[ケアビジネスSHINKA論 Vol.2836]

Win-Winの関係のつくり方~とあるエピソード~(3)

おはようございます、

ケアビジネスパートナーズの原田です。

29日に始まった、

“障害者に対する偏見や差別のない共生社会の実現に向けた対策推進本部”。

岸田氏首相自ら

「優生思想と障害者に対する偏見・差別の根絶を目指す」

「(その実現に向けて)教育・啓発などを含め、取り組みを
強化していかなければならない」

と発言されたこの会議、

我々としても注視が必要かと思います。

関心をお持ちの皆様は、下記をご確認下さいませ。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouseishakai/index.html

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では、本日のメルマガに入らせていただきます。

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■■Win-Winの関係のつくり方~とあるエピソード~(3)
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●とある大企業に経営企画・業務改革担当としてヘッドハンティングされ、購買責任者と
しての任務を全うすることになった、ある幹部(A氏)のエピソード。思いも寄らない年
配経営者の言葉に動揺したA氏はその後、何を語ったのか?

●今日は、昨日の続きとしてその(3)を共有させていただきたいと思います。是非、ご
一読下さいませ(つながりを思い出していただきたいので少しだけ昨日の文章も含みます)。

●そんな、思いも寄らない経営者の言葉に、A氏は用意していた言葉を口にすることが出
来ず、かろうじて微笑みながら、心を落ち着かせるためにもう一度、会議室を見回しまし
た。そしてその時、初めてA氏は気付きました。

●そこに集まっている人たち全員が恐らく、同じような経験をしているであろうことに。
同時に、自分の決断が極めて利己的なものであり、50年間続いていた家業と家族の幸せを
潰そうとしているものであることに。

●しかし、A氏には会社から課せられた使命があります。彼は一瞬目を瞑り、自分の心に
正直に向き合い、その後、ゆっくりと、話を始めました。

●「聞いて下さい。私は今、ある問題を抱えています。あなたがた運送会社のリストが40
ページにも及んでいるのです。私にはこれだけの会社を管理し続ける事は出来ませんし、
運営も非効率で、我が購買部門は10年連続で赤字に陥っています」

●「最も論理的かつ合理的な対処方法は、皆さん全員との契約を打ち切り、大手企業に集
約させることです。正直なところ、私は本日、その話を皆さんに伝えようと思っていまし
た。しかし、今の私は、そんなことをしたくない、と思っています。

●お願いです。私たち全員に利益となる解決策を一緒に考えていただきたい」一瞬場の空
気が張り詰め、しばらく沈黙が続いた後、1人の経営者が発言しました。

●「私たち2、3人ずつで事業を提携しましょうか?そうすれば私たちも事業規模を拡大で
き、単独で行うよりも売上を増やすことが出来るかもしれない。また、そうすれば、御社
にとっても管理コストが2分の1~3分の1になる。私たちが会社を守るためにそうすれば、
私たちに仕事を与え続けることを考えてくれますか?」

●「勿論です。そうしていただけるのなら、本当に助かる」A氏は応えました。すると、
その話を聞いていたある経営者が、更に口を開きました。

●「2~3人ではなく、10人規模ぐらいで提携してみては?その方がタイヤを購入する時
に大口購入割引を受けられるし、ガソリンも今までより安く購入できるかもしれない。誰
かが仕事で手いっぱいになった時に、力を貸して事業を支えることも出来るでしょう」

●先ほどとは打って変わって、会議室はにわかに盛り上がり始めました。それから話はと
んとん拍子に進み、遂にはトラック全台を合わせ、タイヤの大口割引を受けられる会社を
つくろう、という話までまとまり始めています。

●そんな時、刻一刻と自分の仕事がやり易くなっていく光景を見ていたA氏の頭に、ある
アイデアが浮かびました・・・・

●・・・・さて、今日も一旦、こちらで終えさせていただきます。思いも寄らないアイデアが
生まれ始めた場にいながら、A氏はどのようなアイデアを思いついたのか?宜しければ是
非、皆様なりに想像してみて下さいませ^^

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以上、何かのお役に立てれば幸いです。

今日は、朝一番の飛行機で秋田へ移動し、

午前中に“国際教養”を身につける教育を実施されている、

とある大学の学長と面談・打合せ。
(何と全授業が英語だそうです^^)

午後は秋田県南部へ移動し、

県南地区のクライアントと打合せを兼ねた会食です。

皆様は本日、どのような1日をお過ごしになられるのでしょうか?

では、互いに充実した1日となるよう、今日も共に頑張ってまいりましょう!

今朝もお付き合いいただき、ありがとうございました。