[ケアビジネスSHINKA論 Vol.617]

面白い製品が開発されるようです。

おはようございます、

(株)ケアビジネスパートナーズ 代表の
原田匡です。

最近、行政関連のニュースが続いていたので、

今日はちょっと視点を変えて、

新たなイノベーション機材開発に関する記事を
ご紹介させていただきたいと思います。

東洋経済オンラインからの引用で、

介護市場では、

2018年度より販売開始を行う予定だそうです。

“大和ハウスが「全自動折り畳み機」に描く夢

~無名のベンチャーに2000万円を投じたワケ~”

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「人生に新たな時間を創出する」――。

世界初となる全自動洗濯物折り畳み機

“ランドロイド”

を開発した、

セブンドリーマーズの阪根信一社長は
高らかに宣言した。

セブンドリーマーズによると、

人が一生のうち洗濯に費やす時間は
1万8000時間。

そのうち9000時間は洗濯物を畳み、

仕分けし、

仕舞うために使うという。

9000時間は375日。

つまり、一生のうち実に1年以上を、

洗濯物を畳むという行為に費やして
いるというのだ。

「375日は大きいなぁ。それが節約できる
んだよ」。

セブンドリーマーズのシリーズAの資金調達に
2000万円を出資した、

大和ハウス工業の樋口武男会長は感慨深げだ。

衣類乾燥機が普及した結果、

洗濯作業の中で

「畳んで仕舞う」

という行為が残った。

ランドロイドは、

Tシャツなどのシャツ類、パンツ類、スカート、
タオルなど4種を識別し、

全自動で折り畳む。

オプションで畳み方の好みまで把握し、

好きな形に折り畳むこともできるようにした。

セブンドリーマーズは、

洗濯物を折り畳むというプロセスを

“つかむ”

“広げる”

“認識する”

“折り畳む”

“仕分け・収納する”

という5つのプロセスに分けて分析。

画像解析とロボティクス技術を融合
することで解決した。

洗濯物をつまむアームも30種類以上を
作成するなど、

約10年の歳月をかけて試作機の開発まで
こぎ着けた。

現在は1枚のTシャツを畳むのに3分40秒
かかる。

試作機は一度に最大40枚(4.5キログラム)
の洗濯物を畳むことができるが、

これだと単純計算で2時間半以上かかる。

「夜寝る前に放り込んで朝に仕分けが
できていると、とらえてもらいたい」
(セブンドリーマーズ広報)。

ただ、これも改良を続けることで時間は短縮
されるはずだ。

実際、全自動洗濯機も、

2000年の発売当初に比べると、

改良を重ねたことで洗濯時間はほぼ半減した。

今後は2017年に一般家庭向けの折り畳み・仕分け
に特化した専用機を発売、

2018年には介護福祉施設・病院向けの業務用を投入
する予定。

2019年には洗濯から乾燥、折り畳み、分配まで備えた

“オールインワン”タイプ、

2020年には

“ホームビルトイン”

タイプをスマートハウスにオプションと
して装備する計画だ。

同タイプでは、

家の中に装備されたランドロイドに汚れた衣類を
放り込むだけで、

きれいに洗い上げた洗濯物を家族ごとに仕分け、

それぞれの部屋のタンスの中にしまい込むまでを
行うという。

2020年に投入予定の

“ホームビルトイン”

タイプでは、

大和ハウスとセブンドリーマーズはがっちり
タッグを組むことになる。

だが、自身も有料老人ホームや介護付き老人ホームを
経営する大和ハウスがまず期待しているのは、

介護福祉施設向けの専用機だ。

介護施設はまだまだ不足しており、

今後も需要は高水準が続く見込みだ。

一方で、人手不足という供給制約にもぶち当たって
いる。

そして、介護事業に働き手が集まりにくい原因の
1つが長時間労働にある。

たとえば、洗濯にまつわる作業がそうだ。

入所者の衣類やタオルなどは、

入所者が必要とするときに都度、

戻すことが求められる。

このため、外部の洗濯業者に出すことは難しい。

結果的に、介護ヘルパーは仕事がすべて終了した
後や日中の空き時間を見つけ、

膨大な量の洗濯物を畳み、

仕分け、

利用者に届ける作業を繰り返している。

仮にこれらの作業から解放されたらどうだろう。

本来の仕事である介護に割く時間が増えるのは
もちろん、

個人個人の自由な時間を取り戻すこともできる。

「最初は価格の問題もあるので、

一般家庭より先に有料老人ホームや介護施設での
普及が早いかもしれない」(樋口会長)。

介護福祉機器に認定されれば、

介護労働環境向上奨励金が支給される。

認定までの道は相当険しいが、

仮に認定を受けることができれば、

購入金額の2分の1(上限300万円)が支給され、

普及に弾みがつく。

とはいえ、本格的な普及のためには、

量産を行い、

価格を下げることが必要だ。

また、新規参入による市場の活性化、

省エネ技術の装備などランドロイドそのものの
洗練も不可欠となる。

家庭向けに衣類乾燥機が販売されたのは
1969年。

省エネ技術の取り込みによって普及速度が
上がったが、

発売開始から40年以上経った2015年3月時点
でも、

普及率は6割弱にすぎない。
(内閣府「消費動向調査」)

人類が初めて手にする機械が、

あまねく広がるには時間が相当かかりそうだ。

※引用元サイト

http://toyokeizai.net/articles/-/88128

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どこまで現場のニーズにマッチしているかは
分かりませんが^^、

なかなか面白い取り組みですよね。

過去のメルマガの中でも、

幾度か取り上げてきたテーマですが、

やはり、介護市場にイノベーションの風を
吹かせる事が出来るかどうかは、

“介護市場×異業種”

がぶつかり合う

“場”

“機会”

をどれだけ沢山創出出来るか、

だと思います。

異業種企業側は介護業界の現場の声を
拾い集め、

製品・サービスに反映する事に力を注ぎ、

介護事業者側は、

自分達の現場の課題や悩みを理解してもらえる
ように努力すると共に、

テストマーケティングにも積極的に協力する。

人財確保が難しい、

或いは生産性向上が叫ばれている介護業界
ですが、

業界全体として、もっとそのような

“場”

“機会”

を意識的につくっていく必要があるのかも
しれませんね。

以上、何かのお役にたてれば幸いです。

今日は、午前中は、都心にて、

介護特化税理士の先生向けの研修。

その後、私が顧問を務めている介護特化税理士の
グループ

“C-MAS”

の全国大会です。

私は本日、総合司会という大役を務めます。

猪瀬直樹さんや町亞聖さん、

というビッグネームの方がご登壇されます
ので、

失礼のないようにすることは勿論、

頑張って盛り上げていきたいと思います^^

皆さんは今日、どんな1日を過ごされる
のでしょうか?

では、今日も互いに頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとう
ございました。