おはようございます、
(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。
昨日、ネットニュースを斜め読みしていた
時に、
“とても大きな課題だな”
と感じる内容に出会いました。
是非、皆様にも問題意識を共有致したく、
本日のメルマガでご紹介させていただき
たいと思います。
“介護者支える「ケアラーズカフェ」
常設維持、熱意が頼り”
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介護者を支援する常設の
“ケアラーズカフェ”
が経営難に直面している。
介護の悩みをいつでも相談できる場所として
頼りにされているが、運営関係者は
「熱意だけでは支えきれない」
と、行政などからの支援を求める。
(諏訪慧)十月中旬、
愛知県春日井市のケアラーズカフェ
“てとりんハウス”
に常連の男性(70)が顔を出した。
「あら、奥さんの様子はいかがですか」
常勤職員の一人、
岩月万季代さん(48)がすかさず尋ねると、
男性は笑顔で応じた。
「おかげさまで元気にデイサービスに
通ってるよ」男性は四年前から、
くも膜下出血の後遺症で、左半身不随の妻(65)
を介護する。食事は男性がスプーンで食べさせるが、
食べるのを嫌がるので
「腹が立って、たたいてしまうことも」。
そのたびに
「なぜ優しくできないのか」
と自己嫌悪に陥った。
てとりんハウスに通うようになって他の客と
話すと、暴力を振るってしまうのは自分だけではないと
知った。「どれだけ心が休まったことか」。
精神的に余裕ができた今、
手を上げることはなくなった。
てとりんハウスは、NPO法人てとりんが
昨年六月に立ち上げた。週に一日程度しか開いていないケアラーズ
カフェが多い中で、「行きたいときに開いていなければ意味がない」
と、月曜と第三土曜を除いて毎日営業。
両親の介護を経験した元看護師の岩月さんら
が相談に乗っている。当初、一日に数人だった利用者は五十人ほどに
増加。手づくりランチ目当ての一般客も目立つように
なり、地域に根付きつつあるものの、
経営は厳しい。
一カ月の利益は十五万円弱。
岩月さんら二人の収入になるが、
未明まで働くことが多いことを考えれば、
賃金としてはわずか。
調理などはボランティアに支えられている。
家賃は所有者の厚意で無料だが、
来年四月からは月十万円の支出が増える。
「自腹を切って続けるつもりだが、
いつまで続けられるか…。行政からの何らかの支援があれば」
と岩月さんは話す。
一方、
自治体からの補助を得ているカフェもある。
二月にオープンした東京都八王子市の
“わたぼうし”
だ。
介護者の利便性を考慮して、
八王子駅前の便利な立地を選んだが、
家賃は月二十万円。
カフェを運営する一般財団法人「八王子福祉会」の
小林義之さん(50)は「三年間は市の補助金が受けられ、
何とか運営できている。
でも補助金がなくなる二〇一七年度以降は
どうなるのか…」と不安げだ。
暗い顔で訪れた人が、
穏やかな表情で帰宅していくのが熱意を
支えている。常設のケアラーズカフェは全国に約二十カ所。
自治体による支援は珍しく、
多くが設置者の経営努力で成り立っている。
日本福祉大の湯原悦子准教授(社会福祉学)は
「国は認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)
で介護者支援を掲げているが、ほとんど進展がない。
ケアラーズカフェは貴重な存在で、
公的に支える必要がある」
と話す。
日本では家族による介護は当たり前という
意識が強く、介護する人を社会で支えるという認識に乏しい
いう。「介護者も支援対象という認識を、行政も
私たちも持たなければならない」と訴える。
※引用元サイト
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201512/CK2015120202000212.html
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私の両親はまだ両方とも要介護状態には至って
いませんが、
そう遠くはないであろう将来を想像すると、
とても他人事とは思えない気持になります。
ちょっとうまく表現が出来ないのですが、
こういう取り組みにこそ補助や助成を
つけるべきだよな、
という想いと、一方では、
継続性、という意味において、
自主・自立の運営が出来る道を何とか
見出すべき(したい)、
という気持が、私自身、交錯しています。
問題意識の共有と共に、
私も今までの知識を真剣に考えてみますので、
皆様も、自主・自立の道筋として、
何かいいアイデが浮かびましたら、
是非、ご教示下さいませ。
同時に、家族支援について、
効果的な取り組みを行っている、
或いは、知っている、
という方は、是非、情報をいただければ
嬉しく思います。
ご家族のストレスを少しでも軽減する
ことで、
目を覆いたくなるような、
耳を塞ぎたくなるような、
悲しい事件を1件でも減らしていきたい
ものですね。
以上、何かのお役にたてれば幸いです。
今日は、福岡某所にて、
とある社会福祉法人様の個別支援に入ります。
“100年続く法人”
を目標に、
皆の知恵を結集させながら、
事業戦略を練り上げていきます。
皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?
では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!
今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。