[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2950]

経営として、“誤った現場主義”に陥らないために。

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

厚生労働省は3月25日(火)、

「外国人介護人材定着セミナー」

を自治体・事業者向けに開催するようですね。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.nttdata-strategy.com/newsrelease/event/250221/

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■経営として、“誤った現場主義”に陥らないために。
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●日々の業務の中で色々想うところがあり、“現場力”についてあらためて思考を整理した
いな、との思いのもと読み返した、「現場力を鍛える~「強い現場」をつくる7つの条件
~(東洋経済新報社・遠藤功氏著)」という本。

●私の感覚が“当たり”だったのか^^、示唆深く、自らの日々の業務にも直ぐに活かせそ
うな内容を幾つも見つけることが出来ています。

●先週からの続きとなりますが、今日からは是非、“誤った現場主義”のくだりを共有させ
ていただきたく、是非、ご確認下さいませ(本からの抜粋が連続5回目となり、中々のし
つこさですが^^、でも、大切な内容だと思いますので是非、お付き合い下さいませ^^)。

●最近、「現場主義者」を標榜する経営トップや役員とよく出会う。長い間低迷が続き、
閉塞感が蔓延する経営環境の中で、現場に根ざした経営を取り戻そうとする気持ちはよく
分かる。しかし、その実情をよく聞いてみると、形式主義的で薄っぺらな「現場主義」で
あることが多い。

●ある大企業の役員会に出席した際、副社長のひとりが「私はかねてから現場主義経営を
心掛けている」と言うので、「具体的に何をしているのですか」と尋ねた。彼の答えは次
のようなものだった。

●「毎週各地の工場を回り、経営方針の説明をしたり、意見交換をする。もちろん製造現
場も巡回し、現場の状況を把握している。時間があれば、夜は工場の仲間たちと一献交わ
し、より本音の議論をしている」・・・・

●たしかに現場には行っている。現場の幹部達とコミュニケーションを持とうともしてい
る。一見正しいことをしているように見える。しかし、これが本当の「現場主義」なのだ
ろうか。後日、この企業のある工場を訪問した際、工場の幹部たちにこの副社長の「現場
主義」について尋ねてみると、こういう答えが返ってきた。

●「あれは一種の定期的なセレモニーですから。来られるときは報告用の資料をまとめた
り、事務所や現場の掃除を徹底させたり、結構準備が大変です」たしかに副社長の現場巡
回は工場の掃除を徹底させるという意味では役に立っているらしい。しかし、これか今多
くの企業が必要としている「現場主義経営」ではない・・・・

●・・・・さて、上記内容、皆様はどのようにお感じになられましたでしょうか?明日は上記
に続く内容をご紹介させていただきたいと思います。少しでも心に引っ掛かりを感じてい
ただけた方は一度、時間を取り、皆様なりに思考を進めてみて下さいませ^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、東京都内にて、

デスクワーク&5件のオンラインミーティングです。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。