事を自分が続けていいのか?”

と悩み、

“全国の介護経営者は、何をやりがいに、
介護の仕事に取り組んでいるのだろう?”

ということを知るために、

半年間ほどの時間を費やして、

独り、全国行脚の旅に出た事があります。
(まるで、“若者の自分探し旅”みたいですが^^)

その中で、何度も顔を出させていただいた
のが、

“宅老所”

の皆様の集まり。

そして、その集まりで初めて、

“介護のカリスマ”

と呼ばれる、

三好春樹先生を知りました。

三好先生のお話は大変明快で、

文字通り、霧が晴れるかのように、

自身の悩みが消えてなくなり、

「この業界にかけていこう!」

と、気持を定める事が出来た、

その意味では、

私からすると、前述の通り、

“大先生”

でもあり、

“恩人”

の一人です。
(繰り返しますが、極めて一方的
です^^)

前置きが長くなりましたが、

そんな三好先生のインタビュー、

とても共感できる内容ばかりでしたので、

是非、皆様にも概要を共有致したく、

本日のメルマガでご紹介させていただき
たいと思います。

“宅老所はどうあるべきか、三好春樹さん
インタビュー”

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変わりゆく制度に翻弄(ほんろう)されがちな
介護保険のサービス。

何が理想的な介護で、

宅老所はどうあるべきか、

“介護のカリスマ”

とも呼ばれる

“生活とリハビリ研究所”

代表の三好春樹さん(65)に聞いた。

【質問1】
介護保険制度導入から15年が経ちました

「制度は定着したけれど、介護の中身は、
まだまだと言わざるをえません。

いまだに生活を支える介護よりも、

医療に幻想を抱いている人が多いと感じます。

ビジネスチャンスとして介護業界に進出する
人もいます。

介護老人を消費者としては大切にしてくれる
かもしれないが、

老人や家族のニーズはそんな枠に収まるもの
ではありません」

【質問2】
今年、制度が大きく改められました

「今回の規制は(介護報酬が大幅に引き下げられるなど)
小規模な施設のデイサービスが狙い撃ちされました。

悪質業者が増えているのは確かですが、

細かく中身をみて規制しなければいい介護を
している施設に悪影響を与えかねません」

【質問3】
宅老所の運営にも影響が及んでいます

「宅老所は目の前で困っている人のニーズに応え
たいと、若い世代が各地で相次ぎ起業しました。

彼らがかかわるほどに、

支援内容が制度で制限される今の枠組みや価値観
に疑問を感じるようになっています。

その姿が行政には危険分子と映るのかもしれません」

【質問4】
宅老所の魅力は

「医療と違い、介護の相手は生活者です。

施設に入り、リフト式で寝たままの状態で
入浴し、

おむつをしてトイレにも行けないでいると、

人としての誇りは失われます。

一夜で認知症になった人もたくさんいます。

宅老所は民家をそのまま使うことが多く、

お風呂は家庭のものと同じ。

食事も地域のスーパーで食材を買って口に合う
ものを作ります。

排泄もつたい歩きしながらでも、

普通のトイレに行く。

以前まで当たり前だった生活がもう一度できる
ように支えることは決して難しくはありません」

【質問その5】
介護現場の人手不足が叫ばれます

「深刻な問題ですが、介護職を志す人には、

今がチャンスでもあります。

どこでも大歓迎され、

嫌な職場なら我慢する必要はない。

素晴らしい介護をしていると思う施設ほど
人手不足とは縁がありません。

私は介護くらい面白い仕事は日本には他に
残っていないのでは、

とも思っています」

【質問その6】
介護の仕事の魅力とは

「介護の仕事は

“3K”

の、きつい、汚い、給料が安いと言われます。

でも、この世界には工夫、健康、感動の別の

“3K”

があります。

マニュアルが通用せず、自分で創意工夫をし、
心身を同時に使う労働で、健康的な仕事でもある。

“もう生きていても仕方ない”

と思っていたお年寄りが、かかわるうちに

“もう一度生きていこう”

と目を輝かせる、

これほどの感動はありません」(上田学)

※引用元サイト

http://digital.asahi.com/articles/ASHDH2HP1HDHUBQU002.html?rm=547

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“素晴らしい介護をしていると思う施設ほど
人手不足とは縁がありません”

これ、私も全くもって、同感です。

“人で困っている”

事業所が圧倒的大多数を占める中、

“あまり大きな声では言えませんが、実はうち、
人で困ったことはありません”

という事業者は、人知れず存在しています。
(ただ、そういう発言をしないだけです)

また、全国行脚の肌感覚として、

一方では、

“素晴らしい介護を提供しているのに、

そのことを適切に伝える事が出来て
おらず、

人手不足や利用者獲得に悩みを抱えて
いる”

という現状がある、

とも思っています。
(むしろこっちの方が多いかも)

最近のセミナーでも言及する事が
ありますが、

如何に皆様の

“介護”

を見える化させることが出来るか。

それにより、皆様を取り巻く環境は、

大きく変わるものと思います。

今、我々も、その部分をサポートすべく、

新商品の開発に取り組んでいます。

年明け、2月ごろのリリースになるかと
思いますが、

完成次第、

いつも読んでいただいているメルマガ読者の
皆様に、

真っ先にご報告しますので、

是非、楽しみにお待ち下さいませ。

厳しいことも多々起こるかもしれませんが、

“志”

を胸に、このメルマガのタイトル通り、

“SHINKA(真価)”

を伝達できるよう、自社を、

そして、自らを

“SHINKA(進化)”

させてまいりましょう!

我々も全力でサポートさせていただきます。

頑張りましょうね!

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、松山市内でセミナー。

終了後、東京へ戻ります。

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。